ひとりで天井を見上げてぼーっとする。
いや、正直、天井じゃなくても、空でも何でも、
とにかく上を見てぼーっとする。
天井を見上げていて自然に涙が出てきた。
悲しいわけでも悔しい訳でもないし、
苦しい(ことには苦しいが)わけでもなければ
嬉しいことや幸せを感じられることがある訳でもない。
何も無いことが理由なのかもしれない。
特別死にたいと思ったことも
思っていいほどの挫折どころか
挫折するほどの努力もしたことが無い。
ココ最近は死ぬことに対して怖いという感情が、
薄くなってきた気がする。
だからって死にたい訳では無い。
どちらかと言えば生きたい気はする。
何も見つからない夜。
何も無い夜。
もしかすると、私は今寂しいのかもしれない。