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先の震災で被災された方、未だ避難中の方、不便な生活を強いられている方、心よりお見舞い申し上げます。
いかにも定型句って感じですね…
本音を言えば、被災していない私が何を言ったところで白々しいだけだと思うんですが…、何と言ったらいいのかわかりません(´`)
地震が起きた後、慌てて避難袋を用意しようと思い至った時、子供の頃に読んだ1冊の本を思い出しました。
それが「ぼくのじしんえにっき」です。
分裂気味だった家族が大震災に遭い、結束して困難を乗り越えていく様子を、子供の「ぼく」の視点から描いた児童文学です。
確か小学校低学年~中学年向きの文庫本で、ひらがなも多く、小さい子にも読みやすかったと思います。そんなに厚い本でもないです。
震災後の街や人の様子、生活の中で起きることなど、易しい表現ながらとてもリアルに描写されていて、地震の恐ろしさ、よりもむしろ被災後の生活というものに、この本を読んで初めて思い至りました。
今はもうこの本は手元になく、記憶も断片的なのですが、深く心に残っているシーンがあります。
それは、一家のおばあちゃんが「あいべつりく」について孫の「ぼく」に語るシーンです。
幼い私はその言葉を知りませんでしたが、「愛別離苦」仏教用語ですね。家族と離れ離れになる苦しみとか、そんな意味だったと思います。
確か、ペットだったか隣人だったか友達だったか、誰かが亡くなった時に、おばあちゃんがこの言葉を持ち出して「死は終わりではない、卒業式だ」というような事を言うんですが、いかんせん記憶が曖昧で…。悔しいです…申し訳ない…
その後、このおばあちゃんも亡くなっていたような気がします。「ぼく」がどういう反応をしていたか、とても気になっているんですが、残念ながら記憶にありませんorz
私は今、この本をとても読みたいです。大人にも子供にも読んでほしい。名作です。
でも多分絶版になってるんだろうなぁ…
この本を読んで感銘を受けた私は、自分なりに避難袋を作った記憶があります。
もちろんこの本と、被災した自分宛の手紙なんてものまで書いて入れてましたw
子供たちには、こういう「大人になっても心のどこかに残る本」を読んでほしい、読ませてあげたいなぁと強く思う次第です。






