人生って思い通りにならないもんですね。
あなたは思い通りの人生を送れてますか?
送れてるって人はあっち行ってください。
そんな人は私らのような、
いつも崖っぷちを歩いてる輩の気持ちなんて
わからないでしょう。
自分の半生を振り返ってみると、
「なんであの時ああしなかったんだろう?」
「なんであの時あんな事しちゃったんだろう」
「あなたはしょっちゅうアイデアを出し続けているのに、
なんで俺はちっともアイデアが浮かばないんだろう」
「あなたは判断が早くテキパキしてるのに、
俺はなんて優柔不断なんだろう」
一つ一つは小さなことでも、
その積み重ねが、
今のあなたと私の大きな差になってるんですね、きっと。
これからの人生もこれの繰り返しで、
あなたと私の差はどんどん広がるんだろうなぁ。。。
でもね、そんな状況を一発逆転する
いい本を見つけちゃったんですよ。
中野信子氏著
| あなたの脳のしつけ方 (青春文庫) [ 中野信子 ]
979円
楽天 |
「あなたの脳のしつけ方」
聞き分けの良い脳を作る事で、
脳をうまくしつけ、
思い通りの人生に近づける方法が書いてあるんです。
脳は意外と単純にできていて、
こう刺激すれば、こう反応する
という、お決まりのパターンがあるんだそうです。
おっと! あなたはここから先は読まなくて良いでしょう。
あなたに追いつくために私が読むんだから。
この後は私の独り言。
中野信子氏略歴
1975年生まれ。東京都出身。脳科学者、医学
博士、認知科学者。東日本国際大学教授。東
京大学工学部応用化学科卒業後、同大学院
医学系研究科脳神経医学専攻博士課程終了。
フランス国立研究所ニューロスピンに博士
研究員として勤務後帰国。現在脳や心理学を
テーマに研究や執筆を行なっている。
脳のしつけ方と言っても、
全て一緒くたにしつけられるってわけではないようで、
Lesson1 集中力のしつけ方
Lesson2 記憶力のしつけ方
Lesson3 判断力のしつけ方
Lesson4 モテ力のしつけ方
Lesson5 アイデア力のしつけ方
Lesson6 努力のしつけ方
Lesson7 強運力のしつけ方
Lesson8 愛情力のしつけ方
と項目ごとに脳のしつけ方が違うようなんですね。
どれもすぐに読んで身につけたいと思うものばかりですが、
集中力のしつけ方
最初に集中力のしつけ型を身に付けてみましょうかね。
すぐに色々なことに気が散って、
なかなか一つのことに集中できないということ、
あなたにもあるでしょ?
中野先生によると、
人間に限らず動物は集中していることはキケンなんです。
身の回りで事故や災害が起きたら、すぐに逃げなくてはいけません。
捕食動物が近寄ってきた場合も同じですね。
だから集中しないで、
周囲に気を散らせているのが自然の状態なんです。
異常の検知という、周囲にの状態を監視し続け、
それまでとは違ったおかしな事を発見するシステムが
脳には備わっているんです。
脳でその働きをしているのが、
大脳の内側面にある帯状回という部分だそうです。
![]() |
(Akira Magazine https://www.akira3132.info/limbic_system.html より引用)
この帯状回の働きによって、
注意散漫がむしろ正しい状態なんです。
もっというと、集中しなきゃって焦れば焦るほど、
帯状回はますます周囲のことに過敏になってしまうので
余計に集中できなくなってしまうのです。
どうすれば退場会を刺激しないようにできるのでしょう?
手始めに脳が散漫になる事を周囲から排除しましょう。
ネットを遮断して、SNSやメールをしない
スマホは電源を切るかマナーモードに
雑誌を見えないところに片付ける、
食べ物も片付ける
テレビは切る
部屋の温度を適温より若干低めに
座りやすい椅子に座る
着慣れた衣服を着る
すぐにできそうなことも、
気合を入れないとできそうにないこともあるんですが、
集中力を身につけるためですからしっかり実行することにします。
休憩などで中断することも多いと思いますが、
再開した時にすぐに集中するための秘策があります。
それはキリの悪いところで中断すること。
こうすると、中断中も無意識のうちに考えてしまい
再開した時に集中状態にすんなり戻れるんです。
これで、いつも注意散漫で落ち着きがないと言われる私も、
脳の集中力をしつけて飛躍できそうです。
判断力のしつけ方
次にしつけるのは判断力かな。
いつも優柔不断で物事が決められず、
テキパキ決めていくあなたが羨ましかったんです。
中野先生によると、
判断を下すときの脳のシステムには二つあるんだそうです。
(1)Xシステム(反射システム) 物事を素早く判断する
(2)Cシステム(熟考システム) 物事を慎重に判断する
だったらXシステムをしつければ即断即決の判断力が身に付く、
単純にそう思ってしまいますね。
ところが中野先生はこう警告します。
Xシステムは確かに判断は早いけど間違えやすい。
Xシステムは大脳辺縁系で働く、
動物的な器官なんだそうです。
心理学や脳科学の世界で有名なマシュマロ実験というのがあって、
その結果から導かれた答えは、
Cシステムが優勢な人の方が人生の成功者になる確率が高い。
ということだそうです。
マシュマロ実験の詳細は本を読んでください。
そうすると即断即決が良いと言うわけではなさそうですね。
確かに、その場では即断即決してカッコよく見えるけど、
実は結局間違っていて、その尻拭い位追われてる
その尻拭いも即断即決で間違ってしまって
火に油を注ぐ結果になった、
なんてのも何処かで見たような、見なかったような。。。
Cシステムを働かせるのに必要なことは、
睡眠を十分にとる。睡眠不足はCシステムの大敵です。
アルコールはCシステムを鈍くする。
「焦り」もCシステムの働きを抑えてしまう。
徹夜明けなど寝不足の時や、
酒の席であったり、
「早く決めろ圧力」で焦っているときは、
無理に判断しないで、
判断を先延ばしするのが最善の策ですね。
相手がある時には、なんて言って先延ばしするのか
普段から考えておくと良いですね。
「とても大事なことなのですぐに決められない」
なんてのもいいかも。
他にも口実の例が載ってるので、参考にするといいですね。
アイデアのしつけ方
次はアイデア力をしつけようかな。
最近はどうかわかりませんが、以前は
右脳人間は直感的、
左脳人間は論理的。
と言われてました。
これって脳科学的には証明されていないことなんだそうです。
アイデアを出すのは直感的な右脳だから、
右脳を鍛えればいいって書いた本を読んだことあるけど、
脳科学的には根拠のないことだったんですね。
じゃあ、どうすればいいと中野先生はおっしゃってるんでしょうか?
「新しいアイデア」なんてものはほとんど存在しない
と言ってます。
もう少しよく聞いてみましょう。
「新しいアイデア」と思っているものの大半は
過去に誰かが思いついていること。
逆に本当に誰も思いついたことのないアイデアは、
先を進みすぎていて誰にも理解されず、
下手をすると誹謗中傷の種になるとさえ中野先生は言います。
人々が認識するアイデアとは、
本当に新しいアイデアではなく、
みんなが理解でき、
人の半歩先をいく
無難な新規性を持ったアイデア
のことだと言うのです。
そのためには、普段からいろいろなものに触れて、
アイデアのネタのストックを多くもっておくこと、
過去のアイデアと目の前の問題とを結び付けてアレンジすること。
この二つが大事だと言うことです。
さらにアイデアを口に出す時には、
自信を持って堂々と発言することが大事だと言います。
同じアイデアでも自信なさげにおどおど言ってたら、
誰にも評価されませんよね。
ストックしたアイデアを次から次に出せるようにするには、
アイデアのデータベースをいつも使っておくことが大事なんだそうです。
いつも口にしておくことも有効だそうですよ。
いかがですか?
ここまでのことをしっかりと身につけるだけでも
あなたとの差を縮められる気がしてきましたよ。
この本にはまだまだ有効なことがいっぱい書かれています。
全部を完全に身に付けてしまえば、
あなたを逆転する日も近そうです。
読書って本当に楽しいですね。
| あなたの脳のしつけ方 (青春文庫) [ 中野信子 ]
979円
楽天 |

