SUVの中でいち早くオンロード志向で仕立てたのが、5シリーズをベースにしたX5だ。中でも4.8iSは専用サスペンションや前後が異なるサイズでサマータイヤを履くなどオンロードに割り切ったモデル。X3とは外装や内装の質感が異なり、エンジンも直6の3リッターと4.4リッターV8、4.8リッターV8となり高級感を漂わせる。組み合わされるミッションは直6が5AT、V8が6速ATとなる。
ローバーグループの技術を吸収して作られたX5の弟分がX3。弟分といっても全幅はX5と大した違いはない。背の高いSUVでもその他のモデル同様スポーティな走りを楽しめるということで、BMWではSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と称している。オンロード志向のモデルで、前後の重量配分にこだわり、基本的にはFRで駆動し、必要に応じて前輪にもトルクを伝えるXドライブと呼ぶ4WDシステムを採用している。ミッションは5速AT、エンジンは直6の2.5リッターと3リッターが選べる。