1月末より、レビー小体型認知症の母は
近くの老人保健施設に入所している。
入所までは老々介護してきた癖のある父が
デイやショート利用でちょこちょことトラブルがあり
家族への入所の意思確認を父をすっ飛ばして
キーパーソンではない私に先にしてきたり
私も巻き込まれた感があり嫌な気持ちがあったが
入所してしまえば週に二回、入浴の日の夕方、
仕事を終えて次男をこども園へ迎えに行った後
洗い物を受け取り選択した衣類を置きに行っている。
ちょうどその時間、毎日面会している父もいるので
すこしそこで情報を共有できる。
母は、はっきりしている日が少なく、
うなづいたりすることはあるものの、
意思疎通が難しくなった。
母が、どう感じているのか、
それは認知症の世界でのことなのか
クリアな意識で感じているのか、
なかなか察することは難しい。
毎日面会に行く父も、
耳が遠いので母が時々つぶやく声を聞き取ることが難しい。
母の誕生日には、父とケーキを買いに行き、
母に食べさせに行った。
よく食べてくれた。
先日は、父は聞き取れていなかったのだが、
少し、集団から離れた場所で父と私と母でいたところ、
母は、「こわい」と何度か言った。
そこはフロアの隅で、照明も暗く、
夕方でこれから夜になるその雰囲気がこわかったのか
私や父の知らないところで職員さんや
利用者さんから何かされたのか…
認知症からの妄想やせん妄でそう感じたのか。
わからない。
でも、家に居ても、見切れない。
介護保険証の更新時期が来て
母は、要介護3から要介護5になった。
母は、楽し…くはないだろうけれど
すごく、嫌なこと、なければいいな。
今の母には、自分でそれを避けたり逃げたりすることもできない。
こわいと母が行った日、入浴でバタバタしていたのだろう、
父が私よりも早く母のところへ行ったところ、
母の座るリクライニング式の車椅子の頭のところに
ほかの方のレギンスがポンと置いてあったそう。
うっかり、だとは思うけれど、目が行き届いているのかどうか
父は不安になったようだった。
私が職員だったとしても、やらかしそうな気はする…。
お任せする以上、できるだけおおらかに構えたいところだ。
職員さんたちも、薄給で頑張ってくれている。
どうか、悲しいことが起きていないようにと願うばかりだ。