実学と聞けば、何を思い浮かべるだろうか?
私は、福澤諭吉である。
福澤諭吉といえば、海外で様々な文化などを目の当たりにし、日本の思想などに変革をもたらした人で、一万円札の肖像画になっていることでも有名である。
彼の考え方は、簡単にいえば、
「瞬間移動させてください、神様お願いします」なんて祈ってる暇があるなら、電車なり飛行機なり、早く移動できるための知恵を身につけなさい
ということである。
「お札を剥がして、踏みつけ、トイレに流し、どうだ、バチなんてあたらないだろ?」と言ったのは有名な話である。
このように、役に立つことを考える力を身につける教育、実学教育が今の大学などの高等教育機関の流行になっている。
しかし、例えば自動車の作り方を学ぶなら、自動車整備士の専門学校などと同じになってしまう。つまり、実学教育=職業教育になってしまうと批判されている。
私は大学で、国家資格を取得したのですが、これは職業教育に他ならない。実際、本当の学問を学んでいる人には敵わない。
N≠NP予想、リーマン予想、ナヴィエ=ストークスの方程式の滑らかな解に関する問題、等々を解こうと日々頭を働かせている人たちには、絶対に敵わないのである。
さてさて、今は大学院で何の講義をうけているかと言うと
量子力学
ロボット工学
生体医工学
人工臓器学
化学工学
生化学
シミュレーション工学
材料力学・固体力学
計算力学
実験力学
熱・流体力学
…
といったくらいである。
見てわかる通り、工学系なのであるが、工学はまさしく「人への還元」、実学教育である。
学術は、理学ということになるのであろうが、最近は特に理学と工学の溝をひしひしと感じるばかりである。
例えば、量子力学
量子力学は、複雑な数学体系の上に成り立つ理論であるが、工学では、そんな理論より、現象を理解することが重要となるのである。
だからといって、実学教育がダメだとは思わない。これから、もっと学び人への還元をしていきたいと思う。