小学生の頃、大好きだった長靴にお別れを言って、もう何年になるんだろう。
中学生になってあんなに嫌だったスカートを穿かされて学校に行くようになっていたらいつの間にか履くのが恥ずかしくなっていた。
あの、大好きだった長靴はどこに行っちゃたんだろう。
小学生の時のあたしが置いてきた思いと一緒にどこかに置いてきたのかも知れない。
大切だったものは、いつの間にかあたしの中からスルリと零れ落ちて行ってしまう。
これが、大人になっていくってことかな。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
今のあたしには、まだわからない。
でも、大切な「何か」を思い出せなくても、今のあたしは全力で今を生きる。
例え、降り続ける雨の日でも前を向いて歩いて行かなきゃいけないのだ。
そう約束したのだから。
だから、あたしは今日も大嫌いなセーラー服のスカートと一緒に学校に行く。
お母さんとお別れしてから、朝食の片付けはあたしの日課。
お父さんは、銀行で働いてるから朝はしょうがない。
今日のご飯はパン。
これが、お父さんの好きな納豆だったりした日は最悪。
あの、ねばねばを洗うあたしの身にもなってもらいたいもんだ。
その点、パンなら2枚で終わりだから楽。
ひょいひょいっと後片付けを終わらして、セーラー服に着替える。
入学当初は、ごわごわして着慣れなかったけど2ヶ月も経てば不思議となれた。
未だに、スカートは嫌いだけど。
身支度は、早くするに限る。1時間もかける子がいるけど信じられない!
薄い夏服に袖を通してリボンを閉めて、スカートのチャックを閉めたのを確認したらおしまい。(一度開けっ放しだったことがあった!!)
最後に、鏡で全身を見て軽く髪の毛を整える。
これで、完璧のはず!
玄関に向かい、ゆっくり革靴に足を通す。
革靴独特のひんやりとした感触が、靴下越しにしみる。
「いってきます。」
誰も、いるはずのない部屋に向かって声をかける。
これは、もうおまじない。
あたしが今日一日元気でいられるように。
よし、しゃんと背を伸ばして学校に行くぞ。
中学生になってあんなに嫌だったスカートを穿かされて学校に行くようになっていたらいつの間にか履くのが恥ずかしくなっていた。
あの、大好きだった長靴はどこに行っちゃたんだろう。
小学生の時のあたしが置いてきた思いと一緒にどこかに置いてきたのかも知れない。
大切だったものは、いつの間にかあたしの中からスルリと零れ落ちて行ってしまう。
これが、大人になっていくってことかな。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
今のあたしには、まだわからない。
でも、大切な「何か」を思い出せなくても、今のあたしは全力で今を生きる。
例え、降り続ける雨の日でも前を向いて歩いて行かなきゃいけないのだ。
そう約束したのだから。
だから、あたしは今日も大嫌いなセーラー服のスカートと一緒に学校に行く。
お母さんとお別れしてから、朝食の片付けはあたしの日課。
お父さんは、銀行で働いてるから朝はしょうがない。
今日のご飯はパン。
これが、お父さんの好きな納豆だったりした日は最悪。
あの、ねばねばを洗うあたしの身にもなってもらいたいもんだ。
その点、パンなら2枚で終わりだから楽。
ひょいひょいっと後片付けを終わらして、セーラー服に着替える。
入学当初は、ごわごわして着慣れなかったけど2ヶ月も経てば不思議となれた。
未だに、スカートは嫌いだけど。
身支度は、早くするに限る。1時間もかける子がいるけど信じられない!
薄い夏服に袖を通してリボンを閉めて、スカートのチャックを閉めたのを確認したらおしまい。(一度開けっ放しだったことがあった!!)
最後に、鏡で全身を見て軽く髪の毛を整える。
これで、完璧のはず!
玄関に向かい、ゆっくり革靴に足を通す。
革靴独特のひんやりとした感触が、靴下越しにしみる。
「いってきます。」
誰も、いるはずのない部屋に向かって声をかける。
これは、もうおまじない。
あたしが今日一日元気でいられるように。
よし、しゃんと背を伸ばして学校に行くぞ。