先日、友達のスタンから”来週アペロ(apéro)どう?”とメールが

アペロとはフランス文化には当然のようにある食前酒のapéritifの略語。
お酒だけではなく、ちょっとしたおつまみも一緒に夕食前の数時間を楽しく過ごす時間。
とは言え、今までアペロからちゃんとした夕食に移ったことはないので、カジュアルな場ではアペロが夕食のようなもんです。。。笑

私の家の近くにあるフードコートでアペロ決定
スタンとは奥さんのニナと一緒に共通の友達を通して知り合って、それからの付き合い。
8月には彼らの家でスタンの写真撮影の練習にとポートレートを撮ってくれました。

今回はニナが仕事で忙しいからとスタンと二人でアペロ。
スタンとは3ヶ月くらい会っていなかったので、話す事が山ほど

ニナは大胆でズバズバ恐れなく発言し、ガハガハ大声で笑う自然体の楽しい女性
スタンはどちらかというと控えめで、自分の意見もあるんだけど、いつもニナに会話を持っていかれちゃう
でも、彼とは考え方が似ていて年も近いからか、みんなで会っていてもいっつも二人で話し込むことが多いんです。

今回はま~いつも話す話題はもちろん、スタンとニナの休暇の話に加え、スタンのお母さんの話に。
スタンがまだ小さい頃、ご両親が離婚。お父さんが一人っ子のスタンを引き取って育ててくれました。もちろんそのことにはスタンは大感謝しています。

母親を必要としていた時期にいなかった彼の母親。
息子を育てると、父親と戦うわけでもなくあっさり引き去った母親。
おじのお葬式の時に悲しみに浸っていたスタン。泣きながら参列した彼に駆け寄ったのは母親でなくいとこたち。
スタンは心の中では母親に来て抱いて欲しかったのに、ただお葬式に参列し息子を遠くで眺めていただけの母親。
その葬儀の後、帰宅してしばらくすると母親から"Je t'aime mon fils"とだけのメールが。

スタンは「彼女の愛を受け入れることができない。もう遅すぎた」と。
目の前に息子がいたにもかかわらず、メールでなんて。。。
でも、それが彼女のスタイルなのです。

何時間も掛けてスタンは一度、母親にどういう思いを抱いてたのか直接話す機会があったそうですが、それでも彼女は顔色一つ変えず淡々と無表情でスタンの言うことを聞いていただけだそうです。

そういう母親との過去があったとは思えないくらい、スタンは本当に会った瞬間に愛が溢れるような笑顔で、いつも前向き。
「人生って本当に驚きの連続。絶対に物事って良くなるんだよ。僕はそれを信じてる」
そう言い切る彼の言葉には説得力がありました。

「どんなに新しい人との出会いがっても、なかなかクリックして関係を続けていくのって難しかったりすると思わない?」という私の問い掛けに大きく頷くスタン。

どこにいても、出会いって大事だし、続いていく関係は大事にしていきたいですね