今私たち日本人に一番足りないのは、自信と誇りだと思います。バブルがはじけて失ったもの作りへの自信や民族としての誇りです。この自信や誇りがないから、対立する相手を作って、如何にも自信があるかのように振舞っています。米国も同様です。では、どうやって自信や誇りを取り戻すのか。それは、相手に優越感を持ったり、劣等感を持ったりすることではなく、自分を知ることです。自分の歴史や文化を正しく認識することで、この自信や誇りが回復できると思います。
そして、自信や誇りが回復すれば、相手の自信や誇りをrespectすることが出来ます。それが、成熟した国の人間がやるべきことだと考えます。徒らに、対立を煽るやり方は、破壊以外何も生みません。
このところ結構難しい問題を取り上げてきましたが、このブログを読む皆さんには出来るだけ複眼的な知識や考え方を持って頂きたいと考えます。言葉を変えると、出来るだけ多くのポケットや引き出しを持つことが、自信や誇りに繋がります。狭量で近視眼的な知識や考え方は捨て去るべきだと思います。
それが、私たちが進むべき国際的融和と言う道に繋がると思います。
山口実
P.S.どうして上のようなことを書き込んだのかと言うと、最近の日本は政府やマスメディアを含めて、極めて狭量な「民族主義」「孤立主義」に陥る傾向にあり、私たち国民がそれに乗せられていると危惧するからです。(昨日トラックバック頂いたブログの書き込みを呼んでも、良くわかります。)
対立が破壊しか生まないことは、アフガンやイスラエルやイラクの現状を見ればよく分かることです。イランの問題や日中韓の問題は対立を煽るのではなくて、融和を図る方法で解決の糸口を見つけるべきだと思います。対立で、利益を享受するのは私たち国民であることは明らかなのですから。