映画館が苦手なわけ | wandering blue

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私は滅多に映画館には行かない。

映画好きな人からするとDVDで観るのは邪道らしい…。

映画はフルスクリーンで大音量で、その迫力を楽しむべきものだ…と昔言われた…。

そりゃ、一理あると思う。正しい意見だ。


今まで映画館で映画を観た回数を数えてみた。
タイトルは微妙な記憶。


「キタキツネ物語」
「子猫物語」?
「オータムストーリー」
「ジゼル」?
「アクションモノ(タイトル忘れた)」
「金田一少年の事件簿」
「東京フィスト」


凄い…40年生きていて、7本しか映画館で映画を見ていない(爆)。

…誘われても、100%断っている…。大人になってからは1人では観に行ったくらい。


映画館が苦手な理由は、二点ある。

一点は幼少時のトラウマ。
初めて映画館で観たのが、「キタキツネ物語」78年。北海道を舞台にした、キタキツネの生息をドキュメンタリータッチで描いたモノ…だったと思う。

家族で見に行った。

映画が始まる前に、映画のCMが流れる…のが、あり得ないくらいホラー。

私の目にはホラーに見えたがもしかしたらサスペンスモノだったかも…。とにかく子供率高いキタキツネ物語の上映でやるには、気味が悪いCMだった。

その時点で、もう帰りたい…くらいテンション下がる。

映画の内容も…キツかった。

その映画の中では、子キツネは6匹くらい生まれるのに…成人キツネになるのは、たった1匹…。

残酷なカットはほぼなかったが、鶏を狙う為に人間が鶏を罠の餌にして鉄の捕獲道具を使うシーンがあった。人間にしてみれば、害獣なのだろうが、私はまだ6歳くらいの子供…しかも動物好き。

とても傷ついてしまった。

その夜、眠れなくなってしまい、とうとう一人で泣いていたら、母が気付いて私のもとに来た。

訳を話すと、「あれは、物語だから」…と安心しそうなところで…。

…腐っても、昔から毒舌親子(爆)。

母「実際には、2、3匹くらいは生きれる事もあると思うわよ。ただ子供を沢山生む動物は、途中で死んでしまって、大人になるまで生き残れるのは少ないのが、自然の摂理かな」

私「…(自然の摂理って何だよ、マジすか?余計悲しいんですけど!?)」

…完璧なまでに、打ちのめされた私は、映画館=楽しい場所ではなくなった。

映画館=暗い辛い場所とインプット??


もう一点は、私は近視なのだが、動体視力だけは良い。

私は虫系に対して異常なくらいの恐怖感と嫌悪感を持つ。普段ぼぉっとしていても虫が部屋で少しでも動くと直ちに見つける…。


これも、トラウマかな~。
小さい頃に、虫やザリガニを素手で捕まえられる姉達が、嫌がる私の反応が面白かったらしくて、虫やザリガニ、カエルを手にした姉達に追いかけられた記憶がある。

このせいで異常な虫嫌いになったような…。

動体視力が良いせいか?、映画館の人の頭の揺れに対して勝手に目が動いてしまう。

映画館=沢山の頭である…。当然、映画に集中出来ない。

大きな映画館ほど、人の頭が多いので、目がスクリーンと人の頭に反応し続けた結果…車酔いに似たような現象…人酔い…。


ミニシアターならば、まだどうにか耐えられるが、デカイ映画館ほど無理だった。


では、何故、ライブハウスやコンサート会場は平気か??

…実は平気ではありません(爆)。

コンサートホールも、大きいほど、人の頭の揺れが目に入るので、たまに集中出来ない…。

ライブハウスは、最前列にいってしまえばその心配はない。

キャパの狭いライブハウスならば、人酔いもそんなにおきないくらいには慣れた…。キャパがデカイといまだに集中出来ない事がある…。

…困った体質。

そんな訳で、映画はDVDで楽しむしか道はない!と諦めたのだった…。