1月のことになりますが、

多摩美術大学で行われた、公開授業へ行ってきました。

http://www.livingworld.net/140125tamabi/




リビングワールド代表であり、働き方研究家、
そして多摩美でも講師をされている西村佳哲さんのもと、
福岡に住む青い月の中川たくまさんと、
新潟に拠点を置くエフスタイルのおふたりをゲストに迎えての
プレデザインという集中講義の公開授業でした。

http://aoi-tsuki.com/

http://www.fstyle-web.net/



私は数年前から、青い月の中川さんのブログを拝見させていただいていて、
読むたびに、文章と写真に 心が震えたというか、
見るたびに、心が洗われるような居心地のよさを感じていました。

今見ることができるブログの、さらにひとつ前のブログから読ませていただいているのですが、
そのブログのアーカイブが今読めなくなってしまっているのが
とても残念に思っています。


そんな風に数年前から大好きで、ひっそりとブログを読ませていただいていた人が、
福岡からやってきて、東京でお話が聴けるまたとない機会だったので、
本当にこの日を楽しみにしていました。


そしてお話をお聴きすることできて、ほんとうにほんとうによかったです。








多摩美








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「どんな風に自分の仕事を育ててきたか。
 その中で何を大切にしてきたか、何を大切にしているのか。」

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(私のメモ書きより)



青い月
中川たくま


人が見落としているところにこそ、
大切なものがある。

生きていることの喜びを共に味わうために。

困っているけれど、表に出てこないこと。
そこへ足を運びながら、
社会の中でどうしたらいいのか、
社会の中にどう浸透するかをいつも考えている。

向き合うべきところに向き合っている。

ずっと大切にしているのは、
面と向かった相手が笑ってほしい。
杞憂なく歩んでほしい。そう望んでいる。

社会とつながること。
受け継いでゆくもの。ちゃんと町に残していくもの。

どうしたら状況が(良くなるように)変わるかを
いつも考えている。

その人のためのデザインをしたい。
その形になるまでに、長い時間がかかっている。
その人のことを考えて、デザインも一緒に考えていく。
寄り添い続けること。

敷居を作らない。
もともと敷居なんてなかったんじゃないか。

迎合でもなく、押しつけでもない。
そのラインを考えている。とても難しいけれど。

僕は一緒に考えたい。
僕は一緒に悩みたい。

人知れず人の役に立ちたい。

子どものころ愛したものを、
今もずっと愛している。


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