「ジョン・レノンの魂」を観た | wandering blue

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月曜日のブログアクセス件数がいつもの2倍で…コワイ。単純に喜べないのは、検索ワードも「その他」が一番多いので、何でだかがわからないのが逆に凄くコワイ。エイト関連でもジミー・ペイジ関係でもない。しかも、コメントもないから(私のブログはコメントしづらい?一番コワイのは私か?)余計コワイ。


どっかの色んな企業にデータ漏れたりしてないか?アメーバよ??それかどっかで晒しモノにされたのか?検索ワードが分からない、お気に入りからでもない「その他」だけでいつものアクセス数って本当に怖い。あ、お気に入りにしてくれている方々、ありがとうございます!…毒舌なので地味に活動したい(爆)


気をとりなおして…。


BSでやっていた(お前、BS率高くないか?)ジョン・レノンの伝記モノTVドラマ。


「ジョン・レノンの魂~アーティストへの脱皮、苦悩の時代~」


国際共同制作、NHK&BBC/Blast!Films(2010年)


*このドラマは実話に基づいていますが、一部に創作が含まれます


…と言う注釈入りで、ビートルズの実際の楽曲は殆ど流す事なく、実際のフィルムは使われているものの、ビートルズの楽曲を流す事を徹底的に排除したおかげで、ドラマとして見応えがあった。


役者さんも、ジョン・レノン、オノ・ヨーコのヘアスタイルや服装を真似はしているが、ただのそっくりさんによるゴシップ的な内容ではなくて、主に、ジョンと父親との確執について描かれていて、役者として活躍されている方による演技だったので、昔読んだジョン・レノンやオノ・ヨーコにまつわる著書(ほんと、色んな人が書いているよね)の内容を思い出したくらい迫真の演技だった…と思う。


本当を言うと、ビートルズネタは、毒舌な私でさえ取扱いにくいネタである。


マニアが多いので、「それの解釈は違う」とか思う人が多そう…なので、ツッコまれると面倒くさい(あ、毒舌?)ので、これから書く文章は私が感じるジョンの話であるので、ビートルズマニアな方は「それは違う」な意見はそっと胸にしまっておいてくれ!


ドラマの感想でもないかな?…独り言?所詮ブログは独り言~♪



「真相は藪の中」??


色んな人が書いた、ジョンについて(と言うか私の場合ヨーコについてがメインだった)の著書を2、3冊読んだ事がある。


ジョンやヨーコが言った事を直接聞いた、言われた人からのインタビューに基づいて、本を書いたとしても、人と人は完全に分かりあえるわけではないので、ジョン達は「そういうつもりで言ったのではなかった」と言う事もあると思う。逆にジョン達に向けて言った言葉を誤解された人達と言うのもいるだろう。


そういう意味では、本人達と周りの人全てが語らない限り、その時本当に思っていた事、起きていた事、は永遠に分からないと思う。


それでも、ジョン・レノンと言う人物のカリスマ性は無視出来ない。


早くに亡くなった事が余計に、全てが藪の中のまま、と言う印象がある。


ポールの楽曲は、とてもバランスが取れていて、ポール自身の人生におけるバランスの良さ?と言っては大げさかもしれないが曲にも出ていると私は思っている。


しかし、ジョンは、天才であるが、アンバランス。


本当の事はもうジョンからは聞ける事はなくても、惹きつけられて本を読んだり、今回のようなドラマを観たりする。


ドラマの事も少し書くか…?


一番、私の心が揺れ動いたところは、ラストだった。


ジョン達が、1971年9月3日にニューヨークへ旅立ってから二度とイギリスに戻ることはなかったと言うテロップが最後に記載された事だ。


そう言われるまで、この単純な事実はどう考えてもマニアでもない私でも知っていたはずだが、深く考えた事がなかった。


ジョンと両親の事も知っていたが、本当に大人になってからもずっとトラウマになってしまうような出来事だったのだなと今更ながらに思った。




何しろ…ジョンのソロで一番、聴くのに覚悟がいる曲。…初めて聴いて胸が痛くて「感動」したと言うよりも、聴いていて「辛い」と反射的に思ったのはあの「MOTHER」であるからだ。


「Mama don’t go,daddy come home」


初めて聴いたのは十代だったと思う。英語力がなくてもこのくらいはヒヤリングできる人は多いだろう。


多分それより前に、知っていたソロの曲は「LOVE 」「IMGINE」「STAND BY ME」だけだと思う、それと普通にビートルズの楽曲。


まだジョン・レノンの関連の本を読む前の事で、複雑な環境で育った事は知らなかったのに、聴いていられないくらい、「辛い」と思った。


この曲の、この部分のこの叫びを聴いた時の、心の揺さぶられた感触は今も、この曲を聴くたびに思い出す。


真実の想いから、創られたモノは強い。