aiko live tour
Love Like Pop vol.19~別枠 熊本ちゃん~


ネタバレします!







4月14日と4月16日に、熊本地方を襲った地震。

aikoのファンクラブの事務所に1本の電話がかかったそう。

『自宅が半壊したので熊本公演キャンセルできますか』

何か出来ないかとすぐライブハウスを押さえ、8/26開催に至ったそう。

『けどその子、今回応募してけえへんかってん』と言ったそばから一点をガン見するaiko。

来てた!その子!!


目に溜まった涙を見逃せない距離。

泣かずに頑張って届けるからと始まったのは Aka。


泣いてしまうなんて もったいない


会場全体からすすり泣きが聞こえる。
その気配を全身に浴びて歌う。

この人はいつもそう。

一人ひとりに届きますように。そう思って届けてくれてるのが伝わる。

何度かその子の方へ視線を向け、笑顔でうなづいたのが印象的だった。



私はというと、色々なことから逃げたくもあって、半ばやけっぱちで応募して、当選したらしたでうろたえて急遽泊まりでと熊本入り。

復興応援にもなるしと高速をぶっ飛ばす、その道中の侘しさよ。

ボケもツッコミも1人でこなし、糖分と水分とクエン酸をガンガン補給しまくり、そこまでの仕事の運転の暑さの反動が今来てるのだけど。


aiko登場と同時にもみくちゃになって、脱出して、リアルaikoのかわいさにもろもろの感情が噴き出して号泣してしまい。


懐かしい 花火 で、楽しいのにうれしいのに、ぼろぼろ泣いてしまいながら、
あぁ、ずーっとたぶんこうやって泣いてしまいたかったんだなぁと納得した。

誰に心配かけるとか、見られちゃうとか、気にしないで心のままに久々に泣いたんだな。


でも、同じくらいに楽しくて、うれしいときも涙は出るんだって分かった。


もう、終始ありがとうって思った。

もし、aikoが号泣しながら熊本ちゃんへの意気込みとか語り尽くしたら、なんかそれは違ったと思う。

そうでなくて、経緯を教えてくれたけど、色んな思いはあるけどきっとみんなの思いは一つやからって言ってくれたのが、良い意味で余白を残してくれてありがたかった。


その余白に思いの丈をぶっこんで、私の熊本ちゃんは刻まれた。


あたしの向こう が流れた時は、友だちに聞かせてあげられなくてごめん!でも楽しむ。


もっと さらりとしっとり引き込まれた。


学校 一時期だいすきで聞き込んだ。ホールだと、サビ終わりの手拍子で飛び跳ねるaikoが小悪魔的かわいさ。意外な1曲。


キラキラ 盛り上がりすぎて酸欠。帰ってきたら話すねって、かわいいね。
そうやって悲しい日を越えてきたで、また涙。


熊本の皆さん、少しは遠慮しよ!ってくらいにダブルアンコール。まじで、やってくれるんかい。

おでこに張り付く前髪が愛しい。



ちなみに、チケット代無料でファンクラブ会員と同伴者しか入場できなかった。

ドリンク代500円を、待ってる間熱を持つ程に握りしめていたら
『本日のドリンクはaikoさんからのおごりでーす!』のスタッフさんの声に一同大歓声&拍手。

受付を済ませてから歩く上通ですれ違う、手首にピンク色のバンドを巻いたジャンキーとすれ違う度に、実はアメリカのブラザーたちがやる腕をごつってする、あの気分だった。

整理番号100番台前半のジャンキーたちと少しだけど話せてうれしかった。

1週間経ったけど、夢のような、いやだけど確かにそこにいたんだと思い出せる。

目を閉じても、閉じなくても、ふと浮かぶ。

そしてポーカーフェイス気取りながらにやつく。

日々は続くんだ。


あなただらけ あなただらけ あなただらけ~