我が家の中で一番若い人。

 

彼は永遠に我が家の中で一番若い人。

 

なので、先に何年も生きてきた人には、

いつまでも小さい人。

 

だけど、ちゃんと成長している。

彼なりのスピードで。

 

できる人に合わせて無理しないで、

自分のリズムで成長していけるようにサポートするのが

自分の親としての自分の役目だと思っている。

 

私たち親から引き継いでいるであろう弱い要素を

できるだけいい方向に持っていけるように。

強い要素を最大限活用できるように。

 

そして、いつか自立して生きていけるように。

 

私たちは、自分が現時点でできることを

当たり前のように感じてしまって、

まだできない人を少し下に見てしまいがちな時がある。

その傾向が強い人もいれば、

そうでない人もいる。

 

自分たちだって、

最初は何もできなかったこと、

忘れちゃダメだと思う。

周りの大人や先に経験した人たちが

教えてくれたり示してくれたことを

自分で理解してできるようになったことを

忘れてはいけないと思う。

 

ここのところ、一番小さい人に対して、

できる人たちの言動が気になっていた。

頭ごなしに、最悪な奴は排除できたけど、

それだけでは十分ではない感じになってきた。

 

 

 

その度にフォローしてきたつもりだけれど。

 

なんせ数では負けてしまうのだ(笑)。

自分は一人なのだから。

 

どう言うのが正解かはわからないけど、

自分たちだって、最初は何もできなかったことを

言ってみた。

 

ひょっとしたら「なるほどな」って

思ってくれるかもしれないって

少し期待して。

 

そうしたら、一番小さい人が、

それなりにできるようになってること、

本人の前で褒める言葉が出てきて、

嬉しかったなぁ。

 

 

時々、父親が生きていたら、

どう反応しただろうと思うことがある。

 

それを考えると、自分は厳しすぎるのでは?

と思うこともある。

 

でも多分、彼がいないからこそ、

自分は彼の良いところを真似して

子供達に接しようとしているのではないかと思う。

そこにさらに、

我々を見守ってくれている人たちの

良い要素が加わって、

 

あれ?結構いい感じで来てるんじゃない?って

 

楽天的に思ったりもする。