真夜中に怒涛の連続ブログUp…。
ICU。
そしてICUについて、もう少しだけ書いておこう。
私は、ICUには過去の手術では入ったことがなかったが、今回の手術で始めて入った。
1回目の術後直後、約4時間。
(↑手術後、4時間ほどで病棟へ移された)
2回目の術後直後、午後~朝まで。
第1回目の術後のICU入りで、二度と入りたくないくらいメンタルがやられた…。
*以下、リアル医療現場の様子が苦手な人は気をつけてね、無理に読まないでね!
**ICUに入っても全然平気で眠っている患者さんもいるので私はICUが苦手だったと言うお話です(笑)。
首を動かすとめまいや吐き気がするし重くて背骨に響くので、ほぼ視界が天井に限定されている状況化で聴覚だけが異常に反応してしまう。
…と言うか、看護師の喋る声が少しでも大きな声だと手術した背骨に響く(爆)。
そして消灯時間ではないため、照明はばっちり点いていたので病室にいる時よりも眩しい。
何よりも、私より明らかに重症患者で溢れている…。
しかも、仕切りはカーテンのみ、薄い…そのカーテンも何もない時は仕切っていない。
痰が吐けなくて「ゲーゲー」言う声や喀痰吸引の処置をする「ガーガー」と言う音や、隣のベッドの人の荒い息遣い、うめき声、モニターのピッピッピッと言う定期的な音に突然混じるピーコンッ!ピーコンッ!ピーコンッ!もしくは「ピーーー(心停止じゃないよね…・爆)」と異常を知らせる音(爆)。
不協和音がMAX…。
周囲の人の重症度がコワイ。
音がコワイ。
そして聞こえてくる会話も怖い。
ICUの看護師が別の看護師に向かって「これでは、チームとしてちゃんと機能できてない!」と不満を訴えている。
↑え、ちゃんと機能してくれないと患者としてはとても困る…ってか、君達の会話がばっちり聴こえている患者が、私がここにいるからお願いだから不安をあおらないで欲しい…。
*術後、これってICU症候群で幻聴かな?とも思って声のする方向へ斜めに視線を無理矢理向けたら本当に看護師2人が会話していたので…リアル(爆)。
他の手術が終わったらしく医師の声が「○○さん、手術は終わりましたよ。頭の腫瘍はもう綺麗に取れましたよ。今は喉に気管チューブが入っているから喋れませんけどね、ちゃんと看護師さんがいるからね。」
↑え、脳外の術日と同じ曜日だったのか、気管切開して気管にチューブ入り?術後も喋れないってその状態がもうコワイ!ヤバイ脳外の画像思い出してしまった…。
こう書いていると、手術直後のICUに入っていたわりには冷静で元気にしてそうに思われそうですが、身体はきちんと?痛みが襲ってきてたし、具合は悪かった。
*意識がはっきりしていると言う点ではICUの中にいた患者の中では一番軽症だったかもしれない。
…これって全麻の切れる状態にも関係してるのかもしれないが、痛みはあるが聴覚は一番感覚の回復が早いのかな??私は異常なくらい音に敏感になっていた。
麻酔が完全に切れるまでは視野が狭くて目を開けているのが凄く疲れるので瞑っていた。
さて、手術は2回。
「もう二度とICUには入りたくない!!」と思った私。
だが、入院した病院では術後にICUに入らないといけない状況だった。
そして本編で(も)書くつもりですが、2回目の術後は万が一のことを考えて「術後から翌日の昼までICUに入れておく」方針が医師と病棟看護師長等の話し合いで決まってしまったのである。
たった4時間のICUで耳栓したいくらいダメージくらったのに、そこで一泊ですか?!
…それが決定事項として伝えられた時に、それを告げにきたのが看護師長だけだったので思わず「ICU…音が怖いです。」と思わず本音を白状した。
思い切り嫌悪感を出してしまった。
数時間ではなくて一泊…あの状況を一泊。
術後寝れないのは普通だが、逆に起きていてあの環境下でずっと意識があるのが辛い…。
看護師長さんは元オペ室のオペ看をやっていただけあってとてもとてもとても!!有能な人でした。
忙しい中、どんなことが怖かったのかを話を聞いてくれて、術後夜勤帯では病棟の看護師が大変なことを説明されて(説明されなくても知っている…それはとてもとてもとても知っているよ…爆)、どうしても私の場合は手術後はICUに翌日まで入ってもらうしかない…と諭される。
しかし、師長さん、出来る限りのことはしてくれました。
因みに私のした手術後のスケジュールでは術後翌日の昼から食事開始。
「昼までICU?って。昼食ってICUって、食事出来るのですか?」と師長さんに聞いたら「大丈夫、ICUでもご飯は食べられるよ!」
えーーー!!!!!!(爆)
重症患者が収容されているICUで一人食事をする私??
シュール過ぎるだろうが!!(爆爆)
*結局は、昼食前ギリギリに病棟に戻れたので、「ICUでご飯」のシュールな状況だけは避けられた。
さて、有能な師長さん、なんと、私の為にICUの個室ブースに、(2回目の術後は)入れてくれた。
個人ブースがたまたま空いていた事もあっての上だが、これは重症でないただの術後にしてはかなりの特別待遇…。
…かなり、無理言ってICUに頼んでくれたのだろうな…師長さん、ありがとうございました。
(↑って、師長さんはブログの存在知らないのだが・爆)
個室ブースは、続き部屋になっていて、ICUフロアとの境側の壁はガラス張りになっている。
多分、普通は重症患者さんが処置しやすいようにベッドサイドがゆとりあるから個室に入るのではないかと思う。ICUの個室に関する記事が少なくてよく分からず。
とりあえず、窓があって見える壁の位置に時計もついていた。
2回目の術後はそんなところに入れてもらった私。
最初、窓は本物だと思わなくて「絵」(壁紙)だと思っていた。
(↑眼鏡なしだと0・1以下なのでよく見えない)
次第に景色が暗くなっていったのを見て「あ、本物の空だったのか」と気付く。
夜間は、ICUも天井の照明は消灯。
2回目のオペ後…数mの隔離だが、ICUの音が静かで1回目と大違い(爆)。
*その夜1回目より2回目のほうが痛みが強かったにも関わらず短いながらも熟睡出来た。
…やはり寝る場所の環境って大切ですね。