今日ゎ満月。
奇跡的に今夜も素敵な星空。
あまりの月の輝きに周りの星が霞んで見える・・・。
こんな日ゎ運命を感じる出逢ぃがある。
研究室の鍵を返したため、いつもとゎ違う帰路につく。
そこに出逢ぃゎあった。
辺りゎ暗く、前方にゎひときわ明るぃ自販機があった。
彼ゎそこにいた。
私が扉に辿り着く前に彼ゎ扉を開けて校内へ。
彼と私の間にゎ大きな距離があった。
・・・が、彼の足取りゎ遅く
私ゎ容易に追いついてしまった。
彼ゎ次の扉を開け外へと出た。
その時、後ろの私を気遣ってか
扉をずっと押さえてくれたのだ。
私の顔をじっと見つめながら・・・。
私ゎスッピンだったということもあり、
恥ずかしくてチラっとしか彼の顔を見ることゎできなかった。
まして、『ありがとうござぃます』なんて言えるはずもなく
ただペコっとお辞儀をするくらぃしかできなかった。
でも、嬉しかった。
こんな気持ちゎ久々だ。
こんな綺麗な満月の見える日にこんな出逢ぃがあるなんて・・・。
私ゎ運命を感じずにゎいられなかった。
だって・・・
研究室にこんな時間までいたから。
鍵を返したから。
あの道を通って帰ったから。
いろんな偶然が重なってこの出逢ぃゎ成立した。
『偶然は必然である』
これももしかしたら必然だったのかもしれなぃ。
ただ、彼の顔を覚えていなぃということが一番の後悔である。
それでも本当に運命なら、
またどこかで逢えるに違いなぃ。
その時まで―――。