国枝厩舎✩春のGⅠを振り返ります♪
東京競馬場での5週連続GⅠが終了しましたので、
国枝厩舎のお馬ちゃんたちが出走した春のGⅠを振り返りたいと思います
2016.5.1
京都11R・天皇賞(春)
タンタアレグリア×蛯名騎手・・・4着
阪神大賞典2着から挑んだ春の天皇賞。
阪神大賞典の時は少しソワソワした雰囲気でしたが、
天皇賞では、長距離を走るにしてはテンション高めなお馬ちゃんが多かった中で、
凄く落ち着いてパドックを歩いていたタンタ君です。
もう少し前々での競馬をイメージしてましたが、
1周目の3コーナーでゴチャついて、ポジションを下げてしまい、後方からの競馬になりました。
3200mという距離ですし、蛯名騎手もできるだけロスなく走らせようとしてくれていたのが伝わりました。
馬込みに入っていたので、動くに動けなかったと思いますが、最後の直線までは内でじっと我慢。
直線向いて、進路ができると、そこから上がり最速の脚を使って、よく伸びてくれました。
最初の3コーナーで少し下がってしまったのはもったいなかったと思いますが、それ以降はスムーズな競馬をしていたと思いますし、力は出し切った4着だったのかなと思います。
「少しずつこの馬の良さが出ていてる感じだから、秋以降にそれを引き出せれば」と蛯名騎手。
天皇賞が終わってから、放牧に出ているタンタ君。
秋は京都大賞典から指導の予定とのこと。
GⅠで古馬と一緒に走ったのは初めてでしたが、そこでも十分通用する力は見せてくれたと思うので、
秋以降は重賞を勝ちたいですね
そして、来年は重賞ウイナーとなって、またこの舞台に挑んでくれたらいいなと思います
タンタ君、春の天皇賞挑戦、凄く凄く頑張りました
そして、お疲れ様でした
2016.5.22
東京11R・オークス(GⅠ)
フロンテアクイーン×蛯名騎手・・・6着
トライアルのフローラSでは、スタート直後に挟まれてエキサイトしてしまったのと、休み明けも影響したのか、最後、伸び切れず、4着。
オークスは更に距離が延びるので、落ち着いて出てきれくれるといいな~と思いましたが、
パドックでのテンションはフローラSの時とそれ程変わらず、2人引きでチャカチャカ。
やはりテンション高めでした
フローラSの時に続き、馬場へは先出し。
あまりゲートが得意ではなかったクイーンちゃんですが、ここ2戦はしっかりと出てますね
もうゲートは大丈夫かなとも思いますが、まだゲート内でうるさかったりもするようなので、油断はできないですかね
オークスでもスタートは五分に出ましたが、下げて、後方で折り合いに専念する競馬。
馬の後ろで何とか我慢していたのかな~という感じでした。
直線向いて、坂を上がる時に一瞬見せてくれた脚には夢を見ました
最後は止まってしまいましたけどね。
「リラックスして走れれば、終いももっと伸びるんだけどね。落ち着きが出るといいね」と蛯名騎手。
蛯名騎手に言われることはだいたいいつも一緒です
でも、何とか折り合い付けて走ろうとしていた人馬の姿に感動しました
放牧に出たフロンテアクイーンちゃん。
秋華賞はオークスより距離が短くなりますし、少しは走りやすくなると思うので、秋華賞に出れるといいな
体も気持ちもリフレッシュして、また元気に走る姿を見れるのを楽しみにしたいと思います
2016.5.29
東京10R・東京優駿(GⅠ)
プロディガルサン×田辺騎手・・・10着
休み明けだった青葉賞は、外枠で前に壁を作れず、掛かってしまって4着。
そこから挑んだダービー。
再びのピンク枠・・・しかも大外~(>_<)
ガル君も外枠が多いですよね・・・
今まで、オレンジ枠とピンク枠しか経験したことがありません
休み明けを一度使われて、体も絞れましたし、毛艶もやはり良くなったなと思いました。
青葉賞で掛かってしまったので、今回も外枠でその辺を心配しましたが、
落ち着いて走れていたように見えました。
前とは少し離れた4番手で、1頭でストレスなく、気分良く走れていたのかなと感じました。
クイーンのオークスの時と同じで、直線半ばまでは夢を見ましたね。
田辺騎手の言葉をかりると、「甘くはなかった」ですけどね、やはり。
「流れがスローだと感じたし、直線向いての切れ味勝負だと分が悪いので早めに動いたんですが、そこで思った程、後続を引き離せませんでした。それでも、まだ緩さが残るし、秋が楽しみになる内容でした」と田辺騎手。
今後は、放牧を挟んで、セントライト記念から菊花賞を目指していく予定とのこと。
まだまだこれからのお馬ちゃんだと思いますし、田辺騎手が言うように内容的には悪くないダービーだったのかなと思うので、秋、楽しみです
毎年思うことですが、2013年生まれの6913頭のうちの18頭に入って、ダービーに出走できるというのが本当に凄いことだと思います。
目標としていたダービーに無事に出走することができ、無事に完走できたことを自信に、今後、更に飛躍していってくれたら嬉しいですね
タンタ君とクイーンちゃんとガル君はそれぞれ見せ場を作るレースをしてくれて、
直線では私もかなり叫びました
熱くなるレースをしてくれたことが本当に嬉しかったですし、
応援厩舎のお馬ちゃんがGⅠに出走するといのはやはり楽しいし、嬉しいことだなと思いました
たくさんドキドキ、ワクワクさせてくれた3頭に本当に感謝
みんな頑張って走ってくれて、ありがとう
タンタ君もクイーンちゃんもガル君もみんな、無事に秋を迎えられますように
そして、春は残念ながら回避となってしまったダノンプラチナ君。
秋はまた大きい舞台に挑戦していけることを心から願ってます。
最後にもうひとつのGⅠ。
元国枝厩舎のシュガーヒル君。
去年の秋から東京競馬場で誘導馬デビューをしてますが、
オークスとダービーで誘導を頑張っていました。
最初の2枚はオークスの時の写真。
3枚目はダービー。
遠くから撮った写真で分かり辛いですが、一番右にいるのがシュガーヒル君です。
現役時代はGⅠという舞台には立つことができませんでしたが、
こうやって違った形でGⅠの舞台に立てる。
誰にでもできることではないと思いますし、それはそれで感慨深いものがありました。
1年前はまだ現役で走っていたお馬ちゃんが、13万を超える大観衆の中、落ち着いて歩いている姿を見て感動しました。
走ることとはまた違う道で頑張っている姿を見れるのは嬉しいですよね
いつか先頭で誘導できる日が来るように、これからも頑張ってね、ヒルたん
最後の写真は東京競馬場乗馬苑で撮りました。
乗馬苑に行けば、こうやって馬房でリラックスしているシュガーヒル君に会えるかもしれませんよ