一昨日NINDJA(http://www.nindja.com)代表の佐伯さんの報告会に出席しましたので、感想を簡単に述べます。
1)まず、危険な中被災民の有効な支援を地道に1ヶ月間遂行された、佐伯さんと現地のNINDJAの活動に心からの敬意を表します。現地のネットワークに根ざした活動は、潤沢な資金を持った政府や大きな組織の活動に優るとも劣らず貴重であると勇気付けられました。
2)このような大災害の後でも、アチェの被災者達を弾圧するインドネシア国軍のやり方に改めて憤りを感じると共に、日本政府のインドネシア津波被災者支援、ODA支援に就いては、その使途の審査・明確化・注視・結果の公開が不可欠であると考えました。
3)被害の凄まじさを再認識すると共に、被災者の自立を助けるNINDJAの活動に感銘を受けました。特に漁民への網の支援は、長期的に見ても大変有効であると共感しました。私達のNGOでも合田東京代表が日本の漁業関係者と強い絆を持っているので、被災児支援の一方で漁具の支援活動の検討を進めています。
4)砂漠化の進んだ現地で生活して、のどを痛められた佐伯さんが健康を早く回復されることをお祈りします。一方で、塩害を受けた現地の緑化に、干拓地開発等からの日本の農業技術のKNOW-HOWの活用が十分役立つと考えますので、これは日本政府の有効な支援のターゲットの一つであると考えました。
5)余談ですが、佐伯さんが「今回は地元政府からの活動に対する推薦状が大変有効に働いた。」と説明されていましたが、「黄門の印籠」に助けられた経験の多い私にはとても良く理解できました。まあ、津波被災者支援に関しては、官も民も、右も左も、上も下も、考える必要がないので、活用出来る者は活用するということで良いと考えます。
6)最後に、「少額でも、多くの支援が出来た。」と言われた佐伯さんの自信と満足感に溢れた表情に、私も元気付けられました。本当にお疲れ様でした、今後助け合う場面のあると考えます。お互いに頑張りたいと考えます。