私にとって、イスラエルは生まれて初めて住んだ国であり、米国と同じく第二の故郷と思われるところですが、最近のパレスチナやレバノンへの攻撃は常軌を逸しているとしか思えません。
昨日は、イスラエル軍が国連レバノン暫定駐留軍の施設を少なくとも14回空爆し、4人を死亡させたということです。イスラエル外務省の報道官は、「国連の要員を標的にしていない」と言っているようですが、攻撃の回数の多さを考えれば、「誤爆」という言い訳も通らないでしょう。
http://www.asahi.com/international/update/0726/005.html
近年イラク、アフガニスタン空爆が頻繁行われ、誤爆と言う言い訳の下で、多くの市民が死傷し、住居を破壊されています。ここに来て、パレスチナ・レバノンでも同様の空爆が行われ、多くの市民が傷つき死に、苦しんでいます。「ピンポイント攻撃」とは言うものの、実際は非常に悲惨なものです。
武力による解決が紛争を更に激化させている事は明らかですから、国際社会が真剣に他の解決策を考えるべきで、日本はそのリーダーシップを握り、積極的に和平工作に関与すべきだと考えます。
山口実