先月、市原編集長の就任により大改革が宣言され話題となった週刊少年サンデーだが、同誌は昨年度創刊55周年を記念して、新連載を55本投入するという企画を行ったことはまだ記憶に新しい。
これらは果たして成功と言えるのか。
掲載された作品から考えてみよう。
キリヲテリブレ 全37話(4巻) 打ち切り
何もないけど空は青い 全69話(7巻) 打ち切り
キャプテン・アース 全?話(4巻) 打ち切り
銀白のパラディン 全47話(5巻) 打ち切り
ヘブンズランナー アキラ 継続中
(ノゾ×キミ) 全63話(8巻) 完結 ※週刊では全44話、5巻
EとT えいがとてんし 全52話(3巻) 打ち切り
だがしかし 継続中
サイケまたしても 継続中
戦争劇場 継続中
デジコン 全27話(3巻) 打ち切り
おいしい神しゃま 継続中
(闘獣士) 継続中
トキワ来たれり! 継続中
ドリー・マー 全32話(4巻) 打ち切り
天使とアクト! 継続中
レタス2個分のステキ 継続中
リオンさん、迷惑です。 全33話(4巻) 打ち切り
さえずり高校OK部! 継続中
(電波教師) 継続中
MAJOR 2nd 継続中
なのは洋菓子店のいい仕事 継続中
※情報は2015年度42号現在。()内は移籍など。
週刊ではこれで全部だと記憶している。
見ていただければ分かるように、既に終了している作品のほとんどが打ち切りである。特に、デジコンは「lostbrain」以来実に6年半ぶりの20話台、3巻の打ち切り、また、市原編集長の意向か、ドリーマーとリオンは単行本最終巻のページを埋められない可能性がある中途半端な話数での終了となっている。
一方、残留している作品でも喜ばしい状況にある作品は少ない。「ヘブンズランナー アキラ」は単行本の売り上げ低迷が続き、今週号では掲載順がドべ6、「戦争劇場」も掲載順がほぼドべ圏内だ。まともに当たっているのは「だがしかし」、「MAJOR 2nd」くらいか。
ここまでを総括すると、この企画はお世辞にも成功したとは言えない。
では、サンデー編集部はなぜこんな「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」戦法をとったのだろうか。
その背景には下位作品の増加があるであろう。単行本売上初動が5000部台といわれる「競女」が100話超えをしている時点で、これは間違いない。オリコンに名前が出る水準からは大きく外れている作品はたくさんある。もっとも、「銀パラ」などはコミック売上posにて「日別売上」すら圏外だったというさらに不名誉な結果を出しているのだが…。
この企画はサンデーの大きな挑戦であったことは評価できる。だが、悲惨な結果となってしまった以上、付け焼刃であったことは否めない。
部数回復を真に目指すのならば、もっと連載作品を吟味するべきではないのであろうか。
当ブログでは漫画(サンデー、ジャンプ中心)の感想、批評、考察を行っていきます。
考察は当方の作品に対する私的な感想を抜きにして考えます。ですので、「漫画感想」と「考察」は別物であることをご理解ください。
考察は当方の作品に対する私的な感想を抜きにして考えます。ですので、「漫画感想」と「考察」は別物であることをご理解ください。
