狼狽え

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勝手な感想やネタバレ用の作品(主にbl)についで語る場所です。
自分用。
宮野真守 増田俊樹 杉田智和 中島ヨシキ

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最高を超えて尊いになる作品です。本音を言うと、最初は一巻を読み終わった時に、「このままでいいじゃない?」「2巻もあるから何か新しい当て馬キャラが出てこないとストーリー進めないな」と思ったこともあったが、それが3巻を読み終わった時全部ブッ飛ばしました。 

「そして王子様と王子様はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」の後、誰も必ずしも「やっと幸せになった!この後どうなる?」で疑問を懐きにも関わらずその回答を誰も知らない。もっと悪い言い方をすると、読者は全ての作品(bl以外も)の「めでたしめでたし」の後のことを考えようとしない。例えるなら、『ロ○ガン』みたいにヒーローの末路、主人公たちの後話は誰でも考えのが怖いがから、敢えて考えないようにしています。その中でごく稀に向き合う作品もあり、その中の一つが「エスケープジャーニー」です。 

とってもしんどい話ですが、おげれつたなか先生が2巻と3巻を絵描いてくださってほんとに感謝しています。太一と直人がお互いを愛し合って、守ろうとするが逆方向に行ったが、結局二人で助け合って世間と向き合う姿に胸がいっぱいになりました。こんなにも辛くて、その同時に暖かい世界は今まで読んできたbl作品の中で最も私たちの世界に近く感じます。それは非常に薄く、まるで手を伸ばせばその紙一重の次元壁を破って、そっちの世界に飛び降りるような感覚でした。結局読者が求めている物は、多分いつかその壁を超えるその100%に近く可能性です。それを感じさせるのがおげれつたなか先生の凄いところです。 

3巻でちょうどよかった。これ以上お二人の生活を覗いでは行けない気持ちになります。もうこれからの太一と直人は決して「幸せに暮らしました」で終わる話ではない。きっとまだ喧嘩して、困難と向き合っては行けない。 それでも、直人のセリフをパクると二人はもう喧嘩と仲直りのプロフェッショナルだから、それが幸せであろうと不幸であろうと二人一緒なら怖くない。このセリフはきっと今まで見てきた全てのカップルにも応じますと私は勝手に認めます。「めでたしめでたし」の後も、キャラたちは生きていきますっと信じされるおげれつたなか先生ほんとにありがとうございます。

漫画は「完結」ですが、まだまだドラマcdも出ます。仁科のキャストが誰がやってくれのかすごく楽しみにしています。まだまだ彼らの逃げるの旅は続きます。