イスラエルのカナ空爆で子供37人を含む少なくとも57人の市民が犠牲になったとの事です。ケガをしたり、家を失った市民はその何倍もいるのではないでしょうか。
http://www.asahi.com/international/update/0730/009.html
即時停戦を躊躇している間に多くの市民が犠牲になっています。憎しみは増すばかりで、イスラエルの思惑とは逆により危険な状況が創り出されています。それは、イスラエルにとっても悲劇としか言いようがありません。今まで、米国の反対で手をこまねいていた国際社会の責任も重大であると考えます。
何度も言うように、武力の行使による紛争解決は不可能なだけでなく、事態をより悪化させます。今こそ平和国家日本が、紛争当事者が冷静で公正な議論を推し進め、即時停戦の為の調停工作を図るべきです。それが、ODAで札びらを切るよりも、遥かに有効な国際的信頼獲得の力となるでしょう。
山口実