統計によると、1964年の収穫高は約1万t だったが、12年後の1976年には7万5千t に拡大した。これはケール同様、原種に近いためと考えられている。しかし、1980年代以降に急増したブロッコリーに押されて作付け面積や出荷量は減少しつつある。カリフラワーに含まれるビタミンCの量はブロッコリーに比べ若干少ないが、加熱による損失に強く成分が失われにくいため、調理後の含有量は同程度となる。サラダの素材として生のまま食することも多い。これは、日本では外観が重視されるため、特に蕾の白味を強くするために葉をまとめて蕾を隠し、日射を遮る手間が掛かること、ひとつしか育たない頂花蕾を食用にすることから、ブロッコリーのように側枝の収穫をすることができず、面積あたりの収穫量が劣ることなども影響している。葉も食用となるが青っぽさと苦みが強い。味にはわずかな苦みを感じる人もいる。花蕾のさっくりとした歯ざわりが特徴。低炭水化物ダイエットを行っている人はジャガイモの代用として使用する場合がある。花頭の部分を食用にする。茹でるだけでなく、焼く、蒸す、揚げる、煮るといった調理も可能である。グラタンやポロネーズの素材としても人気が高い[2]。酢漬けにも向く。ラムフォリンクス