そんなことすら許せなかった
父方の祖母は孫の中でも私のことを特にかわいがってくれていたよく父から「もう、晴レインばっかひいきしたらあかん!」て注意されるくらい祖母はいつでも私の味方でいてくれた集団行動が苦手で人からバカにされることが多かった私が自己肯定感が低くならずに済んだのは祖母のおかげだろうけれど中学生の頃に父と母は父の度重なる不倫が原因で離婚祖母とも疎遠になった二十代半ば頃、妹と一緒にそんな祖母に会いに行くことにした私は5年ぶり妹は10年以上ぶりの再会だった祖母に会いに行くことを伝えるとすごく喜んでくれたでも父とは会う気になれなかったのでそれを告げると後日電話がかかってきた私が父に会う気がないと言っていることを父に伝えるとすごくがっかりしていたんだとか「そんな顔を見たら自分だけであなたたちに会う気にはなれないおばあちゃんは今までいろんな人といろいろあったけれど全部許してきた晴レインも息子(父)のことを許してあげて」祖母にそこまで言われたらもう強く父に会わないとは言えなくなったただ別に許すも何も別に父を恨んでるわけではないしでも、娘に会う気にならないと言わせる行為をしていたのは父の方だし、むしろがっかりさせて思い知らせておけよそうやって甘やかしてきた結果が今の父でないの?そんな黒い感情が沸き上がってきたそれに祖母が今までひどい目にあっても人を許してきたのは立派かもしれんけどそれをこっちにも要求すんな!!そう感じてしまった父と祖母に会った久しぶりなのにそんな感覚がしないのはやはり血の繋がりなのか?なんなのか?でも、もう2度とこの人たちに会わないと思ってしまったその後、祖母が亡くなったとの連絡を受けた私は意地をはって祖母に会いに行かなかったことをすごく後悔したという夢を見た目が覚めたとき夢でよかったって思った思ったのに私は祖母に会いに行こうとしなかった今では祖母も父もどこで何をしているかも知らない実家をひきはらっているのでもし何かあってもあちらからこちらに連絡のとりようがない本来ずっと仲よくやれたはずなのに大好きだったし感謝もしてる私が今幸せに暮らせているのは祖母のおかげだけどそれを伝える機会を自ら握りつぶしてしまったこのまま蓋をしてしまう忘れたふりをして