bluesetteを聴きながら
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my foolish heart

evans のアルバム waltz for debby の1曲目・・・・・

evansも何度も演奏している曲だけれど、このアルバムでの演奏が一番好き・・・
この演奏の始まりは奇跡のように美しいと私は思う。
ピアノが微かにゆらぐ感じ、ささやくような音色は素敵だ。

evans関係の本の中の彼の言葉
「私は自分の演奏ーそして願わくばトリオの演奏ーに歌ってほしいんだ。私は自分の聴きたいものを演奏したい。変わったことや新しいことをするつもりはない。自分のやることが自然に育っていけば、それでいい。でも、そこには歌っているような素晴らしい感覚が無くてはいけないんだ。」
ーーー一音一音が、正確に計算された重さで演奏された。彼は次の音が出るまで、この音をどれだけ長く存在させておけばよい(鳴り続ける、もしくは歌い続ける)のかがわかっていたのである。---
とあります。

ささやくように歌っている・・・のだ。このピアノは・・・このトリオは・・・。

タモリさん→jazz&bill evans

中学生の終わりか高校生の初めの頃だったと思う。
ラジオなど聞いて好きだったタモリさんが雑誌でbill evansの“waltz for debby”というレコードを紹介していた。
女の人のほっそりした首から上の黒いシルエットが綺麗な薄紫に包まれている・・・
たぶん最初はその薄紫に惹かれたのかもしれない。
少ないお小遣いからレコードを買った。
それまでちゃんと向き合って聴いたことのない音楽だったけれど「こういうのとっても好きだ」と思った。
それがjazzとbill evansとの出会い。