dagakirin日記-観覧車

ドリル魂
最高の舞台でした。
そこに生き、息づく、若者たちの、いのちが燃えていた。
楽日の鳴り止まぬ手拍子と、立ち去りがたい観客がホワイエで熱く語り合う混沌…
青少年センターが、あのような熱気に包まれたのは…
そう、20年前に、野田秀樹の夢の遊眠者が、野獣降臨(のけものきたりて)のエジンバラ演劇祭参加の凱旋、全国縦断のプレビュー公演以来かなー。

無駄な役者が一人もいない、あり前だけど、とても難しいことが、この舞台では実現していた。
男くさい舞台の中で、特に女優さんたちのレベルの高さが眩しい。
鈴木里沙さんの歌とダンスの真直ぐな力強さ、小牧祥子さんの心揺さぶる歌声、桧山宏子さんのエアリアルの迫力と可愛らしさのギャップ、ベテランの中原三千代さんの独特の存在感などなど、誰をとっても一流。
もちろん、男優さんそれぞれの味も、存分にでていて、息つく暇もない、スピーディーな展開が、だれる事無く、あっという間の2時間、まさに小学生から高齢者まで、虜にしていた。
こういう舞台に出会えると、また舞台通いしたくなっちゃうよね。
ゲストの参加には賛否両論あるかと思いますが、彼らが参加することで、さらに一皮むけた轟組が誕生したことは間違いないですね。みな可愛く、凛々しく、舞台で成長する姿が頼もしかったな!!




秋が電車に乗ってゴトゴトと
ゆられて、はしゃいで遊んでいる
一緒に遊ぼうとつり革に座って八重歯を見せる
なのに、みんな知らん顔、恋人思い知らん顔、仕事に夢中で知らん顔
子どもに心を奪われ知らん顔

ほら君の頭の上に秋がとまって、つっついているじゃないか
目を閉じて息をひそめてみれば、柿色のすすきの尻尾をした秋が
飛び交い転んだりしてゴロゴロと、何十匹と見えるのに
なのに、みんな知らん顔

流されて、流されて、夢中になって忘れている。
生活だって必要なことだけど…
そになに冷たくすると秋だって
冷たくなって冬が早く来るんだ

ちょっと目を閉じて
柿色の秋を見つめてごらんよ
きっと、きみの若い日かかけてくる。
ベルを鳴らして駆けてくる。
秋の一日



巻機山(まきはたやま)

巻機山は晴天
ニセ巻機から竜王の池、雪渓
透明な世界、
万華鏡に這入ったようだ

お花畑には咲き乱れる
キンコウカ、ニッコウキズゲ、ツマトリソウ、
ワタスゲ、イワイチョウ、イワカガミ、
そして、いちばんひっひり咲いていた
ミヤマリンドウ

1981.7.26
壁

私のいない時、あなたは誰かに微笑みを与え、
私のいない場所であなたに愛を語る男たち

その瞬間私のあなたへの愛と喜びが音もなく消えていく
一瞬の静寂…
燃え上がる炎…

あなたのいない時
私は自らに問う「この暗黒に生きれるか」

あなたのいない所で私は足元を見る「あなたなしに生きれるか」

悲劇の脇役である私は考える
「私にとってのすべては、あなた。なのに私は、あなたのほんの一部」
あなたは冷ややかに叫ぶ「私は自由」

さよならの言葉も今では私の武器とはならず
あなたの勝利の象徴として輝くであろう。

燃え上がる思いを冷静な言葉で言う…
冷静を装って
「結局、私が私自身をあなたに移し入れすぎたののであろう。そして私の手元には、
もうほんの少ししか私が残っていない。今、ほんの少し私をも、つまんであなたに捧げる
死という言葉によって」…
燃え尽きる炎

そして終局的には、この言葉もあなたに吸収されるであろう
貧欲な悲しみの名演技の中に

あなたは人生の大女優

空回りする生活と意味と魂

………
若い友達の言葉が、三十年も前の言葉を思いださせた
(何の参考にもならないけどね)


まいたつもりで、振り返ってみると影と同じで、
いつも僕の後に伏し目がちについてくる
後ろめたさ

自信家の男だって、厚顔の女だって
彼が一人づつ追っている。

どんなに優しい人間だって、
彼に別れを告げるこしはできないし、
彼から逃げることはできない。

優しさが大きければ大きいほど、
後ろめたさは大きく息する。

例えばエレベーターの中でオナラをしても
その臭いが小さければ小さいほど
後ろめたさは逆に大きな顔をする。

だってそうでしょう。
イヤな奴だと思われちゃえば楽でいいし
バレちぇえばはずかしいだけで、
彼が僕の目の前まで出て来ることはない。

酒を飲んでも逃げられない。
恋をしたって別れられない。

だから僕は今日一日、彼と向かい合って過ごしてみる。

そうすれば彼だって、いつも悩ませているんだもん
僕は彼にとっての後ろめたさになって
彼を一日追いかけてやる。

追いかけて彼が逃げ出したら
追いかけたふりして
僕は逃げてしまおう。

まいたつもりで、
振り返ってみると
影と同じで、
いつも
僕の後ろに伏し目がちについてくる
後ろめたさ

はみ出した家
はだしの犬が淋しそう
うつむきかげんに淋しそう

悲しい詩、むなしい詩しか作れない
彼は犬の詩人

痩せた体は
貧しさなのか考え過ぎなのか
語りはしないが
その後ろ姿は、なぜか僕の目に残る

彼は自分の生きた証を残そうと
さまよい歩く

でもアスファルトは
彼の足跡を残しはしないし
足をあげ
自分の臭いを残した
何百本の電柱さえも
もう他の犬の臭いをさせている。

犬だったら夢を追え、自由を求めろ
と言ってムキになった頃
なつかしく首輪に残る

彼の生きている証は
ただ後ろ姿だけ

彼は犬の詩人

はだしの犬が淋しそう
うつむきかげんに淋しそう
その後姿は、なぜか僕の目に残る。




宙に浮く家
花火

空は青
白い雲はヨット
高くあがった強くて熱い日射し

赤黒い肌を出して
はしゃいでかける子供たち

水しぶき

夏はみんな子供
腹のぜい肉なんて忘れて
あの青い空へ
ピーターパンと一緒に
とびこめ
泳げ
熱い夏の日
そら

雨の日曜日、晴れの日の記憶に遊ぶ、はるかな思い
葉山

テレビを観ていたら
葉山の海と
「寂しさを大切になさい。慈しみなさい。」
という言葉が聞こえてきた。

「寂しさ」という贅沢を、味わう という感覚は
いいなー。

海辺に立って、
胸にポッカリと空いた穴に、
吹き込む色や、
滲む風を見つめた

山下公園

君といる幸せ
君のとなりに立つ幸せ
記念写真