もう随分前になりますが、佐藤初女さんの講演会に行って来ました
初女さんの事は何年か前に、多分雑誌で見た『おにぎり』の事がきっかけ。
心に悩みを抱えた人達も、初女さんの作った『おにぎり』を食べると
とても元気になって帰っていくというそのお話に、どういう事なんだろう?と
とても気になっていました
この人が作った食べ物で、人が元気になる。
判った気がしました。
優しいんです、とても
人にたいしても、植物にたいしても。全ての命あるものに対して無限の愛があるんだと
思いました
「食べ物は哲学」
食べ物を自分に見立てると、こういう皮の剥き方されるといやだなぁとか、野菜を湯がく時も美味しい一瞬を見逃さない。「今ここ」の瞬間が判る。
今まで、野菜であったものが私たちの体に入って、生涯を共に生きていく。
そう思うと、活かされているのは私たちであり、食べる私達の感謝の気持ちが入ると食材も美味しくなる。
心も体も育む食というのは、何事も丁寧にすることで食材にたいする感謝の気持ちを込める事になる。
私たちに命をくれる食材を美味しく頂くにはどうすれば良いかを考えると、食に対して深く考えるようになり、いままで何気なくしていたことが生活全般においても何気なくなくなる。
「たべもの」は大きな力で私たちを支えてくれる。
「調理する姿はその人の生きる姿」
『物理』=煮たり焼いたり、でもあり『化学』=味を足したり引いたり整える。
食材に向き合う全てが表れてしまいますものね。
「今」ほど確実なものは無いから「今」を大事にしていると「夢」にも「希望」にも通じる
「体験」を重ねることで「確信」が生まれる。
迷いがある時は少し休めば良いそうです
そうですよね、迷いがある時に無理矢理進めようと
してもうまくいかないことの方が多いですよね。
「苦しみ」は相手の心を理解するために必要なものだけれど、怒りや暴力は不必要なもので
その気持ちが起こるのは自分の気持ちが混乱してるからだそうです
いつもぶれない自分を作って、心を平にしておくのは大切ですよね。
すごく納得できて、腑に落ちる言葉が沢山ありました
実践できているかどうかを聞かれると、心苦しいものがありますが…………とほほ
(なぜだか横向きになってしましました)