「子どものお弁当用のウインナー、チーズ。あと、今月お金がもうないから、これまでの立て替え分を支払え」とのメール。
そもそも、今年4月からアップして、生活費と小遣いで65000円を渡している。
もちろん保険料、外食、光熱費、通信費、日用品、生活雑貨、コープなどは全て別。
とりあえず、買って帰らないとキレるので、ジャンプを買い、命令のあったものを買う。
帰るなり「奥の部屋に置いた過去の分はどこ行った?」
「ごめん、もう読んだと思ったから。紐で括ってたでしょ?暫くそのまま置いておいたけど、とくに何もしてなかったから捨てたよ」
「読んでないのに勝手に捨てるな!捨てる前に聞け!話がわかんなくなっただろ」
「いや、でもそれなら意思表示してくれないと。奥の部屋に置いたってことは、いつもどおり『片付けろ』ってことじゃないの」
「夏休みで毎日こどもが家にいて、読めると思うか!」
「いや、毎日寝たふりしてでも携帯いじってるくらいだし、俺がいるときはイヤホンしてずっとYouTubeとか見てるから、読み終わってると思ってた」
「もういい!」
奥の部屋は、書籍やCDなどの雑貨、五月人形、作業机やPC、プリンターなどが置いてある。他の部屋は、足の踏み場もない状態なので、少しでも置けるその部屋にどんどん入れる。少しずつ片付けてまたスペースを作ると、またそこに追加で置く。
「怒られたのはパパだから、悲しまなくていいんだよ」
「あんなに怒るから、捨てなければよかったのに」
「そうだね、ごめんね」
成育上よくないのはわかっているが、宣言する。
「じゃあもう悲しくなるのが我慢できなくなったら、パパは家から出ていくからね」
「ぼくはどうするの」
「ママと一緒にいなよ」
「うーん、じゃあパパと一緒に出ていく」
これが全てを語っているのだろうか。決意する日はそう遠くないのかもしれない。