私は工学系なので、生物とは少し縁がないところにいます。

例えば、高校時代の理系科目選択では、物理学と化学にしました。

ところで、生物と非生物の違いは何でしょうか?
私の好きな漫画、鋼の錬金術師に以下のような台詞があります。
「人間の構成要素は分かっているのに、人間を作り出すことはできない。」

確かに、どんな成分かなどは、大体が解明されています。DNAだって、塩基配列まで解明されゲノム解析まで行われています。

ところが、人間が1から生物を作り出すことはできていません。

人間は有機物で構成されるので、炭素原子が重要な位置にあります。炭素の特徴は高校化学でも学んだように結合の手が4本あることです。

これによって、炭素原子の連鎖が可能になります。
ここで、考えてみると結合の手が4本なのは、何も炭素原子の専売特許ではないことに気付きます。

例えば、ケイ素などがそうなります。ケイ素は半導体などで重宝される元素ですが、結合の手が4本あります。

しかし、ケイ素でできた生命体は存在しないし、ケイ素で生命体を作ることもできなかった。「BLAME!」ではケイ素生命体なる生物が登場するが、それはここからきています。

では、なぜダメだったのか?
それは、ケイ素単体で繋がることができなかったからだと言えます。

炭素の場合は、
-[C-C]-n  *残り2本の手は省略
と繋がっていけるが、ケイ素は繋がれません。

しかし、それと同時に新たな発見があった。それは、間に酸素原子を挟むと結合することが判明したからです。
つまり、
-[Si-O]-n  *残り2本の手は省略
と続いていくことが分かったのです!

これが、有名なシリコーンの誕生になります!


このように生物とは何か?生物を作れないか?という問いは今もなお続いています。そして、現在のところ不可能となっています。

生物と非生物の分類
これは、難しいことで、何の目的で分類するのかで、分野方法を変えているのが現状なのです。

意志を持ち、自ら増殖していく生命と、人工物などとの間には何があるのか?

解明される日がくることを。