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深圳香港で6年過ごした私は、もちろん子供も6年分大きくなりました。
長男は小6だったのが、今は高2。
次男も小1だったのが、小6で間も無く卒業です。
特に長男の6年間は、小学生から高校生という時期なので変化が大きかったです。
長男は小6からインタースクールに通ったので、英語に関しては本当に苦労しました。
やる気のある子でも語学習得に苦労するのに、早々に英語が嫌いになった長男は大変で、また中学生という反抗期の時期も重なっているので最悪でした。
日本に早く帰りたかった彼は、高校受験で一足早く日本に帰国しました。
その手助けをしてくれたのは、やはり塾。
塾のY先生には大変お世話になりました。
Y先生はとても長男を可愛がってくれました。
そのきっかけとなった会話がこれです。
先生
「クマがおばあさんを襲った事件があったよね。クマはかわいいモチーフで使われることが多いけれど、本物のクマは怖いよね。なんでおばあさんを襲ったんだろうね。」
という話を小学生にしていました。
みんな「食べ物がなくなってお腹が空いたんだろうね。」
という先生が期待していた通りの回答をしていたのですが、
そこで長男がボソッと・・・・
長男「熟成してたからじゃね?」
この会話で、面白い子だ!と思ったそうです。
熟成されたお肉が美味しいというのは、我が家はよくステーキを食べに行くので、そこから発した言葉だと思うのですが、先生はよくステーキを食べる家だということはご存知ないから、余計に目のつけどころが面白いと思ったのでしょう。
そんな会話をしてから、担当がY先生になりました。
Y先生は優秀なお子さんを担当していたのですが、決して優秀ではない長男を見てくれることになりました。
なんとか日本の高校に入学できたのですが、その後は次男もお世話になりました。
次男の面談に行っても半分くらいは長男の話をすることがよくありました。
そんな中、
「彼は、自分で勉強していけますよ。大丈夫ですよ」と言ってくださいましたが、その頃の長男は全く高校での成績振るわず、先生がそう言ってくれても、「ほんまかいな?」といった私の感想でした。
それでも高校2年の夏に何がきっかけで目覚めたのか、長男は急に勉強するようになり、どんどん成績も上がって行きました。
その成績の上昇に、担任の先生も
「有言実行に感服します!」というコメント付きの成績表をくれました。
今年大学受験となる長男ですが、Y先生が言っていたように、「自分でやる」というのが当たっていました。
親が「ほんまかいな?」と思ったのに、先生は「この子は自分でやる」と言ってくれたこの言葉が忘れられません。
また次男についても
「お母さん、受験についてよくご存知なので、とても安心です」
と言ってくださいました。
いろいろ考えて、「こう思っているけれどどうでしょう?」と言ったことをよく相談していたのですが、いつも
「いいと思います!」「方向性もいいと思います!」「さすが、目の付け所が違います!」「お子さんにぴったりだと思います!」と言ってくれました。
子供の進路についてはいろいろ悩む親御さんが多いと思いますが、
私はY先生に自分の考えを肯定されてきたので、自ずと自信が湧いてきました。
子供の進路について、私が考え抜いたことは間違ってはいない!
Y先生はご病気で今日本に帰られていますが、
私に自信を与えてくれたので、子供の進路に関しては上海に行ってもブレずに進めていきたいと思っています。
Y先生、長きに渡りお世話になりました。