恐れていた通り、沖縄普天間基地の辺野古沖移設は沖縄の人々に充分説明のないまま曖昧決着してしまった。稲嶺知事は「安全保障は国の専管事項だ」と言っているようだが、国民あっての国であり、民主主義国家であることを再認識する必要があると考える。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060512k0000m010102000c.html
政府は 見返りとして沖縄振興策を唱えているが、私には米軍や自衛隊の基地を再編・強化することが沖縄の地域振興に繋がるとはどうしても思えない。現政権が血税を使って切った札びらは、それに群がる限られた人々の懐を潤すだけになるのではなかろうか。杞憂であれば良いのだがーーー。
米軍再編の問題は、日本でも韓国でも大きな影を落としている。そして、どちらの政府も国民に対して曖昧な形で事を推進し、結局国民にツケを廻している。百歩譲っても、政府から国民の納得できる説明はあってしかるべきだと思う。
山口実
P.S. "Civilian Control"と言う言葉があるが、文民のSelf Controlの効かない、あまりのタカ派的な言動に、多くの自衛隊員が内心驚き、心配しているのではなかろうか。