既に発生から一ヶ月半が経ち、募金活動は出遅れの感は否定できないところですが、やはり私達の支援を正しく受け止め具体的に実行し、子供達を見守って行く現地ネットワーク(或いはコミュニティー)の存在が不可欠で、その点で私達も有効に活動が出来るのではないかと考えています。また、アチェの華僑系インドネシア人への政府の支援は遅れる傾向にありますし、コロンボから遠い東部も支援されにくい地域ですから、余計にそのようなネットワークが必要とされます。
  
 本件はビジネスと違いますので、個々の人々が自分達に出来る支援をやれば良いと考えます(現地で会った世界各国の人々にもそう訴えました)が、外国から来る人々の人件費や旅費でコストが上がるというのも問題ですから、出来るだけ現地の人々に任せることが肝要だと考えます。その意味でもしっかりした現地ネットワークを持つ私達の活動は十分意義があると考えています。

 学校や寮(住居)が建ち、それを目で確かめることが出来るのは、大きな組織に寄付をして、何処に使われたか分からないよりも、支援を身近に感じられ、
被災したの子供達と喜びを共有出来ると考えます。

 募金へのご支援を重ねてお願い申し上げます。

                       九州事務局代表 山口実

P.S. 募金活動をしていると結構嫌な事もあるのですが、大災害で被災し、親や兄弟を失っても健気に頑張っている子供達の顔が目に浮かぶので、めげずにベストを尽くす考えです。