「外務省の谷内正太郎事務次官は22日、韓国の柳明桓(ユミョンファン)外交通商第一次官とソウル市内のホテルで会談し、竹島(韓国名・独島)周辺海域の海洋調査計画をめぐり、日本が今回予定していた海洋調査を中止、韓国は海底地形に関する6月の国際会議に竹島周辺の独自名称の提案を見送ることで合意した。また2000年から中断している、日韓の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定に向けた協議を5月にも局長級で再開することで一致した。」【ソウル22日共同】

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20060422/fls_____detail__060.shtml

 この時期に海洋調査を行おうとした真意がまだ読めないが、一安心と言うところでしょう。拉致問題を含めた北朝鮮問題をドラスティックに解決するためには、中韓の協力が不可欠です。両国とは同じテーブルについて、言いたいことを言いあって、合意点に到達できる関係を構築することが重要です。中国も韓国も動かすことの出来ない隣国であり、経済的にも重要なパートナーであるからです。相手を良く理解せず、一方的な偏見で、差別する島国的な姿勢は厳に慎むべきです。

山口実