夜の静けさの中に

ぽつんと

電光掲示板が佇んでいる


 


音もないのに

そこだけが

世界から取り残されていて

ピカピカと光っている


 


やけに眩しくて

ちょっと不気味で

誰のことも気にしてない機械


 


目の奥が ずきんと痛んだ

言葉にならない感情が

ひそかに にじみ出す


 


私はその場に立ち尽くす

この無遠慮な光が

私の内側の

言えなかったものを

言い当ててしまいそうで


 


…でも目を逸らせない

なぜか

少しだけ、羨ましかった

この夜に

何かを伝えようとしている、その光が