S K O;

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長崎県西海市雪浦にてインド民芸品の販売、木版染め、草木染めをやっています。
http://skoworks.net/

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試行錯誤をはじめて足掛け5年になる、AJRAKH(アジュラク)の木版糊置き染め。今年に入って、やっと自分の制作方法が固まってきました。

 

AJRAKHは色を変えていく部分ごとに版が分かれていて、同じデザインで木版が3〜4種類存在する。

 

 

今までは鉄糊やみょうばん糊を1版押して、染色をする流れだったけれど、やっと糊を2、3版を重ねて布に浸透させて、糊を落として染色するという多重染めができるようになりました。

その分、時間も2倍〜3倍となってしまうわけなんですが...。

今回できあがった更紗たちは、糊置きに約1ヵ月かかっています!!もう自分の子供のように感じるわけなんです。

 

インドで勉強したようにやっても、環境や材料が違えば同じようにはなりません。ただ、この製法に感動したことにはきちんと対峙したいし、伝えたい。今は大枠は沿っているのだけど解釈は違ってもいいといったようなニュアンスでいます。

ここから、さらにオリジナルに進めたら最高だなと思っています。

 

 

インドの木版染めの布は割と模様がくっきりしていますが、SKOのものはちょっと雰囲気が違っています。インドにはない染料も使っています。

たくさんの方の目で見て、手で触っていただき、布を味わっていただきたいです。

 

『ミニ手ぬぐい』としても(実際のサイズが手ぬぐいのハーフサイズになっています)販売していますが、クロスとしてお部屋に飾りたいというお声もたくさんいただいたので、今回滑石のエクリュさんのご協力を得て、ファブリックパネルのワークショップをさせていただくことになりました。

 

 

日程は5月28日(日曜日)11時から16時まででお好きな時間に来ていただいてOKです。

サイズはA4よりひと回り小さいサイズになります。

所要時間は約20分程度で、どなたでもできる簡単な作業です。

詳細は↓をご覧下さい。

 

 

そして、この日はSKOスパイスランチもあります!
カシューナッツのカレーにスパイスをたっぷり使ったお野菜の2品が添えられたプレートにエクリュさんの手づくりパンがつきます。
何食ぐらいになるかは未定。。
ご心配な方はご予約を!

ファブリックパネルおよびランチのご予約はエクリュさん(095-857-8221)またはSKO(090-8227-8431)までお願いいたします。


当日はSKOの商品も並びます。
ぜひ遊びに来てください〜♪

 

気がつけば、約1年ぶりの更新デス。。

SKOの敷地内はすっかり草の雲海状態で、上からSKO園を見ていると、みどり一色です。

トボトボ歩いて園内散策するのも結構楽しいもので、あまり時間がないので、じっくりはつきあえないのですが、今は何と言ってもよもぎ全盛であります。4月はふわふわと柔らかかったものですが、5月に入るとどっしりとした風格が出てきました。

 

ちょいちょいと、若いセイタカアワダチソウやヒメジョオンも顔の覗かせています。この季節はちっこくてかわいい白い花も多いんですよね。柿渋染めを干してるあたりには地味に白い小さな花がいるもので、上から干してしまうのがためらわれてしまいます。

 

この広大なSKO園とのつきあいも6年目で、非常にストレスと感じていた草刈りですが、もう堂々と放棄してしまうことに対する罪悪感もなくなってきました。笑 それでも生活に困らない程度にはやらないといけないんですが。。

 

さて、5月の長与・まなびのギャラリーでの染めワークショップは、いままさに旬の『よもぎ』です。

きれいな緑染めもさることながら、薬効としても最高なよもぎくん。SKO園の逞しく育ったよもぎで何かを染めてみてはいかがでしょうか?

ご自分の古くなったお洋服等(150gまで)もOKです。

 

5月19日(金)〜21日(日)まで午後13時よりスタートです。

まだ予約は入っていないので、いつでもどなたでも参加できます。ご都合の合われる方がいらっしゃればこの機会にぜひ☆

 

 

 

ご予約は☎050-1302-1382/090-8227-8431、

HPからのメッセージ、facebook:https://www.facebook.com/skoworksからもお申し込み可能です。

5月28日にもスペシャルなイベントを企画しています。
またブログに書きます〜〜(ホントかいな?)

ここのところ、めっきり春の陽気です。
最近の気候は急に暑くなったり寒くなったり、極端なことが多くて地球が確実におかしくなってることを感じずにはいられません。不安になります。

世の中は新しいものがどんどん生み出されては、消費できないままに次の新しいものがやってきて..と、いまさら言うことでもないかもしれないけど、とても無駄なエネルギーやら資源を使っているように思います。そして、新しいものをつくるためにさらに新しいエネルギーをつかう。

SKOでもそれは同じことで、新品の布についた糊を落として、ガスを使って色を染めていきます。
やはり生業としてあたらしいお洋服や布も、もちろん生み出していく必要があります。
それは、そんなに悪いことではないのですが、最近とてもなんだか気持ちが進まない時があります。

生産→販売→消費のこのルートにもうひとつ消費のあとに復活とか、再利用なんていうものがないと、→は右のままで、◯になることはありません。
いろんなことが◯になっていこうとしないと、なんかまずい気がします。

そういうことをここのところはぼちぼち考えていて、『お洋服を染め直す』ということが、その循環の役割を果たすことができるかもしれないとも思っています。

いままで着ていなかったお洋服にもう一度命を吹き込んで着るということを今、SKOでは力をいれておこなっていこうと思っています。
「つくるひと」と「つかうひと」にムダがなく幸せで、創造する楽しみを生み出すことも同時にできることになります。
ワークショップのときや、個別に来ていただいて染め直ししていただくこともやっています。
汗やシミなどが完全に消えることができなかったり、ムラになることもあるのですが、それも服の個性として楽しんでいただけるような心持ちでないと、むずかしいこともありますが..。
わたし自身も染め直して着ていく機会を増やすにつれて、その服に愛着が湧いてくることがわかってきました。なかなか楽しいものです。

古着染めには『SKO Re:』というタグをつけていくことにしてこうと思います。
Re:はReturn、Recover、Remakeなど還すとか戻すという意味を込めています。
自分でも古着を仕入れて染めたり、自分の古着を染め直したりと、わたしなりにアレンジして染めて販売することもはじめました。
いずれ、みなさんの古着などを買い取ることもできるようにできたらとも思っています。


もともとは白と青のストライプだったものに、ザクロの黄色を入れました。
黄色のかわいいシャツに。


アロハの地色を渋く緑グレーに。これもザクロからです。
ザクロは黄色だけではありません。


白とピンクの花柄のシャツをピンク地にしました。
アカネのピンクはオトナの女性も着れる嫌みのないきれいな色です。

今月末の20-21日のまなびのギャラリーでの『春のミジタク染め』のときも、ご自分のお洋服を染め直すことができます。どうぞ、お問い合わせください。
20日は余裕があります。

自分がこういう思いになれるのも、ある程度のオトナになったということかと、自分で感心します。もちろんエゴの固まりのわたしもまだまだ健在ですが~(^^