地方の時代と言われて久しいが、地方自治体の長がしっかりしなければ、それこそ「痴呆の時代」なってしまう。沖縄県しかり、福岡県しかり。福岡市に至っては、全くの裸の王様。
オリンピック招致のための視察に、福岡市長が北京を訪問しているらしいが、日頃緊密にコンタクトしてない相手に急に助けを求めても上手く行くはずもない。昨日訪れたジャズクラブのオーナーの話では、「中国の観光客の誘致の為に、中国の旅行業界関係者を大勢呼んだが、訪れた場所に中国語の標示が全くなく、訪れた人々が怒って帰った。」と言う。福岡市の姉妹都市の広州市でさえ、市職員が年に一回訪れるだけ(これは中国の政府関係者から直接聞いた)とのこと、アジアの玄関口には程遠い。
何れにしても中央と闘うのは、市民保護の為にやって欲しい。刹那的なお祭りの為に、莫大な借金の上に更に借金を上塗りするような事は止めてほしい。最近出会う福岡市民の誰に聞いても、オリンピックに招致に賛成の人などいない。「痴呆」か「乱心」か、どちらにしても、市民を巻き込まないで頂きたい。
山口実