トラ・ゾウ保護基金というNPO団体の主催でした。上野動物園ともコラボし、園内にもトラの生態についてパネル展示をしている、信頼のおける団体です![]()
「芸術は爆発だ!」という言葉で有名な岡本太郎の彫刻が目をひく場所でした。
シンポジウムの冒頭では、NPO団体「アフリカゾウの涙」による、2分間の動画が再生されました。
この動画の撮影に出てくる印鑑は、全て木製の物ですが。
印鑑の赤い丸が、銃口へと変わり、親子連れのゾウのお母さんゾウが撃ち殺されて牙を取られ、
象牙がアフリカから日本に運ばれる、なんとも悲しい動画でした。
日本では何気なく象牙の印鑑をみんな使っていますが、その象牙が作られた背景をちゃんと知っている人は、どれほどいるのでしょうか…
シンポジウムはまず、人類とゾウの関わりの歴史と、世界の象牙取引の歴史と現状のプレゼンテーションから始まりました。
私たち人類はアフリカを起源として、世界中に拡散されたことは、ある程度の教育をいけていれば誰でも知っていることです。
一方で、ゾウと私たち人類が、実はアフリカで同時期に誕生していたのは、あまり知られていないと思います。
人類がアフリカから世界中に拡散したように、
ゾウもまた特に氷河期に多様に進化し、マンモスなど、世界中に様々な種類のゾウが繁栄しました。
同時期に同じ場所で誕生したゾウと人類ですが、実は象牙を取る文化は古代からあり、ゾウは象牙を取るために必ず殺されていました。
日本でも江戸時代からすでに、根付けや三味線のバチなどの工芸品の制作に、盛んに象牙が使われていたとのことです。
詳しくは、下の東京都産業労働局のホームページにも記載されています。
こうして、古代よりゾウ狩りネットワークが世界中に構築されてました。
ピアノの鍵盤やナイフ・フォークの柄など、現代ではプラスチックに取って代わられた日用品の原料などにも、象牙がよく使われていたのでした。
70年代になると、ゾウ狩りが爆発的に拡大し、それはアフリカのゾウの生息数が10年で119万頭から60万頭に半減する勢いでした。
その頃のゾウ狩りでは、自動小銃でゾウの群れが皆殺しにされ、牙のある子ゾウまでもが牙を抜くために殺され、
牙がなくても、孤児になったゾウは長くは生きられず、群れが全滅する、という理不尽さだったそう…
こうして狩られたゾウたちの牙の最終的な行き先が、日本でした。
こうした状況が危惧された中で、絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約が締結され、
世界のゾウ狩りは一旦は沈静化しました。
ところが、2000年代半ばから急速に経済発展をした中国が、日本を抜く象牙の消費市場となり、
ワシントン条約締結後も、象牙を買う人がいるからゾウの密猟が止まらないのが現状でした。
こうした中で、世界のさまざまな種類のゾウも、
絶滅の恐れが非常に高い、あるいは極度に高いとされるレッドリストに追加されいていきました。
アメリカや中国なども、これを受けて国内の象牙市場を閉鎖し、国内での象牙の販売を原則的に違法とする中、
日本だけが象牙の合法市場が残っているのが現状です。この背景については、後ほど詳しくレポートします。
象牙の需要があるから止まらないゾウの密猟に加え、
近年のアフリカでの人口増加や気候変動もまた、
ゾウの住処を奪い、さらにゾウたちが危機に晒されています![]()
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ゾウが、もしこのまま地球からいなくなってしまったなら、私のような動物好きが悲しむだけではありません。
ゾウの存在によりこれまで維持されてきた生態系のバランスが崩れて、それが最終的には私たち人間の住む環境にも悪影響を与えてくるであろうことは、学校に行き理科や社会の授業を受けた私たちは、ある程度想像できることですが…
ゾウが生態系のバランス維持のために持つ役割については、下のリンクで、ケニアの国立公園で小屋に一人暮らしをしながら27年間ゾウのフンの研究をされている中村千秋さんのインタビューでリアルに語られています。
長くなりすぎてしまうので、このブログでは割愛しますが、
ゾウと地球環境との関係については、読者の皆様も、お時間のある時に、
「ゾウ アンブレラ種」
「ゾウ 生態系エンジニア」
と、是非ググって調べてみてください![]()
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ここで、象牙の需要とそれに伴う密漁が止まらない背景について、
3人のコメンテーターさんから、お話を伺うことができました![]()
大学院生の田中さん(左)は、南アフリカなど現地にも赴かれて、ゾウ狩りの現状に関し研究されています。
- ゾウは社会性の高い動物であり、目の前で親が銃殺されたことがトラウマになっていること
- 南アフリカの現地の人たちからお話を伺ったところ、貧しさゆえに、ゾウが絶滅するかしないかよりも、日本に象牙の需要があるということが現地の人にとって重要になっていて、それがゾウを殺す動機になっている。
- アジアではゾウは長寿の象徴とされたため、長生きしてほしい大切な人へのプレゼントに象牙製品を渡す習慣が昔からあった。
- 象牙は細かい細工ができるので、ヨーロッパでもさまざまな工芸品の材料として象牙のニーズは昔から高かった。
とのことでしたが、長寿の象徴などとして、ゾウを尊敬する文化が、ゾウ殺しに繋がるのは悲しいことと思うとおっしゃり、私も強く共感いたしました。
上野動物園の元園長の土居さんは、ご自身の仕事でもゾウのお世話に携わってきた観点から、
- 象牙取引について、環境保護の意識が薄かった昔は許されたが、今は世界的に許されない流れの中で、日本というひとつの国だけその流れになっていないなら、私たちも「違う」と言うべき。一方で、伝統工芸などで象牙が使われてきた中で、いきなり象牙製品の所持や使用を全面的に禁止にすれば、困る人もいるので、象牙の文化的な側面とのバランスも無視できない。
先ほど田中さんがおっしゃっていたように、日本にいる私たちがゾウ狩りはダメだと思っていても、アフリカにいる現地の人たちがゾウ狩りをダメだと思っていないのであれば、
私たちの方から積極的に「象牙はダメなんだ
」と意思表示をしていく必要がありますが。
象牙の文化的な側面も考慮しながら、その意思表示を如何にしていくかが、ゾウ狩りを止める流れを作っていく中でネックになるよね、と、コメンテーターさんも結論していました。
コメンテーターさん達が象牙の文化的側面のお話をしてくださったところで、プレゼンテーションに戻り、
日本文化と象牙の関わりの歴史について、もう少し掘り下げた話をしました。
日本国内で象牙加工が始まったのは、16世紀からで、茶入れの蓋や櫛などの加工品に使われていました。ただし、その頃の日本はすでに鎖国されていたため、象牙製品は特権階級のみが持っていました。そのため日本でも象牙製品は富の象徴でした。
象牙が日本に入ってくると、着物着用時に帯に付ける根付けにも、それまで鹿のツノが主な材料だったのが、象牙が材料として使われるようになりました。
やがてアメリカから黒船が来ると、アメリカ人が象牙製の根付けに興味を持ち、それからは輸出用に象牙製の根付けが多く作製されたそうです![]()
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こうして日本の伝統文化においても、象牙製品の仕様が定着し、三味線のバチなどにも「良い音が出るから」と、象牙が重宝されるようになりました。
人間が地球で生きていくためにも、動物の絶滅を防止し環境を保護する、という考え方のなかった時代です…
さらに昭和40年代のバブル経済期になると、象牙製のハンコは「幸運をもたらす」というビジネスが仕掛けられ、
象牙製のハンコの通販もブームになり、日本での象牙製品の消費は加速されました。
先述したように、ワシントン条約が締結されてから、日本では表向きは密猟されて違法に輸入された象牙はないとされてきました。
しかし、そういった世間の認識と現状には相違があることが、最近になってわかってきました…
現在日本にある未加工の在庫象牙は、ほとんどは80年代に輸入されたものです。
この在庫象牙に関し、日本政府は、「ワシントン条約締結以降に合法的に輸入されたものである」としてきましたが…
上記はワシントン条約の事務局が持つデータに基づいた、80年代に日本に輸入された象牙の実態を色分けして示すグラフです。
黒:ワシントン条約に加入せずに輸入された象牙の量
赤:ワシントン条約の定める、象牙が密猟行為によるものではないと証明する手続きに従わずに、輸入された象牙の量
緑:ワシントン条約の定める、象牙が密猟行為によるものではないと証明する手続きに従い、輸入された象牙の量
を示しています。
このグラフご覧いただくと…政府が「合法的に輸入されたものである」としている在庫象牙の実態は、半分以上が、グラフ上で黒や赤で示された、密猟行為によるものではないと証明できない象牙であることがお分かりいただけます。
この実態は、最近、NHKニュースでもわかりやすく報道されていました。
↓下記のリンクで、ニュース映像をご覧いただけます。
↑こちらの動画でも、日本では過去10年間でも未だに違法に取引された象牙の流通が続いており、そのうち国外で押収されたものもある、
つまり、
日本政府は「我々は現在は象牙の違法取引に関与していない」と主張しながら、
未だに、80年代に密猟により日本に輸入された在庫象牙が、日本から中国などへ輸出されて続けて、
それが中国などでの象牙の需要を刺激し、ゾウの密猟を現在まで継続させることにつながっている、ということなのです。
↑ワシントン条約事務局による様々な公式データでは、2010年代でも日本の税関が象牙の違法輸出を許し続けていたことが示され、
それでも国際的な象牙市場閉鎖勧告に応じない日本は、国際社会でも非難にさらされています。
一方で、日本社会は、象牙製品が縁起の良いものとしてブームとなっていた70年代とは、現状もだいぶ変わっています。
日本国内でも、象牙製品に売上を依存する業者は減少しているのが現状です。
そんな中で、日本国内で象牙市場をキープするのは、いったい、誰得なのでしょうか?
ということになるでしょう。
ここで、先ほどの3人のコメンテーターの田中さん、土居さん、ヒサさんと、
象牙製品を伝統芸能で扱う立場である、三味線奏者の青木ひとみさん&邦楽の楽器開発者の真田典子さんの対談が行われました。
この対談が、とてもとても考えさせられる内容でした![]()
三味線奏者の青木さんは、江戸時代から三味線奏者の人たちはワシントン条約が締結されるまで、
ゾウが密猟され絶滅の危機にさらされている現状を知らずに、ただ純粋に自分たちの演奏をよくしたいという想いから、
良い素材を求めて良い音を求めて象牙を使用したバチを使っていたことを、お話しされた上で。
今の現役の三味線奏者の人たちが、祖父母の世代から譲り受けた象牙製のバチ、つまり、
「今あるもの」を大切に修復しながら使っていけば、20年30年そのバチは持つから、それまでに象牙製のバチと同じほどに良い音を出せる代替品が開発され、象牙製品を演奏に使ってきた伝統芸能を守りつつ、ゾウを守ることが可能なのではないか、
とお話しされていました。
邦楽学期開発者の真田さんは、
三味線には象牙製のバチでしか出せない音がある中で、
象牙製のバチを使う三味線奏者の人たちも、そのバチが自然死したゾウの象牙から作られたものであると思っているため、
先ほどプレゼンテーションで共有されていたような、日本に今ある在庫象牙も実は大半が密猟されたものである現状が知られていない。
そんな中で、象牙製品を使う人たちとこのシンポジウムにいる私たちのような、内と外のギャップが、象牙市場の閉鎖が進まない原因となっている、
とおっしゃっていました。
↑そんな中、70年代よりもインターネットなどで情報の入手がしやすくなった現在では、三味線奏者の人たちにも脱象牙の意識が広がってきているとのことです。
真田さんによる、象牙製バチの代替品の開発のお話は、下記の中日新聞のオンラインニュースでも取り上げられていますので、ぜひご覧くださいませ。
中日新聞:脱象牙 奏でる新素材 竹の箏爪 神奈川の事業者 開発
青木さんと真田さんのお話を聞き、
コメンテーターの田中さん、土居さん、ヒサさんもこのような現状の中で、
象牙市場閉鎖を目指す人たちvs象牙製品を伝統芸能で使いたい人たち、のような、
「分断」ではなくお互いに歩み寄った「共通理解」により一丸となることが、ゾウ狩りの問題を解決する上で大事なポイントである
とおっしゃっていました![]()
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元上野動物園の園長の土居さんは、
「いきなり象牙製品の使用まで全面的に禁止するのではなくて、象牙製品をこれまで使ってきた文化を守りつつ、象牙製品の代替品を見つけるサポートもしつつ、象牙市場を閉鎖していけたらベストだ」
とおっしゃっていましたし、
ゾウ好きの漫画家のヒサさんも
「ゾウを絶滅から守るために象牙市場を閉鎖したいからって、象牙のバチを使う人たちをいじめることがあってはならない」
とおっしゃっていました。
実は、トラゾウ保護基金のこのような、極力誰かを悪者にしない姿勢も、私がトラゾウ保護基金を環境保護団体として信用できる理由でした![]()
この数年、LGBTの「アライ」を名乗る界隈が、男性の身体に生まれた未手術のトランスジェンダーの人を女子トイレに入れないのは、差別だヘイトだと、反対意見を言う人たちをSNSなどで攻撃することにより、私のようなLGBTの当事者の世間のイメージまで悪くなっていますが。
そのような世間のモラルから逸脱した行動を取らず、現状を冷静に分析し、様々な人の意見に耳を傾けながら、みんなで、どうするば良いか考えようとする、トラゾウ保護基金の姿勢は、すごく共感できるものでした![]()
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ヒサさんはさらに、
「伝統文化を破壊、否定するのではなく、新しい文化を作り出すという意識を持つことで、反発を防ぐのが大事。
文化はある時点で固定されるものではなく、変わっていくものだから。ゾウの絶滅がみんなの意識になかった江戸時代と今の時代とでは違うわけだし、『なんで象牙じゃなきゃいけないの?他にもある、環境に優しいもので良いものを作ろう!』という考えを持つことが大事だけれど。
さりとて、今、全てを否定するわけにいかない。ゾウに負担をかけないようにしつつ、文化への配慮も大事。」
とおっしゃいました。着眼点が大変勉強になる対談でした![]()
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ここで先ほどのコメンテーターの大学院生の田中さんが、ご自身がアンケート調査した、16歳から30歳の若い人々74人の象牙に関する意識について、発表してくださいました。
調査の結果、
- 若い人たちの半分以上が、世界の象牙消費国のうち、日本が最大の象牙市場のある国と知らなかったこと
- 日本国内では象牙の多くがハンコに使われている一方で、若い人たちがハンコを選ぶ上で重要視しているのは主に値段、デザイン、持ち運びのしやすさであり、象牙製であることなどの「素材」を重要視している若い人たちの率は現状低いこと
がわかったとのことでした。
さらに田中さんは、
現在はグローバル化が進んでいる中、ハンコは国際社会において身分証明にならないし、
先ほどのプレゼンテーションにもあったように、国際社会で象牙製品を持っていると悪い印象を持たれやすいので、
若い人たちが今後国際社会で活躍することを考えても、象牙市場を閉鎖するのが合理的ではないかと論じていらっしゃいました。
※ハンコが国際社会で身分証にならない、というのはアメリカで10年住んだ私も感じてます![]()
アメリカでは銀行口座を作るときも運転免許証を作るときも、スタンプは全く使わずに手書きのサインを登録していましたし、
現に日本でもパスポートを作るときは、印鑑ではなく手書きのサインを登録していますからね…
印鑑よりも手書きのサインの方が、なりすましがされにくく身分証に使うのには安全である、という意見に私も強く同意しています![]()
ここでコメンテーターさんたちは、下のように、また考えさせられる議論をしてくださいました![]()
- 田中さんの調査で分かったように、今の若い人たちの中では象牙のハンコが欲しいという意識が低いのが現状。その一方で政府は象牙市場を閉鎖しないという立場をとっているが、消費者がいらないものなら、政府がどんなに売りたいものでも、やがて市場からは消える。だから象牙市場が閉鎖するかしないかは、経産省や外務省だけの問題ではなく、私たち消費者の意識の問題でもある。
- 一方で、象牙製品の売買をどこまで規制するかは、ケースバイケースで柔軟な対応も求められす。例えば、ご両親の遺品に象牙製品があり、捨てるのは忍びないので、どう処分するのか、というケース。想い出の品をぞんざいには扱えない、という心の問題がある。その人がその遺品の象牙製品を売っただけで捕まってしまう、というのも違う。
- かといって、その人が売った象牙製品をブローカーが国境を超えて売ると、また海外で象牙のニーズが生まれる、という難しさがある。ゾウを守るために象牙市場を閉鎖するといっても、法律的な例外を設けることも課題になっていくだろう。
- そもそも、法律で規制する以前に、象牙製品を扱う際に私たち人間が、人間の普段の生活からは見えていないものを知る必要がある。もしゾウが絶滅すれば、生態系のバランスが失われ、生態系のバランスが失われれば地球環境が悪く変わり、人が地球に住めなくなってくると知れば、人間の生活vsゾウの生活という分断ではないという認知ができあがり、私たちみんなが象牙製品を安易に捨てたり売ったりせずに扱いに慎重になれる。
このように、一筋縄ではいかない問題、難しい問題も多々あるのが現状ではありますが。
法規制をしたらしたで、色々な問題も発生してくると思います。そん中でも、象牙目的のゾウ狩りの問題は、私のようなゾウ好き・動物好きに限らない、この地球に住む私たち人類みんなにとって重要な問題なんだ、と認識したうえで、
誰が正しい悪いというのではなく、みんなで一緒に「どうすればいいのか」を考えていくことが大事なんだろうな、
と皆様のお話を伺って思わされました。
さて、ここで、TBSアナウンサーとしてアフリカに取材に行ったことのあル、見城美枝子さんが、
今回のシンポジウムに向け、ご自身がご覧になった、ゾウをめぐるアフリカでの現状をお話くださいました。
見城さんがお仕事でアフリカに行かれた時に、象牙のアクセサリーが売られていて、多くの観光客が象牙のアクセサリーを買い求める光景をご覧になったそうです。
伝統工芸のお土産が売っているような、どこの国でもあるような光景の中、見城さんが聞いたのは、
アフリカにはゾウが死期が近づくと、死場所として集まる場所である「ゾウの墓場」があり、そのゾウの墓場から象牙をもらって、アクセサリーとして命をリサイクルしているんだ、という美談でした。
しかし、ご自身が現地で取材を進めるうちに、「ゾウの墓場」の美談が嘘であり、実際にはゾウたちが無惨に殺されて密輸され、絶滅の危機に晒されているのを知ってショックを受けたそうです。
現地で象牙のアクセサリーのお土産を買っていた観光客しかり、
これまでワシントン条約締結後も象牙製のハンコを「合法的に輸入された自然死したゾウの象牙でできている」と思って購入していた日本の私たちしかり、
残忍なゾウ狩りの現状をみんなが知れば、みんなアクセサリーとして象牙製品を欲しいとは思わないだろう、
と見城さんは仰っていました。
このシンポジウムに行く前に行った美容院に置いてあった雑誌でも、ちょうど象牙製品が特集されていたのを見た私は、見城さんのコメントに、ものすごく共感しました。
婦人画報2025年3月号に、高円宮妃久子様のエッセイが掲載されていたのですが。久子様が、お好きな蘭の花と、江戸時代に象牙で作られた根付けをコラボさせて、一緒に撮影をされたお写真が載っていました。
皆さんに、その現状を知っていただいて、皆さんの意識が変化して、ゾウガリが減り、ゾウを絶滅から守る方向に世界が動くためにも、
私もこのように、今後も全身豹柄でSNS発信をして、頑張りたいと思います![]()
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さて、ここでいよいよ、シンポジウムのクライマックス![]()
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これまでご覧いただいた、象牙市場を開きゾウ狩りの片棒を担ぎ続けている日本の現状を改善し、ゾウを守る為の国会請願の署名の概要がアナウンスされました![]()
この請願の内容は、シンポジウムで配布されたイラスト入りのフライヤーで、大変わかりやすく説明されています。
- 2025年11/241〜12/5に開催されるワシントン条約第20回締約国会議で、日本政府が象牙の国内市場閉鎖の政治宣言をすること
- 通常国会で種の保存法を象牙に関して改正し、一部の加工品を除き象牙製品の売買や広告を禁止すること
- 種の保存法改正後、象牙製品の売買・広告・陳列を基本的には禁止するものの、遺品や文化財指定・登録されている製品は所持を許可し、伝統芸能での象牙製品の利用は代替え品の開発に合わせ、段階的に禁止にしていくこと
こちらは請願署名用紙をスマホで撮影したものですが、
この請願用紙は、写真の下に貼った、トラゾウ保護基金のウェブサイトのリンクにて、ダウンロードが可能です。
こちらのリンクでは、請願署名用紙を完全英訳したものも青文字のEnglsih translation of "Seigansyo" (official petition form)をクリックいただければダウンロード可能ですので、海外の方にも日本での
象牙取引の現状をお知らせして、署名にご協力いただけるのにも、大変便利です![]()
ただし、署名にご協力いただく際には、以下、ご注意ください![]()
- お名前とご住所は、おひとり様ずつ正式なものを表記して下さい。(ご家族であっても住所欄に「同上」や「"」などは使えません
) - スキャンしたPDFファイルやコピーではなく、必ず直にお名前とご住所を書かれた請願署名用紙の原本を郵送にて、5/21必着にてトラゾウ保護基金の事務所宛(〒105-8790東京都港区虎ノ門2-5-4 末広ビル3階)にお送りくださいませ



- 請願署名用紙と一緒に、郵送料がトラゾウ保護基金負担になる料金受取人払郵便封筒をお求めの際には、下記にお問い合わせをいただければ、皆様のご住所にトラゾウ保護基金より封筒と用紙をお届けするそうです
- トラゾウ保護基金Tel: 03-3595-8088
- トラゾウ保護基金Email: hogokikin@jtef.jp
大変長くなりましたが、以上が私がシンポジウムで勉強したことのレポートでした。
大変充実した内容だったので、隅々まで皆様にブログでお伝えしたく、このようにとても長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました![]()
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この記事が皆様にとって、ゾウ狩りの現状を知るきっかけとなれば幸いです![]()
そして是非皆様にも、ゾウを守るための請願署名にご協力いただければ、大変嬉しいです![]()
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Blue Leopard![]()














































