
やはり地震は起こること前提にしてその対策を立てなければなりません。津波の警報システムしかり、植林しかり。ただ、やはり自然の脅威から身を守るためには、やはりより自然なしなやかさが大切だと考えます。全ての建造物を破壊する大津波の中、超然と耐え続けた椰子の木のような。
警報システムの構築や地震保険の付保は当然必要なのですが、災害が起きたときに自然に助け合えるコミュニティーの構築、しっかり根の生えた木々の育成、それと一番大切なのは災害に対する自立心と覚悟(つまり、苦難対応する自分自身のしなやかさ)です。重心の高いものは倒れる、しなやかさに欠ける物は壊れる。自然の法則を考えた防災対策が肝要です。(うちは賢い女房のお陰で、背の高いものが少なかったので、被害が最小。また、キャスター付きの家具や木のストッパーをつけたピアノやベッドも壊れませんでした。)
皆さんの地域で天変地異が起こらないことを心から祈っておりますが、天変地異を自分の問題として受け止め、よりFlexibleな対応策とり、心の準備をしておくことをお勧めします。 山口実