THE BLANK!~近松門左衛門空白の十年~終幕 | ブルースのブログ

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小説家ではない佐藤賢一って人なんです( ̄ー ̄)

2019年9月14日(土)~9月25日(水)東京公演 大手町よみうりホール
同年     9月27日(金)~9月29日(日)大阪公演 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
全21公演
つつがなく終了しました❗

今回もジャニーズ主演の舞台でした。
浜中文一君(以降文ちゃん)とJr.宇宙Sixの江田剛君(以降江田ちゃん)とご一緒させていただきました。
で、カンパニーメンバーが豪華でビビりまくり😵💦
しかも自分的にはアンサンブルしか経験の無い中で役を貰ってしまいました❕
吉良隠密…おんみつ??名前無いのか!?
台本を貰う前に聞いただけでは全く見当が付きませんでした😅
して、いざ台本を受け取り目を通すも内容が全くチンプンカンプンで…
さぞや苦しい一月半を想像しました。

そして8月上旬顔合わせ、超緊張モードで稽古場へ。
知っているのはわが社宮川と江田ちゃんだけ!
江田ちゃんも桃山再演で観に来たときに挨拶をさせてもらっただけなので、まだお互いに顔見知り程度。
ラサール石井さん、小林且弥さん、細見大輔さん、蔭山泰さん、TVでよく見る方々ばかりじゃ無いですか!
香取新一さん、田村雄一さん、内藤大希君達はミュージカルで活躍されてる方だし!!
そんな中ではたして上手く泳げるのだろうかと不安ばかりでした。
稽古は最初の一週間ほとんど本読みだけ…
立ち稽古は翌週位からでした。
最初は台本通りに淡々と進行してましたが、みんなが覚えて来た頃合いにスズカツ劇場へ。

立ち上がりは後水尾(ごみのお)上皇と門左、互いに長い説明台詞。
難しい内容が始まる雰囲気…がしかし!

次なる細見さんと且弥さんのシーン、アンサンブル出ようか!
??あれ現代の設定だよね??
コール&レスポンス投入❗
いや~たまげました😅
しかもヤバイほど面白い❗❗
塾生に拍手、大変良く頑張りました❗(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
客席をも巻き込んだキーワード「公界往来人/(-o-)」
今後なかなか耳にすることは無いかなぁ😅

そして次の門左と良雄、良昭のシーン。
全員が正面向きでの芝居、3人共かなり緊張してました❗
何せ3人が一度も顔を合わせること無く会話が進んでいきますからね、これまた斬新。
江田ちゃん曰く、父上去って文ちゃんと顔を合わせるとホッとするって言ってました。
そりゃあ不安だよね、万が一台詞詰まった時の対応どうするか絶対に悩むものね。

そして塩の道塾、いきなりの英語の歌での登場🎵
英語が苦手な上に洋楽を聴かないから、もー覚えるのに悪戦苦闘😣
しかしここで頼りになったのが田村さん❗
座ってる所も近かったので色々教えてもらいました、ありがとうございます🙇

で、文ちゃんの演説に大希の演説ブエノスディアスと続き、蔭山老師紹介。
ここで細見&且弥組のシーンになるので全員が捌けると思いきや、老師、佐々木(田村さん)、平馬(大希)を残したまま次の準備をさせつつ、舞台面で二人が話し出す演出(笑)
あ、実は舞台の取り決めがあって見た目は能舞台をイメージしてまして、外側のグレーゾーンは基本的に現代で内側の黒い部分は過去ってな具合に。
後半曖昧な感じになりましたが😅
話戻りまして、3人の会話に塾生達がゾロゾロと集まりだしスペイン語覚えた方がいいよと。
そして田村劇場(笑)
実は稽古の終盤入るまでは後ろで集まった時に塾生も披露してましたが、時間の都合と内容の薄さに田村さんだけになったことはここだけの話(笑)
まあ本番もでしたが笑いを堪えるのに必死でしたわ…
何せその後自分一人だけ残りシリアスな台詞言わにゃならんので(泣)
そして何とその台詞大千穐楽の前まで完璧だったのに、マチネのネタに敗北を喫してしまいました😣
台詞は「塩の道塾、塾頭は近松門左衛門。おかしな外国人は見受けられるもキリシタンはおらず…」
なのだが、その日の田村ネタが余りにもツボに入ってしまいおかしな外国人が出てこなくて…おかしいの外国人じゃなくて佐々木だもの!
完全に頭が白くなりました。
大楽前にご観劇下さったお客様、この場をお借りして謝罪申し上げます!
申し訳ございませんでした😫

そして次のシーン、スペイン歌舞伎。
文ちゃんスペイン語に苦戦してましたが、佐々木がプロンプ役となり忘れた時は伝える事で進む流れになりました😅
当初立ち上がりの歌は大希だけだったのですが、東京終盤になる頃、大希の喉の温存の為に佐々木も歌うことになる。
しかもスズカツさん指示で二人しか知らない状態で最初は行われ、舞台上に居る人はもちろん、袖中で見てる我々も何事が起きたのか驚愕する有り様(笑)
江田ちゃんも自分も大笑いでしたわ😂
それからというもの、日に日に佐々木エスカレート、文ちゃんキレる流れに(爆笑)
きっと江田ちゃんの笑い声外に漏れてたんだろうなぁ😅

一頻り終えたあと江田ちゃんがシリアスに登場、空気を変える一言に重みがだんだん増していたな。ヨキヨキ
シーン変わって門左の部屋に上皇様が来て思いの丈を伝える。
良雄から上皇のここでいちど話が引き締まるところ。
バランス的に絶妙だと個人的には好きなところ。
そして現代パートになりお客様休憩タイム(笑)
稽古では同タイミングで浄瑠璃のスタンバイをしてたのですが、余りにも待ちが長いので途中からにしてくれました。

騎士イメネオ物語
イメネオ文ちゃん、フェベア姫大希、フェベア姫兄江田ちゃん、ギター蔭山さん、歌田村さん、合いの手自分、太鼓藤岡、付け打ち田上、コーラス宮川、内河の構成。
指導していただいた松本幸龍先生によって本格的な感じに仕上がったのでは無いのでしょうか!
自分の合いの手は自分で探り全てオリジナルで充ててるのです👍、どうでしたか? 
現代パートを挟み時間経過、塩の道塾終了後の門左達が海に出る。
船上での門左、良雄、平馬のやり取り大波BGMに負けじと大希頑張る👊✨
最後まで声がもって良かったね👍

塩貿易の演説、文ちゃん超長台詞よく覚えたよなー!
自分は全く自信がない…
難しい言葉に言い回し、本当に尊敬するわ✴️
実はもっと長かったのですが、繰り返しの言葉や不要と思われる部分を切って本番の形となりました。
にしても長いよね!Σ(×_×;)!
どこぞで演説を聞いて居たであろう上皇陛下、想いを託しに又も門左の所へ…
更にはその様子を見ていた隠密、これ以上塩の道を発展させてはいかぬと現れる❗
ここの立ち廻りですが、立ち廻りと言うより芝居重視なんです。
門左は丸腰でこっちは脅しに来ただけなんで(^-^;
なので門左には刀が見えない位置に納めてました。
だから腰に差して無かったのです。
隠密登場から抜刀まで威圧のみ、ここでは如何に動かずに様子を伺うかが肝でした。
止まってからは手以外は全く動かさずに一気に引き抜く抜刀一閃スタイルにしました。
これに懲りて塩の道を諦めてくれれば御の字なので。
ご覧になった方はおわかりいただけると思うのですが、抜刀した時に刀は縦の状態でした。
手首を伸ばせば首を斬れる間合いに文ちゃんと何度も確認しました。
後は門左を玩ぶ感じでここでは終了。
隠密去る…がしかし、後に詰めの甘さ露呈。

日所変わり平馬と共に赤穂藩重信公の元へ。
国戦爺合戦を書くキッカケになったであろうエピソード、話を聞きながらでも門左の頭の中ではプロットが描かれていたのではないかと思える演技を文ちゃんしっかりと表現してましたね🎵

後に良雄と長門赤崎神社・楽桟敷(がくさじき)へ赴く。
良雄にそそのかされ歌(台詞)を披露。
回を増す毎に深みのある言い回しになってました⤴️
良雄の心を揺さぶる何かを江田ちゃん背中で表現していたのも素敵でした✴️

塩の道も軌道に乗った頃大阪へ戻り淀屋常安と会う。
琵琶湖を利用した米の流通を常安に相談しお墨付きを貰う。
淀屋曰くそこらの豪商人より商売上手と❗
刀をお捨てにと進言されるも、刀よりも重いものがあると。
忠皇の心…ただこのとき既に侍を捨てる決心はあったかと思う。
淀屋との別れを見計らい又も隠密登場、前回とは打って変わりこれ以上禁裏の思い通りにさせないために闇討ちに。
「お命頂戴!」この一言で門左は危機を知る。
1vs1実力経験共に隠密が圧倒的、門左腕を斬られ手負いとなる。
がしかし、そこへ良雄と平馬が助太刀に!
門左間一髪の危機を脱する!
3vs1しかし門左は負傷、実質2vs1。
目標は門左だけに平馬をあしらい良雄と切り結ぶ!
門左万事休す、止めの一撃と思いきや良雄の切り返しに阻まれ隠密も負傷する。
分が悪いものの実力では格段上と思っている隠密、平馬を惨殺し残るは良雄!
しかし斬られた傷に苛まれ良雄に敗北を喫する…任務達成ならず。
で解説、今回挨拶でも言ったのですが構成はスズカツさんで殺陣は全て自分が付けました。
芝居重視と言うこともあり長過ぎず短か過ぎずになったと思います。
江田ちゃんの立ち廻りもっと見たい!と仰られる方にはごめんなさいです。
その代わりどれだけ江田ちゃんをカッコ良く魅せれるか頑張ったので、それで相殺ってことで😅
殺陣を付けるにあたり、各々タイプ分けしてます。
門左は侍だけど人を斬るようなことは無い人。
平馬は突貫イケイケタイプ(笑)
あ、平馬は架空のキャラで門左の侍部分を強調したものだと、スズカツさんがアフタートークで言ってました!
だから最後に平馬が死んで門左が侍を捨てる決心が付いたと言うことですね🎵
で、良雄は冷静沈着、能ある鷹は爪隠すタイプ。
塩の道塾で良雄の性格を見抜けなかった時点で隠密は敗北してましたね😣
そして本番にあたりそこそこテクニックを駆使してまして、まずスピードは8割程度で動いてます。
これは舞台上が暗い上にフラッシュを焚いているので、トップスピードで動いてしまうと何をやってるのかわからなくなってしまうため。
それともう1つ細かいことですが、刀の向きにも気を配りました。
同様の理由で刀の峰ばかりになると次にどう動くのか見逃しがちになってしまうので。
刀の腹部分に上手く明かりを当てながら動けば綺麗にカッコ良く見えますからね✴️
ご覧になったお客様がこのブログを覗いていただいた際には感想や疑問点など残して下さると次の糧になりますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて本題に戻りラストシーン。
門左と良雄、塩の道を完全に築き上げ今後の動向について話し合う。
も、その話の中で後水尾上皇が崩御されたことを聞く。
門左が上皇に忠誠を誓うシーンがリフレインされ心を決める。
これからは好きなことだけをやって生きていく、芝居を書いていきたいと。
良雄も快諾するも心の中では引き止めたい気持ち120%だったことだろう。
固い握手を交わし良雄去る。
門左その背中をいつまでも見つめ深く感謝のお辞儀を良雄が見えなくなったであろう時まで続ける。
そして顔を上げた門左の表情は清々しく、これから先の期待に胸を膨らませた感でいっぱい。
ここの文ちゃんいい顔してましたね~🎵
感じたまま振りをなぞり、未来へ両手を大きく広げ暗転!
終幕~カーテンコールへ

といつもの如くだらだら感想や解説を交え書きました、しかも二度目(*_*;
一度書いていたのですが、下書き保存がされておらず消去してしまい二度目の作成。
ようやく書けました。
わが社も昔からジャニーズと共演する事が多いですが、自分も今年は多かったですね。
しかもmyヒストリーで言うとジャニーズWESTに始まりSHOCKセーフティ、滝沢歌舞伎、義輝でアツヒロさん、桃山で佐野さんと山ちゃんとめぐとけんと、イケヴァンでMADEちゃん全員、桃山再演で山ちゃんけんとに原ちゃん、そして今回文ちゃんと江田ちゃん。
宇宙Six、後は松本幸大君と共演したらコンプリートだ(笑)
これからも使ってもらえるように頑張っていこー!
そして次ブログ書くときはちゃんと下書き保存を確認しよう😅


さとうけんいち