これまで科学者たちは、「非従来型超伝導体」は最先端の研究施設で人工的に作られるものだと考えてきました。

しかし――
その常識がついに覆されました。


🔬 そもそも「非従来型超伝導体」とは?

超伝導とは、電気抵抗がゼロになる現象のこと。
通常は極低温でのみ起こります。

一般的な超伝導体は、すでに確立された理論(BCS理論)で説明できます。

一方、非従来型超伝導体は、
👉 既存の理論では完全に説明できない
👉 電子の振る舞いが非常に複雑
👉 量子物理学の最前線に位置する物質

これまでは人工的に合成された特殊な物質でしか確認されていませんでした。


💎 発見された鉱物「ミアッサイト(Miassite)」

この革命的な発見をもたらしたのは、
ロシア・ミアス川周辺で発見された希少鉱物「ミアッサイト」

アメリカ・エイムズ国立研究所の研究チームが詳しく解析したところ――

なんとこの天然鉱物が
非従来型超伝導を示すことが判明しました。

論文:
Kim et al. (2024) Nodal superconductivity in miassite Rh₁₇S₁₅
Communications Materials


⚡ なぜこれがすごいのか?

これまでの常識:

高度な量子材料は、人間が人工的に作らなければならない

今回の発見:

🌱 自然がすでに高度な量子状態を作り出していた

つまり、

  • 自然界にも高度な電子秩序が存在
  • 鉱物学と量子物理学の橋渡しが実現
  • 地球内部が「量子材料の宝庫」である可能性

という、とてつもなく大きな意味を持ちます。


🚀 将来へのインパクト

もしこの仕組みを理解できれば――

✅ より高温で安定する超伝導体の開発
✅ 送電ロスゼロの電力網
✅ MRIなど医療機器の高効率化
✅ 次世代量子コンピューター

といった技術革新につながる可能性があります。

特に電力インフラ分野では、
エネルギーロス削減=CO₂削減に直結します。

環境技術の未来にも関わる発見です。


🌎 地球の中に眠る未来技術

今回の発見が示したのは、

「未来の技術材料は、すでに地球の中に存在しているかもしれない」

ということ。

ミアッサイトは、
自然が作った“量子レベルの芸術作品”とも言えるでしょう。

今後、他の希少鉱物からも
未知の量子特性が見つかる可能性があります。

地質学 × 量子物理学
――この融合が、次の技術革命を生むかもしれません。