メルセデス・ベンツ Rクラス

2×3列のシート配置を特徴とする、新しいタイプのラグジュアリーミニバン。2列目の独立したシート、3列目でも大人が寛げるゆとりをもたせるなど荷室より居住性を重視した作り。だが、シートを畳めばかなりのカーゴスペースが広がるためワゴンとしてはもちろん、4WDのMクラスと共通の足回りなのでRV的にも使える。3.5リッターV6の「R350 4マチック」と5リッターV8の「R500 4マチック」がある。

メルセデス・ベンツ Mクラス

アメリカ向けに開発されたSUVがMクラスであり、生産もアメリカで行われている。本格的オフローダーの走破性と乗用車並みのオンロード性能のほか、メルセデスならではのインテリアや乗り心地を併せ持っている。2代目となって一回り大きくなり、ダイレクトセレクトと呼ばれるステアリングから手から離さずに操作できるAT（7速）を採用した。フルタイム4WDの足回りに3.5リッターV6を組み合わせた「ML350」と5リッターV8の「ML500」がある。

メルセデス・ベンツ ビアノ

Vで始まる名前でうかがえるように、以前はVクラスと呼ばれていたモデルの後継車。FFからFRに変えて、全長4755mm、全幅1910ミリの大柄なボディを最小回転半径5.4mに収めるとともに、素直なハンドリングをもたらした。2＋2＋3のシート配置で、2列目は独立し、3列目も3人分の背もたれが用意されるなど、高い居住性を誇る。全車3.2リッターのV6で、グレードは「トレンド」、「アンビエンテ」、その全長を5mに延長した「アンビエントロング」がある。