泥棒役者を観てきました。(ネタバレ有) | wandering blue

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映画の(一回しか観ていないので薄い)感想です、が、ネタバレありますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流れ星HAPPY BIRTHDAY MARUchanキラキラキラキラキラキラ

 

 

自担を避けていたので何となくエイト事からも遠のいていたjanisです(爆)。

 

きっと「いい映画」なんだろうなと思いつつ、初日動員に貢献したい気持ちはありました…

…が、ダメだ、全然気分がのらない…とダークサイドに堕ちてフォースが邪悪になっていました(爆)。

(↑ちょうどSWもやってるからつい…・爆)。

 

初日に貢献出来なかったので水曜日の女性割引日に!と思ったがそれも行けず、昨日やっと行きました。

げ…混んでる、土曜だった…と思ったが、観てくださる人が多いのは良いことですね。

若ーい(つまり凄く若い)男性3人のグループが入ってきた時は、どう見てもエイターじゃないっぽい、では高畑さんのファンか?もしくは土日休みで集まって何となく映画観よーぜー、何観る?って展開だったのでだろうか?SWじゃなくてこちらの映画を選んだのは何故だろう?とインタービューしたくなる(爆)。

 

ってか、通路はさんで隣にカップルがいた。

そして私のいる側に女性がいらしたのですが…

…ぽっぷこーんをたべるおとがいじょうにうるせえよ

(↑まだ少し邪悪・怒)

と言う事態でキレそうになりました(爆)。

*いつもは人がいない曜日と時間帯を狙っていたので観客が凄く少ない環境(見渡してほぼ数えられるくらいの人数)だったが、劇場の半分以上が埋まっている状態はほぼ学生以来ぶり??(爆)。

 

さて、映画のほうは丸ちゃんが主演で、溶接工をやっているが昔泥棒だった、そして恋人がいて、昔の泥棒仲間が強引に泥棒しようぜ!ってなって、絵本作家の家に入ったが、家にやってくる人達相手に色々誤解されて色んな役をやる羽目になる…と言う大雑把なあらすじ以外他の情報は一切なしで観てきました。

 

…感想。

 

役名(本名的な役名)が全く頭に入ってなくて、帰宅してからWikiで調べてこれを書いています(爆)。

 

丸ちゃんの役って「大貫はじめ」って言うのね?!だって、ほぼ「もじゃ」(笑)。

監督さんも帰宅してから調べて情報を得た(爆)。

ラストで片桐はいりの使い方が豪華すぎてえー??!!っとなって調べました(爆)。

「小野寺の弟・小野寺の姉」かー!!

(↑観ていないが、観たいと思っていた映画の一つ)

 

この監督の作品はドラマ、映画、舞台、全然観ていないがNHKの「シャキーン」の構成やってるのね…その辺の関係もあっての片桐仁さんとか出てるのか?!

 

で、最初はカメラワークが気になる。

街中で昔の悪い仲間(宮川さん)につかまったシーン。

2人以外の背景が全面もの凄いフォーカスをぼかしている映像が見慣れなくて戸惑う…カメラワークが苦手なタイプの映画かなーと思ったが、それ以降は戸惑わずに済む。

 

この映画って、「舞台」観てるみたいだなーと進行するにつれて思った…

…ら、元々舞台モノだったのね(爆)。

 

そして映画やTVドラマのリアリティに「完璧」は求めていないが妙に気になる箇所があると…結構気にするタイプほうなので映画とかTVドラマの楽しみ方は下手なほうかも…(爆)。

 

一番自分の中で納得いく答えが出なかったのは、泥棒に入る家の住人が何人とかどんな人かくらい普通は下調べくらいはしないか?と言う箇所。あまりリアリティを追求してはいけないタイプの映画と分かっていても、「何故、この家にしたのか」は大事ではなかったのだろうか?と。

そこでドラマが生まれるだけに「偶然」であることはOKだけども、初犯でないのならば「何故?住人を確認していないのか?」は気になってしまった…←最初だけ、あとはお話がとんでもない方向へ行くので心奪われる(爆)。

 

それ以外は、「お金がありそうと思った門構え的に、セ×ムとか防犯用監視カメラとかついてないのか?」「何故エアコンが古いほうがついた?そして室外機がボロボロ?」「有名な絵本作家なのに経験の浅い編集者が担当についてるのは変?」とか謎があったが、次々と「マッシュ」こと前園俊太郎(市村さん)の口から語られる真実で謎は解けた(笑)。

落ち目だったのね…だから、有能ではない(と編集長に判断された)編集者が担当になっていて、金目のモノがなくて、古いエアコンで、セ×ムや監視カメラもないのね…と納得。

*ついでにリビングのど真ん中に無機質な金庫が置いてあるのも気になっていた(爆)。

**自宅と隣接している開業医の元で働いていたのでそれなりに「お金持ち」な家に出入りしていたのでついその辺のリアリティがまず気になってしまったらしい(笑)。

 

市村さんの演技が良かったなあ…

途中で何だか分からないが涙が出てきてしまって…

「泣ける」ようなシーンじゃなかったのに急に涙が出てきて自分でも驚く…

ストーリーと関係なく市村さんの演技を観ていてぐっときたのだよね。

 

「妻」の手紙のシーンじゃない、もっと前の時点で涙が出たので「私、大丈夫か?」と思って、帰宅途中考え込んでしまう(爆)。

「どこのセリフ」で泣いたっていう感じがなかったので、おそらく市村さんから発せられるオーラがとても「温かくて」且つ「凄く美しい演技」だったから「感動」したのかなあ…が言葉にすると近いかな?(爆)。

 

私は市村さんが出ている作品のほんの一部しか観たことがないが、「とても真っ直ぐな目で人を見る」印象があって、その真っ直ぐな目は「鋭いようで実はとても“人間”を好きな人の正しい目」に見える。

とても憧れる。

そんな気持ちがあったからかもなあ…ってもう映画の感想と言うよりも独り言、自分用の日記レベルの文章になっているような…。

 

轟役のユースケさんも、「さえない男」をやらせたら日本一なんではないか?と思う演技だった、思わずスクリーンに向かって「Good job!!」と言いたくなった(笑)。

 

誰も、傷つかない、それでいてみんながみんな「完全な幸せ」すぎないところで終わったのも良かった。

 

あ、そうだ、もう一つ、気になったのが、「マッシュ」の行動や言動が「ちょっと変?」と思った編集者の「奥さん」(石橋さん)が、「痴呆」と言った箇所。

帰国子女だから「やや日本語がマスターしきれてない」規格外な編集者だから「痴呆」にしたのかな…とつい気になる言葉づかい。

(↑出版社の編集者だったら余計に日本語が正しくないか?と思ったのでまたもや帰宅中に考えていた・爆)

 

否、もしかしてまだ世間的には「認知症」よりも「痴呆症」のほうが咄嗟に出てくる言葉なのだろうか?

↑これって医療業界あるある??なのか??今「痴呆症」なんて言ったら即注意されるくらいの認識なので(爆)。

 

あ、某女優が降板したのはヒロイン役(恋人美沙役)ではなくて、編集者の「奥さん」役だったのですね、帰宅してから知った(爆)。

私は石橋さんで良かったと思う。

って、降板した某女優さんが元々好きなタイプの女優ではなかったからなあ…(爆)。

↑それを言うと、美沙役の高畑さんも決して私の好きなタイプの女優さんではないが、役柄にあっていたと思う。

もじゃの秘密を知っていたと言うシーンの顔を観てそう思った。

ってか、美沙が来ているモコモコしている部屋着が今年のイフオアの「信子」の部屋着に似ているのがとてもツボ(爆)。

これってわざと?それとも偶然?(笑)

 

主要キャラに共通点などなさそうに見えて、それぞれ抱えている「モノ」がそれぞれにあることが分かった書斎のシーンやユーチューバーな高梨(片桐氏)が、夕方に隣の家の窓から見えた主要キャラが(スローモーションの映像で)楽しそうにしているのを覗いたシーンとか、後半になって「そうくるか…うぅぅ…」と胸を突く。

 

楽しくて、それでいて、観た後、心が温まりました。

 

最後に…

 

丸ちゃん、お誕生日おめでとうー!

初主演、おめでとうー!

最初にもじゃもじゃパーマのCMを観た時、「陽水?」が頭をよぎりましたが、映画が始まってから全く「陽水?」のことは消えてました。

丸ちゃんの「暗い役」、特に園監督でヤバイ感じの映画が観たいです!!

↑事務所的にOKでないかもしれないが、個人的にはドロドロ系も観てみたい!!

 

映画、観に行けて良かったです星