昨日のニュース23の多事争論で筑紫哲也さんが「普段の付き合いの大切さ」を説いておられました。正にその通りだと考えます。

 北朝鮮のミサイル発射問題に関わる国連安保理への制裁決議案提出しながら、可決のkeyとなる中国との直接対話が出来ない状態は異常としか考えられません。このような重要な時期に、G8サミットの場でも日中首脳会談が行えないのは、「何をかいわんや」です。

 この状態を「中国が勝手に拒否している」と断ずる日本政府首脳の対応も、バランスを欠いたものと言わざるを得ません。

 一方で、ガザ地区やレバノンへの空爆を続けるイスラエルを訪問中の小泉首相は、「日本が協力して進める『平和と繁栄の回廊』構想を提案した。」と聞きます。提案自体を否定する気持ちは全くありませんが、これも日頃の付き合いと日本独自の平和外交の構築(米国追従ではない)により可能となるものだと言うことを認識しなければなりません。

 今、市民の間で平和省構想が議論されています。私も、これに賛同します。平和憲法を育んできた日本には、「防衛省」ではなく平和省を創設し、武力を用いぬ国際平和の確立の為に人智を尽くすことが肝要だと考えます。それが、結局近隣諸国の尊敬と支持に繋がり、日本の国防を容易にします。

http://blog.mag2.com/m/log/0000172015/106544698

http://globalpeace.jp/jump/index.html

山口実