本日、黒夢というバンドの解散ライブが行われました。
オリジナルメンバーは、ヴォーカルの清春と、ベースの人時です。
解散ライブと言っても、10年前に無期限活動停止を宣言し、
それ以来、今までも事実上解散状態にあったのですが、
10年経ってのけじめという事で、正式な解散ライブを行ったようです。
どういった内容だったのかは、行った方がブログなどでレポされるでしょうし、
明日のスポーツ新聞の芸能欄でも取り上げられると思います。
清春は、黒夢の活動停止後、SADSというバンドを結成しますが、
こちらも自然消滅に近い形で、事実上幕を閉じています。
音楽グループが解散する際や、メンバーが脱退する際は、
美辞麗句な理由が並びます。
「音楽的方向性の違い」「このバンドでの目的は果たした」
「より高いステージへ飛躍するため」…etc.
たとえ本当の理由が、「女性の取り合い」
「ギャラ配分で揉める」「売れないからリストラ」
などであっても、公式理由としては発表されません。
ネットでの情報やインタビュー記事を齧っただけなので、
あまり偉そうな事は書けませんが、清春は所属したバンドの終焉について、
そういうきれいごとではない部分に近いところまで、語っていると思います
(解散理由が上記のような事という意味ではありません、念のため)。
もちろん、それでも言えないような事も多々あったでしょうし、
清春以外のメンバーの言い分もあるでしょう。
最近、私が好きなバンドから、メンバーが脱退したのですが、
その理由は抽象的なもので、あまり納得は行きませんでした
しかし、アーティストというのは、ある意味夢を売る職業です。
リアルな理由を知ったら知ったで、ファンは失望してしまうのでしょう
私は、後期黒夢から初期SADSが、一時期ちょっと好きだったという程度で、
それほど深い思い入れはないのですが、以前勤めていた職場の取引先に、
黒夢好きの女の子がいて、その頃は黒夢は既に活動停止していましたが、
「いずれは再結成すると思いますよ」と語っていたのを思い出します。
その娘はどんな想いで今日を迎えているのでしょうか。
一日だけとは言え、再度の黒夢集結に喜んでいるのでしょうか。
正式に本日解散してしまう事に、悲しんでいるのでしょうか。
それとも、既に興味は消え失せてしまっているのでしょうか