実は8月から9月に掛け、

10年以上勤めた勤務先を辞め、

一応は同業他社に転職しました。

 

 

 

いくら綺麗事を言っても、

転職なんてものは、程度の差こそあれ、

今いる環境に不満があるから

行うという事がほとんどだと思います。

 

ですので、「前の職場には不満は

無かったけど転職した」などと

言うつもりはありません。

 

ただ、新しい職場に移れたのも、

前の職場での実績があればこその事。

 

箸にも棒にも掛からないような

存在だった自分が、他社で認められる

ようになったのは、紛れもなく

前の職場のお陰であり、いくら

感謝しても足りません。

 

 

 

一般的に、転職活動は大変な労力を

伴うものとされています。

 

現在の職場に所属しながら、

転職先を探し、履歴書や

職務経歴書を作成し、

休日や有給休暇を使い

面接に足を運ばなければならず、

しかも不採用が繰り返されたら、

何度も同じ事を行う必要がありと、

いくつもの障壁が存在します。

 

しかし私の場合、今回の転職活動を、

それほど重く考えていなかったのです。

 

友人にも良く、

「俺は『転職』よりも『転職活動』を

したかったのだ」

と話しているのですが、

転職をしたかったのは事実ですが、

転職活動をして、もしそれで転職先が

見つからなかったとしても、

それはそれで納得していたと

思います。

 

カッコつけた言い方をすれば、

自分の市場価値を知りたかったのです。

 

今の勤務先は、深く考えず、

転職サイトでエントリーしたら、

面接にいらしてくださいとの

返答があったのです。

 

上記の理由で、別に落ちても元々と

考えておりましたし、アラフィフの

おっさんが転職理由を取り繕っても

しょうがないと思い、面接では

割と本音の事を社長に話しました。

 

ところが、どういう訳なのか、

その場でほぼ採用が内定されて

しまいました。

 

エントリーした最初の会社で、

いきなりの採用です。

 

あまりにもあっさり決まりすぎて、

逆に悩みました。

 

10日前まで知らなかったような

会社に、10年以上勤めた会社を

辞めて飛び込んで良いものだろうか。

 

まあこれも何かの縁。

 

転職する意思を固めたのでした。

 

 

 

つづく真顔