本とピアノ | wandering blue

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「蜜蜂と遠雷」(著:恩田陸)(ネタバレなし)
 
↓この本、昨年ゲットしたのだが目の調子があまり良くなくて全然読書出来なくて…。
 
最近、コートリルが効いてるのか視野が安定してるので夜少しずつ読んでいる。
 
しかし、前回最後に読んでからもの凄く間があいてしまったので結局頭から読み直し~!!
(...本は一気に読みたい派)
 
この人の本は、デビュー当時から幾つかの作品は読んでいた。
最後にどんでん返しで今までのは何だったんだ?オイ!湊み…以下自粛みたいなこともないし、文体がさらっと読める感じで気軽に読むには良い感じ。
 
↑ジャンルレスなところがあるので、全部読みたい作家とまではいかないかな??と言う感じはある。
 
因みに私が好きな作品。
「ネクロポリス」←ファンタジー好きなので面白かった。
「チョコレートコスモス」←小説版ガラスの仮面(パク…じゃなくてオマージュみたいなお話)
「光の帝国」←遠野物語オマージュ的なお話(オマージュ多くね?・爆)
「麦の海に沈む果実」←原型となる小説もスピンオフ的な前後小説も面白いが関連する作品の中では私はこれが一番濃さと余韻がよい感じだった。
 
チョコレートコスモスが、ある舞台の主演オーディションをめぐるお話で面白かったので、ピアノコンクールを素材にした「蜜蜂と遠雷」は読みたいなーと思っていた。
 
が、賞を受賞してしまった本って…
 
…文庫化が遅くなるのよね(爆)。
 
↑私は、本屋大賞とか直木賞には興味はない。芥川賞は以前はチェックしていたが、ある作品が受賞してからは芥川賞もつまらなくなったなあと思うようになり読まなくなった。
 
と、ここまで下書きしていたら今日の新聞に文庫化したことを知る(爆)。
 
文庫版が欲しかった…。
 
さて、「蜜蜂と遠雷」は恩田さんが浜松国際ピアノコンクールを取材しながら執筆したそうだ。
 
4月にBSで「特別編:蜜蜂と遠雷~若きピアニストの18日間」と言うドキュメンタリー番組が放送された。
2018年の浜松国際ピアコンに参加した牛田さんと言うピアニストに密着取材していた。
以前に放送された番組に未公開シーン追加?した番組だったらしい。
 
日本でそんなコンクールが開催されているのは全然知らなかった。
(↑91年から開催されているので新しいコンクールですよね...。と言うかショパンコンクールも気が向いた時にしか受賞者を調べないくらいゆるーいクラシックの聴き方しているので色々全然今の若手とか知りません・爆)
 
牛田さんと言う人…有名なんデスネ(のだめ風に読んでね・爆)
 
全然知らないで、ピアコンの裏側なんて初めて観る!と興味深く観ていた。
 
コンクールで使用するピアノを選ぶシーンが初めて牛田さんがピアノを弾く(弾くというか試し弾き、初めて彼の音を聴く)場面だったが、「うわ・(絶句)」状態になる。
 
後で、色々マニアが色々語っている技術的なことなどの評判を検索して知ったが、彼より(国内の日本人で)実力が上な人はいるらしい。
 
が、試し弾きで、「うわ・(絶句)」となった(他に言葉がなかったので2回使用中・爆)。
 
クラシックマニアさんとかピアノを習っていた人ほど知識は(全く)ないが一応海外のそれなりに有名なピアニストさんも聴いたりもしていたことがあるので、彼が出場者の中でずば抜けている感じはしなかった、そして「波がある??」とも思った。
 
ショパンのバラ1を演奏されていたシーンが放送されていたが、丁寧に弾こうとしすぎていたのかグルーヴが足りない感じがした。(クラシックピアノの演奏の感想にグルーヴって使っていいものなのだろうか?・爆)
 
ただ、それを言ったら出場者みんなそうなんではないか?と言われそうだが、なんだろうね、最初のピアノを決めるための試し弾きの音を聴いて「彼はとてもピアノを演奏することが好きなのだろうな、演奏することは空気を吸うように彼にとって、とても「自然」なことなんだな」と言う印象を受けた。
(↑語彙力のなさ・爆爆)
 
あ、因みにそのコンクールは2位でした。
コンクールの順位がどうやって決まるのか不明なのでそれが正しい評価なのかどうかよくわかりません。
 
後から、かなり年が若いうちにCDデビューしていることとか、カワイイ顔をしているので人気があるとか知った。

 

声が綺麗だなと思った。

王子さま的な人気があるらしい(カワイイし繊細で華麗な音が特徴らしいので人気が出るのはわかる気はする)。

 

小さい頃は結構TV番組にも出ていたそうで…ごめん、全然知らなかった(爆)。
 
試聴できる音源(itunes)を聴いてみた。
 
小さい頃に出したCDより、今のほうがいいなーと思った。
演奏している年齢で音を判断することは私の中では全くないので、お世辞抜きです。
 
コンクールのファイナルでラフマン2番を演奏されていたので、2番好きとしてはレコーディングして音源化したのを聴いてみたい。
 
2番はねー、好きなわりにはいまだに2番のベストプレイヤーverが発掘できないでいる。
ラン・ランのライブ盤の演奏も割と気に入っているが、ライブ盤ではないレコーディング盤で「この2番が身悶えするくらい好きだ」と言う演奏はない…。
と言うかなんでホロヴィッツさんは2番ないのだ…3番のほうが好きだったそうデスネ(再びのだめ・爆)。
 
そんな感じでピアコンに出場するような演奏者の音って、やっぱりKさんとかと全然違う(このニュアンス誰か分かって、ディスっているわけではない・爆)と思いながら、コンクールの裏側と言うかシステムも知れて見ごたえがあった。
 
そして、第1次予選20分で、第3次予選70分と言うのを知ってビビリマシタ…。
 
何かを審査される時間が70分って…厳しい世界…。
本番に弱いタイプなので私には(どんなに英才教育を受けていたとしても)70分も集中して何かを成し遂げるのはムリだーと思った(笑)。
 
因みに日本人ピアニストはとくにこの人が好きー!と言うのはない。
色々聴いて思ったのは女性の日本人ピアニストは何となく苦手な感じが多かった。
性別で差別するわけではないが、かなり鍛えないと女性と男性では骨格の大きさや筋肉の質が違うのかな?と思った。
↑色々素人の意見なのでマニアの人が違うよ!と思っても意見は受け付けませんー!(爆)
 
 
↓本選のラフマニノフ、2番