#12−2 ②/合宿クリエイティブ審査(結果発表)
ナオキ・シュンスケ・タイキの脱落が決まってしまい、社長と脱落者3名を残して宿舎に戻るボーイズたちの姿に涙したよ。
自分は受かって嬉しいはずなのに誰1人、笑顔がないんだよね。
レオの涙が辛いね。
ザスト合宿から初めて脱落者が出た瞬間。
●ナオキについて
エゴイズムって言うのは、決してチームの中でもう少しもっと俺を目立たせてくれという方向のエゴイズムよりは、誰も何も言っていないのにステージ上で俺を見ろ!という声にならない感情がものすごく響いてくるような人。そういったことを言うと思う。
●シュンスケについて
頭のアカペラとかで存在感を証明しようとする行為は気持ちはとてもわかる。
しかし楽曲にとってなぜあそこでアカペラが存在するのか、例えば隣にそのメロディーと歌詞を作った人がいるのに自分がそこであえてアカペラを歌うことが楽曲にどういったメッセージをもたらすのか、見ている人に何を伝えたいのか、そういったクリエイティブの根幹と冒頭のアカペラは結びついていなかった。
●タイキについて
ソロではなくて、チームでものを作る時に、やはり周りが見えていなかった点はあったと思う。
ただラッパーとしてやっていく時に、もしくはアーティストとしてやっていく時に広い世界に広い社会にたくさん触れることが必要。
デビューするということは割と触れ合う人間が固まってくることでもある。同じスタッフ、同じメンバー、見えて来る景色も固まってくる。周囲から自分に向けられる目も固まってくる。少し早いと判断した。
もう少し学校に行く、友達と遊ぶ、恋愛をするのもいいと思うし、喧嘩をするのもいいと思う。もう少し、日常生活をたくさん膨らませて、いろいろな感情の振れ幅を実生活で増やしてほしい。20歳を超えた時に、元天才子役みたいな扱い方を絶対にしてほしくないし、そうなったら僕も傷ついてしまうので、しっかりと準備をして素晴らしいアーティストとして世の中に出る日が来るのを確信はしているのでまた楽曲を作りましょう。
この言葉から、日高社長は数日間の出来事や様子をちゃんと見ているなと思った。一緒にいる時間もそうでない時間も。。。
ここから読み解くなら、グループでやっていく上で、この曲の個々の部分は、自分よりここは君の方が・・・というような、自分を主張するのではなく、サビを譲るようにも見えたマナトとは対象的に見えたのかもしれないな。楽曲によって音楽性FIRSTの考え方ができることを重視したように思えました。三次審査で何度も言っていた Beautiful Now、その歌を君たちが歌うと説得力がある。この言葉から、作詞した本人の感情を活かせるか?誰がその部分を歌うと一番説得力があるか?とかも加味されていたのかな?と思う。
そして大気に関しては、少し違くて、やはり周りを見る、冷静に判断する。空気を読み取る。。。などは、大人になるにつれて身についていくものだと思うんだけど、やはり今年デビューのボーイズグループのオーディションだったことと、期待が大きい故に、将来を考えてたくさんの経験が、人の心に寄り添う詩がかけたり、心を後押ししてくれるような楽曲を作れるようになってもらいたいから、たくさんの経験をするべきという判断に至ったんだと思いました。
〜脱落した3人に日高社長が最後に渡した言葉💐〜
何はともあれ、本当にあれだけのクオリティーの30人、もっと言ったら応募してくれた人数は本当に多かったので、そこから合宿の15人にまで残っているということは、まず本当に日本の中でとても高いポテンシャルや才能を持っているということの証明であるのは間違いないので、それだけは忘れないでください。どういう形か分かりませんけれど次にお会いできるのを楽しみにしています。ここでお別れすることになってしまって本当に申し訳ないです。ありがとうございました。
深々と頭を下げ、オーディションに参加してくれた感謝を伝える社長が人間的にすごく好きです。相手がどんなに年下であっても、敬意を払い、ありがとうが言えたり、リスペクトの言葉をちゃんと伝えられる姿は、相手の人間の成長にも必ずプラスになります。こういうことってできるようで意外とできない事。
特に指導者と呼ばれるようなかた、人を育てる立場の方、日髙社長を見習って欲しい。
親としては、自分の子供をこういう方なら預けたいと率直に思えます。アーティストとして育成だけでなく、自分以外の人のことを考えられるようになるし、人として大事なことが必然的に学べてることがすごいと思います。