朝、子どもがなかなか動かないとき、
「早くして」
「もう時間ないよ」と、
言葉がつい強くなってしまいませんか?
子どもを責めてるけど、
本当は、焦っているのはママのほうだったりするんですよね。
子どものために準備の方法を身に着けて欲しいとか
将来のために、自立してほしいとかではなく、
「今、この面倒な状況をなんとかしたい」
という自分の本音から出る言葉。
子どもを想って伝えることと、
言葉で無理やり動かそうとすることは
似て非なるもの。
伝えるとは、
相手を変えるための行為ではなく、
自分の内側を整えて、相手にgiveできるものは何か
考えた結果として、自然に外へ流れ出るもの。
「ママなのに子どもになめられてる」
「子どもを動かせないママは失格」
そんな焦りや不安、他人からの評価への
恐れが混ざった言葉は、
どんな表現でも、
相手の心に届かない。
言葉の手前にある「意図」が、
すでに最終ゴールの「円滑な準備」を
さまたげるブロックになっているから。
だからこそ、言葉を選ぶ前に、心を整える。
「伝わらない」と感じるときほど、
「私がこのコミュニケーションで届けたいことはなにか」
一度、静かに自分の内側へ戻ることです。
自分の軸が整った人の言葉は、
説得しなくても伝わります。
響かせようとしなくても、
相手に自然にしみ込んでいきます。
【今日の問い】
「私は、相手を動かしたいのか。
それとも、相手のためを想って伝えたいのか。」



