みなさん、こんにちは!
お~寒!!
最近グっと寒くなりましたね~!
風邪ひきそ・・・。
職場でも風邪が大流行りです。
あっちでゴホゴホ、こっちでゴホゴホ、僕の席の前でも後ろでもゴホゴホです。
幸い僕は風邪をひいておらず、うがい、手洗いでなんとかシノぎたいなあと思ってますが、これだけウィルスをまき散らされると、チと辛いなあ・・。

 さて、最近かの”永遠の0(ゼロ)”などの著者である百田尚樹さんが、今年ガンで亡くなった歌手やしきたかじんさんの本を出しましたね。
どういう本かと言いますと、たかじんさんの奥さん:さくらさんが持っていた、たかじんさんが闘病中に書き残したというメモとさくらさんの証言を元に執筆した、たかじんさんが亡くなるまでのドキュメントという内容だそうで、僕もたかじんさんの大ファンですので是非読みたいと思ってたんですね。
しかし、何やら周りが騒がしい・・・。
どう騒がしいのかと言いますと、本の内容が酷いと。
どう酷いのかと言いますと、たかじんさんご本人の話と言うよりかは奥さん(さくらさん)が如何に大変だったか、どんなに苦労したかということにフォーカスが当たっているようで、さらにたかじんさんの関係者(事務所の社長、マネージャー、元奥さん、実の娘さん)をケチョンケチョンにけなしているという内容だそうです。
う~ん、僕は実際に読んだ訳ではないのでなんとも言えないのですが、アマゾンのレビューを読むとかなり酷評されてるんですね。
逆に大絶賛のレビューもあるのですが、やはり圧倒的に酷評が多いんです。
僕の大阪の友達も、あんなんウソばっかりや!買うたらアカンで!と言いますし・・・。
悩ましいですね・・・読んでみたいと言う気持ちもあるのですが、あの酷評を見ると読んだら腹が立つかもしれないし・・・。
なぜそんなに拒絶反応がおこるのでしょうか・・・??
まあ未亡人のさくらさんは、たかじんさんが亡くなる1年ほど前から交際をスタートさせ、亡くなる3ヶ月前に入籍したということで、そんな”たかじん暦”の短い人がいきなり脚光を浴びて、さらに莫大な遺産を相続するとなると、大阪のコテコテのたかじんファンはちょっと気分が悪いのかも知れませんね。
遺産目当てとか言われてますしねえ。
さらに、百田さんも生前のたかじんさんと面識がなかったということですし、そういうのもあるんでしょうね。
そうなると未亡人の粗捜しが始まって、もともとイタリア在住の方だったそうですが、実は結婚して旦那が居たということも発覚してます。
さらに、たかじんさんと入籍した時はまだイタリア人男性と離婚してなかったという噂も出てたりしますしね(重婚疑惑)。
そして、たかじんさんの追悼会などでも、TV局や参加者に凄い制限を課すなど、いろいろと良くない噂が騒ぎ立てられてますし・・・。
究極は、たかじんさんが残したメモの筆跡がたかじんさん本人のものではないという話まで出てます!
でも、どれもこれも噂レベルですので、真偽のほどは判りませんが・・・。
この本の内容がTV番組:金スマで取り上げられていて、本の内容が再現ドラマ化されてたんですよ。
僕もそれを見たんですね。
その結果、僕もあまりいい気分がしなかった。
なぜかと言いますと、やはり奥さん:いい人、たかじんさん:悪い人、みたいな構図になってるんですよ。
たかじんさんが悪い人というか、ちっちゃい人間に映ってるんです・・・。
亡くなる間際のたかじんさんが見せた姿を赤裸々に描いてるのですが、それが僕たちファンが持ってるイメージを覆すような描き方だった。
(それも本当かどうか判りませんしねえ)
さらに、秘蔵の映像や写真をさらけ出して、金儲けの道具にしてるように感じたんです。
もちろん、直筆(とされている)闘病中のメモもそうですよ。
そんなの出さんでエエやん、って思ったんですね。
たかじんさん、これを出されて喜んでるのかなあ、というのが僕の感想でした。
ということで、今騒動になってるたかじんさんの本に関しては、百田さんの書き方が未亡人だけの話で構成されてて、さらにたかじんさんの関係者を蔑んでいる内容になってること、たかじんさんのファンのイメージを壊すような内容になっていること、そこまで出さなくてもという資料をさらけ出しすぎていること、これらが重なってしまったからこういう騒動になっているんだと思いますね。
まあ実際にその本を読んだ訳ではない僕が言うのもナンですが、不快感を持ったファンがかなりの数居たと言う事は事実のようです。
その本を読んだ読者のほとんどが得せず、未亡人と百田さんだけが得するような内容というような気もしますし、ほんとにそうであったら、そんな本を出版する意味はないと思いますよね。
どうしようかなあ・・・読んでみようかなあ・・・。
ちょっと怖い気もしますねえ・・。
自分の目で確かめなきゃイケナイとは思ってますが、ちょっと手を出すには腰が引けています・・。
僕はたかじんさんの大ファンですので、やはりアノたかじんさんのイメージは崩して欲しくなかったです。
また、故人の関係者を悪く言ったりもして欲しくなかった。
なんか後味悪いじゃないですか。
そうでなくても関西のたかじんファンはまだ悲しみに暮れてると言うのに・・・。
もうちょっと、たかじんさんもファンもそっとしておくことって出来なかったのかなあ、百田さん。


 さて、話はガラっと変わりますが、解散総選挙ですか・・・。
ハッキリ言いまして、意味ないです。
たかじんさんの本より意味なし!
自民、いや安倍総理はそういう小手先のことばかりやって来ますよねえ。
まず、何を国民に問うための総選挙なの??
消費税10%??
アベノミクス全体の話??
そして選挙をする場合の対抗馬的な立場のモノは一体何なんですか??
判りませんよ。
例えば国民が消費税10%に反対する場合、どの政党に入れろと言うの??
入れる政党がありませんわ。
民主も三党合意で消費税10%に賛成してましたし(賛成してなくても入れませんし)。
このまま解散総選挙した場合、消費税10%に反対の人は投票に行かないか、白票でしょうね。
そんな少数の有効投票でも今の状況ではやはり自民に票が集まると思いますが、そんなので消費税10%を国民が支持したと言われてもねえ・・・。
まあ、そう言うのは見え見えなんですけど・・。
で、今回の総選挙ですが、費用が¥700億かかるそうです。
あのねえ・・・、お金が足らん足らんと言って消費税上げたい訳でしょ?
それなのに、こんな意味のない選挙に¥700億使うんですか。
国民は完全に愚弄されてますよね。
確かに国の借金は¥1000兆でGDPの2倍、そんな金に比べたら¥700億なんか屁みたいなもんでしょ?とまた言うんでしょう。
ね?結局前回僕が言った通り、日本の借金の金額に比べたらゴミみたいな金額だから気にすんなというメンタリティがここでも露呈されてますよね。
なんかもう借金¥1000兆が政治家とか公務員の無駄遣いの免罪符になっちゃってるような気がしてなりませんわ。
ここで言いましょう、選挙は自腹でやって下さい!
つまりアナタたちの給料の中から費用を捻出してやりなさいということ。
こういうことを繰り返してると本当に国民が政治不信に陥りますよね。
ただでさえ低い投票率がさらに低くなりますよ。
維新の橋下さんも国政に出て来そうな感じですが、今、チャンスかも知れませんね。

 経済学者の中には頑に今増税しないと日本が崩壊するということを言う人がいます。
確かに、そういう状況なのかも知れません。
でもなぜ国民が少子化によって将来の社会保障が成り立たなくなる可能性を知りながら、増税を嫌うのか?それを考えなきゃイケナイと思うんですよね。
なんで税金を払うのが嫌なのか??
そこで、あの税金が高くて有名なスウェーデンについてちょっと調べてみたんです。
スウェーデンの人たちはなんで高い税金を払うのでしょうか?と。
すると、とあるサイトを見つけたんですね。
ちょっとそのサイトの内容を引用させてもらいますね。
 まずスウェーデンと言う国は、人口が約900万人で、神奈川県と同じ規模だそうです。
そして気になる税金関係ですが、消費税はいわゆる付加価値税という感じで、食料品は12%、書籍は6%、医療・介護はゼロ%、その他が25%だそうです。
というふうに、生活に必要な費用の税金は安く、その他の嗜好品などは税金が高いと言うことです。
地方所得税が経金31.5%で、年収が約¥450万~¥640万までは国税として20%が加算、それ以上は25%が加算されるそうです。
結局、国民所得の約48%が税金で取られると言う超重税の国なんですよ!
す、凄いっすね・・・、48%・・・。
ではなぜこういう高い税金をスウェーデンの国民が払っているのかと言いますと、みなさんご存知の通り、スウェーデンは福祉大国でもある訳なんですね。
まず、子供に対する給付金が凄い!
出産費用はタダ、そして子供が8歳になるまで最長480日間育児休暇に対して給与の80%程度が支給されると。
医療も二十歳までタダだそうです。
さらに、大学院までの学費もタダ!!!
凄すぎる!!
その他、子供だけではなく高齢者への福祉もめちゃくちゃ充実してます。
まあその分、税金の取り立ては厳しいそうですけどね。
でもこのような高福祉を考えると、税金の払い甲斐もあるってもんですよねえ。
そして、スウェーデンの国民は政府に対する信頼が厚いそうです。
なぜなら、日本とは違って政治家が不正をしないそうで、さらにちゃんと国民の未来を考えて政治をしているからだそうです。
ちょっと社会主義っぽい感じもしますが、それを差し引いてもちゃんと税金を有効活用してますので、政府と国民が一体となって国作りをしてるような雰囲気ですよね。
 ここでふと気づいたんですよ。
なぜ日本の国民が、社会保障に使うと政府が言ってるにも関わらず税金を払うのを毛嫌いするのか!
それはやはり政治不信があるからじゃないでしょうか。
どうせ増税した分を自分たちの懐に入れるだけでしょ!って思ってる国民が多いからじゃないでしょうかねえ。
政治家に金を持たせりゃ私腹を肥やして、贈賄もするわ有権者の買収まがいのことはするわ、必要のない箱モノを作って天下り先にするわ、票集めのことしか考えてないわ、地方議員は横領まがいのことしかしないわ、公務員の給料は高いわ、その他いろいろ、税金の使い道に不信感があるからでしょう。
もしスウェーデンのように税金の使い道が明瞭で、福祉がちゃんと充実してるのであればこれほどまでに税金を払う事に拒絶反応を示さないでしょう。
スウェーデンみたいに大学院まで学費をタダにしてみ??
子供増えるよ~。
出産費用をタダにしてみ?
子供増えるがな。
育児休暇に対する給付を手厚くしてみ?
これまた子供増えるよ~。
そうすると、肩車から騎馬戦、いや胴上げ型の高齢者福祉になるんじゃないでしょうかねえ。
税金を健全に使ってるのであれば国民が税金を払うことにそれほど拒絶反応を示さないと思います。
国や地方はそういう国民の心理をちゃんと考えればいいんじゃないでしょうかねえ。
まあスウェーデンはそもそも国が小さいので実現可能なのかもしれませんが、それにしても日本は、あまりにも自浄努力がないですし、次から次へと政治家の不正が発覚しますし、きっと国民はそういうところを見てるんですよ。
少なくとも僕はそうです。
今回の解散総選挙もそうじゃないですか。
こんなに意味のない選挙に¥700億て・・・。
嫌やもん、税金払うの。
政治家や公務員にいいように使われるの嫌やもん。
それが僕の正直な気持ちですね。
簡単に選挙で¥700億使うって言うなよ・・・。
そういうことでしょ?
経済学者の中には増税を拒む国民はバカだ、日本の現状、将来を考えろという人も大勢いますが、アンタらもお役人の金の使い方をちょっとは考えてみ?と思いますよねえ。
そして日本の将来、将来と言いますが、僕たちは”明日”が不安なんですよ。
増税されたら明日からの生活が不安なんです。
そういう心理が働くんですよね。
今は行動経済学という学問が注目されつつあって、単に経済がお金の量で決まるのではないと言われてるじゃないですか。
そういうお金を使う、払う人間の心理にまで踏み込まないと、判断を見誤ると思いますよね。
あ~あ、なんか政治家の茶番に付き合わされてるみたいで、年末は気分悪いなあ。

 
 さて、仕事の話でもしましょうか。
またまた年末、怒濤のように忙しいです・・・。
現在、今までにウチの部署がやったことのないデバイス(IC)の設計をやってるのですが、今回はなんと、とうとう人命に関わるようなデバイスの開発なんです。
あ~やりたくない!
なぜかと言いますと、もし、万が一人命に関わる事故を起こしてしまった場合、組織が責任を取ると思いますか?
いえいえ、そんな甘いもんではありません。
組織は組織防衛に走りますので、責任を全て末端の設計者に押し付けます。
もうそれは判ってるんですよ。
以前このブログでも書いたと思いますので詳しくは書きませんが、組織と言うのはそういうもんなんですよね。
だから、やりたくない。
でもまあ技術的興味もありましたし、他にやる人もいないので僕がやることになったのですが・・。
このデバイスですが、とある厳しい使い方をされるデバイスなんですね。
なので、もちろん、その厳しい状況に耐えうるデバイスでないといけないんです。
しかし!なんと、こともあろうに、ウチが作る半導体にはそういう厳しい条件に100%耐えられるものがないんですよ・・・。
どうなるかと言いますと、そういう厳しい状況で使われると一瞬で壊れます、はい。
そういう脆いデバイスを人命に関わるところに使おうという、恐ろしいことをしようとしているんです!
普通にその厳しい状況でデバイスを使うと簡単に壊れますので、壊れないようなプロテクトの回路をあちこちに入れないといけません。
それが凄く大変で・・・。
あらゆる状況を考えて、いかなる状況でも壊れないようにしないといけないんですね。
ほんとに大変・・・。
そこで疑問が湧きます。
??他の会社はどうしてるの?
そうなんです、他の会社はその厳しい状況でも壊れない半導体を持っているので、特に苦労する事なくそういうデバイスを開発出来るんですね。
その点、ウチは物凄いハンデを背負っているんですよ。
僕、ウチのそういう状況で人命に関わるようなデバイスをやるべきではないと思うんです・・・。
僕がマネージャーなら、やりません、絶対。
なぜそういう状況にあるのに、危険を冒してまでそのデバイスを開発するのか?!


  判りません・・・・


べらぼうに儲かるのか??
いえ、そうでもないです。
それを開発したら何か賞がもらえるのか?
いえ、もらえる訳がありません。
こういうことを考えると、やるメリットがないんですよね。
限りなく負けに近い博打なんですよ。
リスクが高すぎる・・・。
幸いこのデバイスは人命に関わる所以外でも使える事は使えますので、僕はそっちに持って行きたいと思ってるんですけどね。
そうじゃないと僕が自滅します!

なぜ組織はこういう判断をするんでしょうかねえ・・・。
今ウチの部署は独立した会社組織だとすると債務超過が続いてる倒産状態ですので、なんとか商材を作り出したい・・・というのは判るんですよ。
でも、負け戦になる可能性が非常に高いんです。
しかし、部署のアイデンティティをキープするためにそういうリスクを冒しているんです。
リターンが低く、リスクが高いことを組織のアイデンティティのためにやろうとしている・・・。
まるでアベノミクスじゃないですか・・・。
コストプッシュのインフレは逆に景気が悪くなるということを知ってたはずなんです。
しかし、上っ面のインフレと株高であたかも景気が良くなったと言って増税し政党のアイデンティティを保とうとしてるアベノミクスと同じじゃないですか。
そして、失敗のツケを末端である国民に押し付けるというところも同じですよね。
と考えると、やっぱ失敗するな、この開発案件。
止めたほうがいい・・・。

景気が回復しないのはアベノミクスの責任ばかりでなく、やはり企業の責任もあると思うんですよね。
こういう変な判断をして、毎日緊張感のない仕事をして、部署間でいがみ合いばかりやってる・・・。
なので、会社の業績なんか上がる訳がないんです。
スウェーデンは大学院まで学費がタダと書きましたが、そうすると大学院まで行こうと思う人も増えますよね?
そうすると知識を持った国民がたくさん育ちますので、国力が上がりますよね?
実際、スウェーデンの国力、競争力のランキングは世界で2位らしいです。
日本もそういうふうにしないと、いつまでたっても緊張感がなく、間違った判断ばかりする人材しか育たないと思いますねえ。

解散総選挙だって間違った判断じゃないですか、ね。
結局そういった間違った判断しかしない人材ばっかりなんですよね。
GDPがマイナスとなった結果、今回の解散総選挙に繋がっていますが、世間の経済学者、エコノミストはほとんどが景気回復の予想をしていた。
また、一般的に、経済学者の予想って真っ二つに割れたりもしますよね??
結局、経済学者だと言って学位だけ持って威張ってる人間も正しい判断ができず、占いみたいになっちゃてますよね。
誰もかれもが判断ミスです。

そんなことを考えると、やっぱまずはスウェーデンに学ぶのがいいのかもしれないなあ。
とりあえず、僕は技術的興味のみで明日からまたその開発~設計をやることにしますよ。
さてどうなることやら・・・。

では今回はこんなところで~。

 
 みなさん、こんにちは~。
寒くなりましたね~。
風邪が流行ってるようですが、今日とあるショッピングモールに行ったんですよ。
そこの本屋に行ったのですが、立ち読みしてるオバちゃんが咳ゴッホゴホで、そんなに辛いんだったら家でじっとしとけ!って思いましたよ・・・。
そうやってウィルスまき散らすな~と思いましたわ。
そうそう、ウィルスといえばエボラ出血熱。
日本も先日、成田と関空で2件のエボラと思しき人が出ましたよね。
まあアフリカの危ない国に行くなとは言えませんし、仕事だったら仕方ないでしょう。
なのでウィルスを日本に持ち込ませないようにするのは不可能なんですよね・・・。
仮に、渡航禁止とか、危ない地域から日本に入国するのを禁止したとしても、いろんなルートで日本に入国することも出来ますし、体調が悪くても申告しなければ入国出来ますし、また潜伏期間であればウィルスを持ってる本人も気づきません。
なので、ウィルスを日本に入れないようにするのは不可能なんですよね。
ここはやはりワクチンの開発に期待するしかないでしょうねえ。
ニュースで厚生労働省の人に文句みたいなことをいうインタビュアーもいますが、それはお門違い。
いくら政府でもウィルスが日本に入ってくるのを防げないんです。
必ずウィルスは日本に入って来ると考えておかなければいけませんし、それも一つの危機管理なんですよね。
ウィルスが入って来た時にどうするか。
これを早急に考えて訓練、対策しておく必要がありますよ。
これは決して国だけの問題ではなく、僕たちの日常である企業活動においてでもそうですよね。
何度言ってもインフルエンザが治りきってないのに会社に来るバカもいますし、さっき書きました本屋のオバハンみたいなのもいますから、もし社員がエボラに罹った場合に企業はどう対応するのか、職場はどうアクションするのか、そういう訓練をしておかなければいけないと思いますねえ。
今からの季節、たとえばインフルエンザ、風邪をエボラに見立てて、もし職場でゴホゴホやってるやつがいたら即刻帰宅させて、治るまで自宅待機にするとかやってみてはどうですかね??
まず手始めに、風邪とかで訓練しておくのもいいかも知れませんね。
出来ないでしょうけどね・・・。

 さて、話は変わりますが、またまた黒田バズーカが炸裂したようで、株価も急上昇し円もガタッと安くなりました。
でもこれ、一時的なものだと国民は知ってますよね。
以前バズーカをぶっ放したときも同じようなことがありましたが、株価も下がって来てましたし、円も¥100にかなり近づいてましたし、まあある水準はキープしてるモノの、やはり元に戻ろうとしている感じです。
まあ今回のバズーカは、根本的な経済対策じゃないですけどね。
判りますよね皆さん、なんでこの時期にまたバズーカをぶっ放したのか。
そうです、消費税10%の判断の時期だからですよ。
国民はもちろん、政府関係者も知ってるんです、アベノミクスが実質効いてないと・・・。
そして数値的にもそれを示し始めたと・・・。
そこで株価、円安をこの時期に一時的に誘導しようとバズーカをぶっ放した訳です。
そして、ほら株価も上がってるし円安にもなってるでしょ!消費税上げましょうね、と。
ほんとに姑息と言いますか何と言いますか、バレバレと言いますか、まあ結局はそれで国民が騙されると思ってるので、国民を愚弄してるんでしょうけどね。
アベノミクスの一番の目的は株価でもなければ円安でもないんです。
国民の所得を上げることなんですよ。
景気と言うのはまさしく”気”の問題で、国民がお金を使おうとする雰囲気になることだとよく言われます。
株価が上がりました、円安になりました、さあ国民がお金を使う雰囲気になったでしょうか?
なってませんよね・・・。
株価が上がるのは企業には良い事ですし、株を持ってる人にとっても良い事でしょう。
しかし企業はそれで社員の給料を上げる訳でもないですし、株を買うほどお金に余裕のある国民も少ないと思います。
みんな家のローンや家賃や子供の教育費、老後の貯金に必死なんですから。
当初、アベノミクスの戦略では日銀が国債をガバガバ買い、銀行にじゃぶじゃぶお金を回す。
そのお金を企業が借りて設備投資を行い利益を出せるようになる。
そうやって企業が儲かれば社員、つまり国民の給料が上がって景気が回復する、ということでした。
円安になれば輸出で稼げますので、これも企業に取っては良い事です。
しかし、安い金利でお金が借りれる状況にあるのに企業がお金を借りなかった。
円安になっても製造拠点を海外に移している企業が多いので輸出に影響もなかった。
企業は多少業績を回復させたけど、内部留保にばかりお金を回して社員の給料を上げなかった。
こうやってアベノミクスのシナリオ通りに行かなかった・・・。
そしてその好景気に乗っかって消費税を5%から10%にしたかったのですが、そこで議論が紛糾してしまったんです。
しかし、アベノミクスはどうしても消費税を10%にしたいんです。
そこで今回のバズーカと、明らかに消費税10%賛成派の人数が多い有識者の討論会を開くと言うバレバレの手を打って来たんですよ。
確かに消費税を10%にしなきゃ社会保障がヤバくなります。
しかし、かのクルーグマンさんが今消費税を10%にすると日本は完全に終わると言ってますが、まあ完全に終わらないにしても、確実に国民は金を使わなくなりますよね。
さっき言いましたように、景気とは国民が金を使う雰囲気になる事ですが、その真逆になってしまいます。
最近、どこかの高校教師が消費税10%にしないとダメだというブログを書いてるのを見ました。
そこで、国民は増税する前に公務員の給料を下げろと言うが、そんなもん下げたところで到底¥1兆にもならないからやっても仕方ないと書いてたんですよ。
そして、国会議員、国家公務員、教師などなど公務員の給料の一覧表を載せてたんです。
もう皆さん判りますよね、その高給ぶりが。
そんな表を載せて、この給料を数%削減しても屁の突っ張りにもならんと言う訳です。
僕はそれを見て、ああこれが公務員の典型なんだなと思いました。
まず金銭感覚がまるで民間と違う。
あの小渕優子を見ても判る通り、金銭感覚がまず違うんですよね。
小渕優子、後援会かなんかでクオカード配ってたそうですが、それを何の罪悪感もなくやってしまうというところが金銭感覚だけでなく、全ての感覚が民間とズレてるということが判りますよね。
そこが、公務員の給料削っても・・・という発言につながてくるんですよ。
それって、ちょっとくらいなら良いよねと軽犯罪をやる人間の感覚と同じなんです。
これ1個万引きしても店の売り上げに対して大したインパクトないでしょと言ってるのと同じなんですよ。
規模の問題じゃないですよね??規模の問題じゃあ。
その高校教師だけでなく、過去に何度も同じ意見(公務員の給料削減しても大した額にはならない)を見た事ありますが、それも規模に話を転嫁してるだけなんですよ。
そういう感覚が、かの兵庫県の議員の横領や先日新聞で出てた¥2000億ほどの政府の無駄遣いや、そういうところに全て繋がってますし、発覚してるのはハインリッヒの法則が物語る通り、ほんの少しだと思うんですよね。
やはりあると思いますよ、国民には。
税金上げる前に無駄を全部排除しろ、という感覚が。
ありますよね??
今回はそういう根底にある問題や感覚とは別に、姑息な黒田バズーカが凄く気になりましたので書いてみたのですが、クルーグマンさんも消費税10%はダメだと言い出しましたし、アベノミクスはどうするんでしょうか・・・。
僕の予想は10%になる、です。
酒税も変わりますし、配偶者控除も変わりますし、いろんなものが増税に繋がって行くと思います。
そして川内原発、オスプレイなど、国民の民意に反することばかりで全てが埋め尽くされるんです。
どうですか皆さん!
これが民主主義と言えるのでしょうか??
最近思うのですが、日本って中国とあんまり変わらんなあと・・・。
そのうち言論統制やネットの規制とか、そういうのも強化されるかもしれませんね・・。
やってみりゃいいじゃん、消費税10%。
安倍チャンは消費税10%が先送りなら衆院解散~総選挙と言ってるそうですが、自民以外にマシな政党もないですし、やはり自民に票が集まると思いますし、とは言っても、それで国民が10%を支持してると言われても困りますよねえ。
そういうやり方もまた姑息かと思いますねえ・・・。
政権を取る政党に該当者なし、ってないのかなあ。
そうなったら無政府状態になっちゃいますけどね!
海外に逃げたいなあ。

 さて仕事の話です。
最近、こういうことをよく思うんです。
結局僕たち仕事をしてる人間は、他人に言われなくても自主的にすべきことをやれる人間とそうでない人間の二種類に分かれる、と。
それだけだと。
巷間よく言われてるのは、学歴なんて関係ないと。
このブログでもそういう話はよくして来ましたが、じゃあ結局仕事が出来る人と出来ない人の違いって何なの?ということになりますよね。
そこで僕はあーだこーだと考えた末、言われなくても出来る人とそうでない人の2種類に分かれるだけなんじゃないかという考えに至ったんですよ。
うちの職場、会社は完璧な学歴主義なんですよ。
採用する新卒者は完全に学歴のみで選考してます。
前の会社はそれだけではなく、人間性を見てましたけどね。
今の職場はそう、100%学歴です。
しかし学歴だけでは、言われなくても自主的に、今何が問題で、それをどうやれば克服出来て、そのためには何をすべきか、それを判断して実行に移せる、実行出来る人間かどうかを判断出来ないんですよ。
なので、今の職場には言われなければ何にもできない人が溢れかえってるんです。
最近、今まで職場でやったことのないハードルの高いデバイスを開発しようと言う話がありました。
それをとある中堅社員(僕より年上)に担当してもらったのですが、結局何ヶ月経っても何にも進まなかったんです。
とある一つのハードルで躓いてしまったまま数ヶ月・・・・。
僕はその都度、その都度、じゃあこういう検討すればいいんじゃないかと言ってたんです。
まあもうベテラン社員なので、あまり手取り足取りやんなくても大丈夫だろうし、僕は僕で他の案件に没頭しなければイケナイ状況でもありましたので、あまりそのベテラン社員の案件に首を突っ込む事も出来なかったのですが・・・。
そうしてるうちに数ヶ月が経ってしまったんですよ。
僕もさすがにそう言う状況ではマズいと思い、そのベテラン社員を違う開発案件にコンバートして、その数ヶ月停滞していた案件を僕が引き継いだんです。
確かにかなり難しい開発案件でした。
しかし、今何が問題で、それをどうすれば克服出来て、そのためには何が必要で、それをどうすれば持って来れるのかということを順番に考えれば、何かの解は得られるんですね。
そしてもしそれがどうしても得られない場合、早めにアラームを立てることだって出来ますし、もし本当に何をどうしても出来ないのであればその理由を誰もが納得する形で提示すればギブアップしたっていいんです(むしろギブアップすべき)。
運良く、なんとかギブアップしなくてもいい状況にはなったのですが、そういうふうに順番に物事を考えて行って、そのタイミング、タイミングでこの先進める事が出来るのかどうかを判断して行けばいいだけの話なんですよね。
その中堅ベテラン社員は数ヶ月も停滞させてしまってた・・・。
僕が引き継いだときは上にも書いた通り、ひとつのハードルで詰まったままだったんです。
そこでアラームを立てると言う判断が出来なかった。
このままでは二進も三進もいかないと、このままでは時間ばかり経ってしまうと、今アラームを立てるなりギブアップするなりのアクションを取らなければいけないという判断が出来なかった。
この中堅社員だけの話ではなく、同じように自分で物事を判断して自主的に仕事を進めることができない社員がたくさんいるんですよ。
こういう能力って学歴では絶対判断出来ないんです。
今、大学をG型(グローバル型)にするかL型(ローカル型)にするかなんてことが騒がれてますよね?
G型というのはアカデミックな学問をすると言う意味で、L型というのは企業に入った時に即戦力になるような職業訓練型という意味だそうです。
僕はそんなのどっちでもいい(いや、大学はアカデミックであるべき)と思っていますが、もしL型にするとしても、ちゃんと自分で物事を判断して進められる人材に教育しなければダメだと思いますね。
ひょっとすると海外の大学生と日本の大学生の大きい差ってここなんじゃないかと思う訳です。

うちの長男は家では言われないと何にもやらないタイプですので、よくこう言います。
お前なあ、世の中には2種類の人間がいて、言われなくても出来る人と言われないとやらない人、これだけだ。お前は言われなくても出来る人間になりなさいと。
響いてんだか響いてないんだか判りませんが、なかなか言われなくても出来るようにはなってないみたいですねえ・・・。
次男は言われなくてもやるんだけどなあ・・・。

とにかく、消費税増税も、安倍チャンが自分で物事を進めるのはいいのですが、ちゃんとそれが今すべき事かどうかの判断はして欲しいですよね!

ではまた次回、よろしくお願いします~。

 みなさん、こんにちは!
風邪ひいてませんか??
僕は大丈夫です、ピンピンしております。
最近ゴホゴホやってる人、多いですよね・・。
みなさん、お気をつけくださいませ~。

 さて、プロ野球の日本シリーズですが、阪神タイガースは惨敗に終わりましたね・・・。
まあ、日本シリーズに出る事自体が凄い事だといえば凄い事なのですが、それにしても負け方が酷過ぎたので、文句の一つや二つ、いや、三つ四つ五つと言いたくもなりますわ。
レギュラーシーズン中もそうでしたが、日本シリーズでも和田監督のスカタン采配が炸裂しました。
あ、”スカタン”というのは関西弁で”どうしようもないアホ”という意味です。
何かとんでもない失敗をやらかしたら、”このスカタン!何やっとんねん!!”と怒られる、という感じで使われる方言ですね。
そうなんです、スカタン采配なんですよ・・・。
シーズン中、何度となく”なんでそんな作戦使うの????”ということがあったんですよ・・。
それが日本シリーズという大舞台でも炸裂してしまいました・・・。

 今回の日本シリーズを一言で総括するならソフトバンクの監督、選手の頭の良さに対して阪神の監督、選手の頭の悪さが目立ってしまった、といったところでしょうか。
野球と言うのは、打率、防御率、盗塁成功率、勝率、など”率”という言葉に支配されてますよね?
そうなんです、野球は確率のスポーツなんですよね。
まあ、これは野村克也さんのお言葉なのですが・・・。
ボールを投げる、ボールを打つ、というのは人間がやることですので、もちろんある程度のブレがあって、成功する事もあれば失敗する事もあります。
その成功、失敗をある程度の期間、ひいてはシーズン全期間で見ると、選手選手の力量を表す打率とか防御率とかのそれなりに信用出来る確率と言う数値が出るんですね。
なので、その選手たちを使って野球をやる監督はその率を考えてチームを構成しますし、作戦も立てるんです。
打率のいい人は4番打者に、出塁率が高く盗塁成功率が高い人は1番打者に、とか。
さらにそれだけでなく、作戦や戦術という面でも、ヒットを打つよりバントをしたほうが得点につながる確率が高いとか、守るほうでは2塁に投げるより1塁に投げたほうが確実にアウトを取れるとか、そういう率の高い低いがあるんです。
なので、野球と言うのは成功率が高い戦術をより多く取れば勝てる確率が高まるスポーツなんですね。
これも野村克也さんのお言葉ですが・・・。
野球をする場合、ギャンブルみたいな作戦をするより、確実に成功する作戦を取れば勝ちやすいということなんですね。
今回の日本シリーズではソフトバンクの秋山監督は、そういう確率の高い作戦を取ってました。
あたりまえと言えばあたりまえなのですが、シーズン中ならやらないような手堅い戦術をとりましたよね。
それを如実に表してたのが、シリーズ第4戦目のことです。
その日のソフトバンクの先発は中田投手。
初回からコントロールがバラついて、ボール先行のピッチングでした。
しかし、阪神打線はそのボール球に手を出したりして、調子の悪い中田投手を助けてたんですが・・。
そして3回、その中田投手は2点を取られて同点に追いつかれた。
とは言っても、まだ同点ですし、これから調子を上げて来るかも知れませんので、交替はないだろうと思ってたのですが・・・秋山監督はサクっと中田投手を降板させたんです。
それは、今後の中田投手の調子の上がり具合に期待するのはギャンブルだからで、より調子の良い、安定したピッチャーに変えないとさらに失点してしまう可能性があるからです。
普通、レギュレーシーズン中なら3回での交替はないでしょう。
しかし、日本シリーズということで、3回で先発ピッチャーを降ろしちゃった。
なぜか?日本シリーズは短期決戦ですので、投手を温存する必要がなく、どんどんつぎ込めるからなんですね。
僕、この采配を見た時、秋山監督って凄いなあと思いました・・・。
それに対して、阪神の和田監督は、コントロールが定まらずボール先行だったけど、ソフトバンクの打ち損じに助けられてた岩田投手を7回まで投げきらせたんですよ。
岩田投手、毎回毎回ボール先行のピッチングで、ランナーを貯めてたんですね。
しかし、ソフトバンクの選手が打ち損じてくれてましたので、なんとか7回2失点で降板したんです。
7回2失点というと数字の上ではナイスピッチングです。
しかし、その内容はと言いますと、もう青息吐息のピッチングで、よくそれで2点しか取られなかったなあという内容だったんですね。
これ、博打なんですよ・・・・。
たまたまソフトバンクの打者が打ち損じてくれてたから実現した数値で、普通なら大量失点です。
和田監督は日本シリーズという大舞台でそういう博打的な采配をしてたんです。
その他、走らせてはいけない場面で盗塁をさせて失敗したり、1点を争う試合で、ノーアウト1塁の場面でもバントさせなかったり、もう何考えてるのかさっぱり判りませんでした。
負ければ後がない、ソフトバンクが優勝に王手をかける試合で、スコアは0-0、そして阪神はやっとノーアウトからヒットでランナーが出たんです。
次の打者はバントの名手の関本選手。
誰もが当然バントだと思ったでしょう。
しかし!!まさかの強攻策!!
え~~~~~?!!!なんで、バントじゃないの~??!!
おそらく当の関本選手も???だったんでしょう、結局はボール球を振って三振・・・。
もちろん、その後も打者が打ち取られて点が入りませんでした・・。
なぜバントしなかったのだろう・・・。
バントが極端に苦手な打者なら判ります、点差が開いていて勝ってる、または負けてるのなら判ります。
しかしスコアは0-0、回も中盤~後半、1点を争う試合です。
なぜ得点出来る確率が高い作戦を取らなかったのか・・・。
理由がさっぱり判りません。

 また監督のスカタン采配だけではなく、阪神の選手もやらかしまくってました。
守備においては、間に合いそうもないのにゲッツーを狙って2塁に投げて、結局セーフになったり、
相手がバントしたのを2塁でアウトにしようと無理して投げて、結局セーフになったり。
今回のシリーズはそういう判断の悪さが全て試合を決めるミスになってるんですよね。
打つほうもそうでした。
これも1点を争う試合で、あれは延長10回だったでしょうか、1アウト1、3塁で打者は4番のゴメス選手。
ここは犠牲フライでも1点取れて勝てる状況だった。
しかし結果は最悪のダブルプレーで結局無得点・・・。
ここはゴロを絶対打っちゃダメな場面なんですよね。
そして、自らをパワーヒッターだと言ってるゴメス選手です、外野にフライを打てる確率はかなり高いはずなんですね。
この場面は、もちろんゴメス選手にフライを打てば良い、打たなきゃイケナイという意識が欠如してたのが悪いのですが、監督も悪いんですよね。
犠牲フライを狙え、というサインを明確に出さなきゃいけないんですよ。
そして究極のスカタン野球はソフトバンクが優勝を決めた試合の幕切れでした・・・。

 最後の9回表、0-1で阪神が負けている場面で、ソフトバンクの投手は守護神サファテ投手。
155km/h前後の豪速球で抑えるパワーピッチャーです。
しかし!このサファテ投手が、緊張からか大乱調で、ストライクが全く入らない!
とうとう1アウト満塁になってしまったんです。
そこで打者は西岡選手。
ここでフォアボールを出してしまったら、阪神は労せずして同点に追いつける場面なんですね。
そして西岡選手への投球は1、2球ともクソボール・・・。
全くストライクが入らないんです・・・。
こういう場合、ベンチの指示は100%”待て(振るな)”のはずなんですよ。
しかし!!サファテ投手の3球目、これも顔の高さくらいのボール球だったんですが・・・、な、なんと西岡選手はそのボール球を振った!!
打球はファールですが、それを振らなければノースリーになって、投手はさらに追い込まれるという状況になるんですよ。
サファテ投手の投球がストライクゾーンに来たのであれば、振っても良いのかもしれません。
しかし顔の辺りのクソボールなんです・・・。
それを西岡選手は振ってしまったんです。
これ、凄く相手を助けましたよね。
ここでも言える事は、監督、選手ともな~んにも考えてないということ。
状況判断が全く出来ていないということなんです。
放っておいたら相手は自滅するんですよ。
それをわざわざ助けてしまった・・。
西岡選手がバットを振ったのは、まあオレがキメてやるという気合いがあったのかも知れませんので、仕方ない部分はあるでしょう(100歩譲ってですが)。
しかし、ここは監督が”振るな”のサインを出さなきゃイケナイ場面なんですよね。
これ、塁を埋めてる阪神の選手もベンチに座ってる選手も”え?!なんで振るの??1球待てばいいじゃん!”って思ったはずなんです。
そして結局、次のボールを西岡選手は打ったのですが、ファーストゴロになり、まず本塁フォースアウトで2アウト、ボールを受けたキャッチャーはダブルプレーを狙って1塁へ送球。
そしてここで事件が起きた!
キャッチャーの送球がなんと1塁へ走ってる西岡選手に当たり、ボールがファールゾーンを転々とした!
1塁はセーフ、阪神同点か!!!と思った瞬間、審判は西岡選手の守備妨害を宣告し、ゲームセットとなったんです。
なんとも後味の悪い幕切れでしたね・・・。
西岡選手はボールを打った後、本当ならファールゾーンを走らなければいけないのに、フェアゾーンを走っていたんです。
後の西岡選手のコメントでは、打った瞬間ゲッツーだと思った、だからキャッチャーの送球が自分の体に当たれと思って走ったと言ってます。
つまり、守備妨害は故意だったんですよ。
プロの選手なら、1塁へ向かう時にどこを走れば良くて、どこを走っちゃイケナイということくらい知ってるはずなんですね。
それを、後のリプレーでも判るように、片足だけでなく両足ともフェアゾーンを入っていると言う、思いっきりの反則だったんです。
ちゃんと考えて野球をやらないだけでなく、こういうキタナいことまでして、結局惨敗してると僕の目には映っちゃうんですよね・・・。
その他、阪神のスカタン野球は上記だけでなくいろいろとあったんですね。
負けるべくして負けた。
”勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けあり”
これも野村克也さんのお言葉ですが・・・。

 今回の阪神の野球を見てて、組織が倒れて行くのってこういうことなんだなあと思いましたね。
まず、陣頭指揮をとる立場の人間が明らかにマズいマネージメントをすると自滅してしまい、競合に負けてしまう、競合を助けてしまうと言うこと。
そして、そういうマズいマネージメントをしていると、それを見てる社員、選手が不信感を持ってしまい、社員、選手のパフォーマンスが悪くなること。
社員、選手がなんにも考えずに動いていると、いくらマネージメントが良くても、負けてしまうということ。
常にいろんなことを想定して行動し、場面場面で確率の高い戦術をちゃんと取れるような準備が必要だということ。
そういうことを痛感しましたね。
僕みたいな一社員としては、やはりいろんなケースを予め想定してアクションしなきゃいけないんです。
不測の事態が起こった時に準備をしていないとアタフタしてしまい、一番良い方法をとる事が出来ませんよね。
野村克也さんはこんなことを言ってます。
オレは人より3倍の試合をしてるんだと。
どういうことかと言うと、一つの試合に対して、その前日に頭の中で1試合想像するそうです。
あの打者にはこういう配球をして、この打者にはこう投げて、自分はこう打って、と丸々1試合を想像でやるそうです。
そして普通に1試合やった後、帰ってからこれまた想像で反省の1試合をやるそうです。
これだけ準備をしてたそうです。
まあこれは極端な例で野村さんが凄過ぎたという例なのですが、それにしても阪神の監督、選手は普段からの準備不足を露呈しましたよね。
日本シリーズには出れたものの、そういう組織全体の未熟さが出てしまった無様なシリーズだったと、言わせて頂きます。
来シーズンは鳥谷選手も居なくなりそうですので、さらに厳しいシーズンになりそうです。
なので、より一層の準備が必要ですよ!

 さて仕事の話です。
最近、よくこういうことを思うようになりました。
”上司は部下の仕事を増やすのではなく、減らすようにしなきゃけない”
です。
みなさんも上司から”あの資料作っといて”と言われたり、また上司の立場の人はそういうふうに部下に気軽に頼んだりしますよね??
これ、頼まれた部下からすると苦痛以外の何ものでもないんですよ・・・。
現場の社員(部下)は本業で手一杯なんですよね。
そこに、上司が、そのさらに上役さんに何かを説明する資料を作れと部下に頼んで来ることって多々あるじゃないですか。
正直に言うと、そんなのテメーで作れよ、って思いませんか??
思いますよね~。
で、100歩譲って作ったら、ここ直せ、ここ付け加えろ、とか、まあ注文が出て来る、出て来る。
ハッキリ言って部下はそんなことやってるヒマなんかないんですよ。
上司はそういう会議とかが本業ですので、なんとも思わないんでしょうけど、部下からするとボランティアをやった挙げ句に文句言われると言う一番やりたくない仕事なんですよね。
そんな資料、細かいディテールに拘って作っても1ページを見るのって1分もないですし、見てるほうはディテールなんか気にしないんです。
しかし、こう書いたらこうツッコまれるからとか、そういう些細なことにめちゃくちゃ時間を掛ける・・・。
しかし、ふたを開けると、資料を見る側はボーっと見てるだけ、または見てなかったりするんです。
その資料作りにあーだこーだと時間と金をかけた結果、いくら会社の売り上げがあがりましたか?
そういうことを考えなきゃいけないんですよね。
これやって実利がありますか?
常にそう問いかけて仕事をしなきゃイケナイんです。
こういう資料作りとうのは卑近な一例ですが、総体的に言って上司はいかに部下の(特に無駄な)負担を軽減できるか、を考えなきゃイケナイと思いますね。
僕も一応はグループリーダーをやってますが、そういう雑用は一切頼みませんし、メンバーが上司から雑用を頼まれたら、それはそのメンバーがやるべき仕事じゃありませんと言うか、その雑用を僕が引き受けるようにしています。
そうしなきゃメンバーが出さなきゃいけないアウトプットが出なくなっちゃいますから・・。
僕もグループリーダーとして、絶対やらなきゃイケナイことをメンバーが後回しにしてたら、しつこくやってくれと言いますので、そういう点では鬱陶しいヤツだと思われてるのかもしれません。
でも、それは1stプライオリティで早急にやらなきゃこの先進めてもしょうがないというような案件なんですよ。
決してグループのメンバーに無駄な雑用をさせたり、その人が本来やるべき仕事を妨害するような仕事はさせてないつもりです。
しかし、一般的にはどうでしょうかねえ。
僕もしょちゅう被害に遭いますが、ほんとに”気軽に”雑用をたのむ人っていますよねえ・・。
そういう雑用を現場の社員に頼んだ場合、一体どうなるのか、どういう結果が待っているのか、そういうことを想像してないんですよね。
仕事も野球も、日頃からそういう事を常に考えて、想定してやらなきゃいけないと思いますが・・。

やはりそういう準備って必要ですよね。
いざというとき、とっさに出るのはそういう準備の差だと思います。
まあノムさんみたいに3倍の仕事をするのはちょっと無理ですが!

では今回はこんなところで~。