表紙とタイトルからではわからないがとんでもなく、心が温まる作品。
もちろんシステム、ワンオペという単語があるように、エンジニアのお仕事話なのですが、プログラミング全然わからんって人でも、オタクでお仕事してる人なら楽しめます。むしろ最近多忙すぎて、アニメ全然見れてない人こそ1エピソードだけでもいいので読んで、ぜひとも心を温めてほしいと思うそんな作品。
あらすじ:社内システムをワンオペしていた佐藤愛は社長交代を機に解雇予告を受ける。ストレス社会で働くすべての人の心がちょっぴりほっこりする。そんな物語。
解雇宣言された佐藤愛、幼馴染であり、スタートアップで愛の新たな雇用先の社長である、鈴木健太。スタートアップメンバーの遼と翼。
その4人を中心に、スタートアップの新規顧客とのコミュニケーション。そして解雇された会社のその後の話を交互に挟みながら話が展開されていく。
新規顧客は次の4人が登場している。
1.プログラミングを少しかじって、これからなにをどうしたらいいのかわからない妻子持ちの会社員。
2.プログラミング会社で働く優秀な新人女性。ただ社内政治によって男性とのコミュニケーションが苦手な女性。
3.自分から進んで学ぶことを避けてきたツケが回ってきて、なにかスキルをつけようと、焦りプログラミングの文字面だけに惹かれた30歳男性。
4.知識を持ち、身分もある、技術部門の最高責任者
パワーのある、つよつよな、プログラムマー佐藤愛とのかかわり方が書かれています。社会人として働く人には、どれかは共感できるのではないかと思いました。(特に若い世代)
個人的には2つめのお話がとても刺さりました。
プログラミング会社で働く優秀な新人女性、本間百合(ほんまゆり)。社内政治により、男性とのコミュニケーションが苦手で、ごりごりメンタルを削られてしまっていた。
社内でのプレゼンでは、企画のよさよりも、社内でどの地位にいるかによって選ばれてしまい、百合のプレゼンは選ばれなかった。
そんな日々の理不尽に辟易し、限界を迎えていたものの、愛はふと百合に、「今の職場で、相手のこと一度でも好きって言った?」というセリフに温かみを感じました。
人を呪わば穴二つという言葉があるように、不幸を願えば自分に返ってくる。逆を言えば好きをきちんと言葉にすれば好きが返ってくる。そんなことを感じるセリフでした。理不尽に振る舞われているのは必ず原因があるそんなことを感じました。
佐藤愛が温かい人、仲間思いで、周りからも慕われていた性格で描かれています。それを抜きにしても、全体を通して、文章が優しさを帯びてるなというのが最初の印象でした。
たぶん作者の下城米雪さんの性格がめちゃくちゃ優しくて、それが文章にもでるレベルで優しいんだろうなと思いました。 えがおー
オタクは、サブカルを摂取しないと生きていけない。本当にそうだと思います。
しかも、オタクは今まで人と合わせる、コミュニケーションするというのをやってこなかったので尚更サブカルが必要だなぁと思います。
正直私自身プログラミングは1ミリもわかりません。
ただ、パワーのある強い人間ってどんな会社にもいるとも思います。正直数字じゃ換算できないレベルでの仕事量をこなしてる人が。そういう人がいるから回っている職場は多々あるのではないかと思います。そういうことを知らずに、とりあえず数字だけでみる上司がいて頑張ればどんどん人員を減らす構図も。そこがすごく共感できるなぁと思いました。
最後にこれは好みのお話ですが、かわいい、ツンデレ、幼馴染男子と焼き肉いくのずるいって思いました。
しかも、目の前に3人ですよ。肉なしでもご飯3杯くらいいけそうな勢いですw
おじ様にめがねをかけてもらうシーンやもうありがとうございます。のシーンがたっくさんあってほんとごちそうさまでしたって感じでした。
終わりに
今働く頑張る社会人すべてに届けたい作品だなぁと思いました。
ツイッターやっててよかった笑